誰だってルールは増やしたくない

先週、webパートナー事業部の全体会議の中で、

新たな報告ルールを増やすかどうかが議論されたようだ。

内容は、週次の定例報告の内容をより細かく、

項目を増やして報告するかどうか。

きっかけはメンバーからの報告の質にばらつきがあり、

全体を統括するマネージャーが各セクションのマネージャーに状況を聞いても、

把握されていないこと多かったこと。

事業を作り上げていく過程で、

こういった議論、判断は頻繁に起こる。

事業のフェーズが変わる度に、起こる。

こんな時いつも口に出す言葉がある。

「文化は性善説で、仕組みは性悪説で作ろう」

と。

どんなマネージャーであれ、

闇雲にルールを増やしたい人なんていないと思う。

ルールでがんじがらめにして、

余計な業務を増やしたいなんて思っていない。

しかしながら、

日々事業を進めていくと、

極小数の、時には1人のミスや質の低い行動で、

管理の範囲やレベルを上げなくてはいけない状況に直面する。

ここが難しい。

お客様からフィーを頂いてビジネスをしている以上、

提供価値は担保、平準化されるべきで、

そこから上げ続けなければ、事業体として生き残れない。

そうなってくると“属人の排除”は免れ得ず、

一定のルールを引いていくことからは逃れられない。

でも、ルールは増やしたくない。

このせめぎ合いだ。

こんな時、企業の強さを決めるポイントはどこか。

それは、

『(組織の構成上)役職のないメンバーが』

何故ルールが存在するのか、

また、ルールはある方がいいのか無い方がいいのかについて、

本質的に理解できているかどうかだと思う。

ポイントはメンバークラス。

若いメンバーの理解、意識レベルだ。

全てのルールには、

それを作らざるを得なくなったきっかけ、原因がある。

ここを理解させ、

その原因さえなければ、

ルールは不要であることを理解させることだと思う。


管理の理想は、「管理しなくていいこと」

管理しなくてもノーミスで、付加価値が上がり続けること。

若いメンバーも定期的に入ってくる。

仕組み化に成功した大企業からの転職者も多い。

そんなメンバーと、

“一つのルールが増えること”についても、

本質的に考え続けられる組織を創りあげたい。

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エナジーレベルは上げ続けなければ置いていかれるしかない。

相変わらず本質つきまくりの南場さんの記事から感じたことから。

「永遠のスタートアップ起業家であり続けたい」DeNA創業者・南場智子氏がSlush Asiaで講演

【一部抜粋】

人を雇うには時間がかかることを覚悟してください。

人の質が重要だと言いましたが、それはスキルだけの話をしているのではありません。

その人のエナジーレベル、コミットメント、そして恐らく最も重要なポイントは、

その人と信頼関係を築くことができるかどうかです

ここに出てくる「エナジーレベル」という表現、

非常に共感する。

何かと向き合う時にどれほどの真剣さ、執着心、執念で取り組むか、

進捗が芳しくなかったりプランがずれた時に、

どれくらいのエネルギーでコミットするか、

ここのレベル感が合わないと、

ビジネスパートナーとして長くやっていくことは難しいと思う。

そもそもの覇気、オーラのようなものも重要。
何でそんなに元気なんですか?とか言われる人とも、

長くは近くで仕事はできないと思う。

解き放っているパワーが違いすぎて、必要以上に疲れさせてしまう。

またここに出てくる信頼関係とは、

当然ながら仲良くニコニコ出来るかどうかではなく、

結果を出すために、

パートナーとして自分がドラフト指名するかどうか。

そう思われ続けれなければならないわけだから、

ビジネスで結果を出し続けることは本当にエナジーが要る。

前も何かの時に記した気がするけれど、

経営者のエネルギーレベルは、
事業が順調であれば年々上がっていく。

シンプルに「自信」(と資金)を手にするから当然である。

その上がったエナジーレベルで中途採用、新卒採用をする。

つまり、同一人物でありながら、

どんどんと採用力(人を口説く力、惹きつける魅力)が上がっているから、
後から後からどんどん相対的に優秀な人材が入ってくる確率が上がる。

(その組織自体の魅力が増していることも要因)

孫さんが上がりに上がった今のエナジーレベルで

GoogleのNo.2だったニケシュ氏を口説けてしまったことは好例だと思う。

その経営者と後から入った人材とは近しいエナジーレベルでやり取りするけれど、

進化を遂げられない人材は、

冷たい言い方をすれば置いて行かれることになる。

(まぁ、エナジーレベルを上げ続けていたとしても、

誰だって、ある日突然「君のライバルは元GoogleのNo.2のニケシュ君だよ。頑張って彼に勝ってね」って突きつけられたら辛いわけだけどショック!

本気で後継者を目指していたソフトバンク幹部の方々やソフトバンクアカデミアの方々の心中をお察しします。)

自分自身、もっともっと、

もっともっともっともっと、エナジーレベルを上げていかなければならない。

そして、

もっともっと優秀な人材をヴァンテージやエンターズに引っ張らなければならない。

今月加入してくれた新メンバーは、

従業員2400名の有名な企業で、

新卒入社3年目と4年目で「全社No.1」を獲得した人物。

転職市場ではなかなか出逢えず、スカウト会社を通じて出逢った猛者。

前職では「俺はいずれ社長になる」と公言し、

同僚も先輩も「きっとそうなる」と目されていた男である。

自分でもよく口説けたと思う。

ただ、この「口説けた」という事実はまた自分自身に自信を与え、

「もっと優秀な人材を惹きつけたい、惹きつけられるんだ!口説きたい!」

と思わせてくれている。

「優秀な人材を口説き続けること」

これこそが自分自身の大きな使命の一つ。

みんなへ、

まだまだいくで!!

もっともっと魅力的な人材を口説きまくるよ!

そして、エナジーレベルをもっともっと上げていこう!

追記:エージェントの皆様、

最も優秀な方のご紹介を引き続きご紹介を宜しくお願いします!!

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先人に学ぶ~エステー鈴木喬会長の講演記事を読んで~

もうとってもおもしろくて、勉強になったので、ブログでも。

Globis 知見録

エステー会長 鈴木喬氏 「社長の仕事—危機の時代のリーダーシップ」

やはり稀代の経営者は信念や哲学、マーケティングセンスとユーモアを兼ね備えているなぁにひひ

もう一発で大ファンになった。

[以下、本文より引用させて頂きます]

僕のところの商売は、まぁ、年がら年中危機ですな。政府なんか何も助けてくれない。アベノミクスなんか関係ない。だから打たれ強いというか、打たれ弱いやつは皆、いなくなっちゃったんですね(笑)。どうってことないです。多少のことが起ころうと命までは取られない。そんな感じでございます。

「ドライペット」。つくった当初は「空気から水をとってどうすんだ」と言われて、出荷よりも返品のほうが多かった。ぜんぜん売れなかったんです。でも今では水が貯まっていくのが確認できるから嬉しいと言われる。世の中、不思議なもんですな。

まぁ、なんでも言ってみるもんですな。皆さん、下のやつがなんと言ったって、社長はとにかく無理難題を言わないと駄目だ。無理難題を言わない社長というのはたいしたことがない。

63にしてやっと社長になって、そこから「全社員がらがらぽんだ。皆殺しだ」なんて言っていました。そんなことを言う人間だから、昔から皆に「あの野郎だけは社長にするな」と言われていたんです。

そもそも会社というのは何をするものなのか。「売上、利益、マーケットシェア、そして株価も高めて」って…、それだけではやってられませんわ。ちゃんちゃら可笑しい。まずは「固定客の創造と維持・拡大」ですよ。一見さんだけを相手に商売をいくら廻しても、そんなの回転ビジネスみたいなものです。かったるくてやってられない。

それよりも、まずは新製品を出して一見さんを虜にする。そうするとその人が「これがいいわ」と宣伝してくれます。

皆に反対されたり、世間様に「絶対に出来ない」と言われるようなことがあれば、それを絶対にやってみせる。役員会で全員に反対されたりすると、もう嬉しくなって進めるんです。逆に全員賛成なら止める。

どこにでも行って、土下座も厭いません。皆さん、これから独立して何かをやろうと思ったら、営業力がないと駄目。営業力のない社長なんて大抵ゴミみたいに弾かれちゃうね

社員にも「社長、今朝言ったことと3時間後に言ったことが違います」と言われるから、「そりゃそうだ。お前、俺に騙されるようだったら、世間に出たら全員から騙される。そんなじゃ、やっていけんぞ」と言うんですよ。

社員に無理難題を言う訳です。

「脱臭炭」のときも、「いいか、2年後に発売するぞ」と言いました。「炭で一番良いのはなんだ?」と聞いたら「紀州の備長炭です」と言うから、「ならそれをつくれ」と。ただ、「それだけなら誰にでも出来る。使っていくうちにだんだん気化して、最後は炭の形となるようにするんだ。最後に落ちて、“カランコロン”と備長炭の音がするようにしろ」と。無理難題ですが、こっちは知ったことじゃないからね(会場笑)。「2年経って出来ていなかったら君は要らないよ」と言ったら死に物狂いでつくっていました。

それで2年後に出来るんですな。よく考えずにものを言うことが大事です(会場笑)。

トップが考えていたら情が移って実行出来ません。社長は世間様の期待を一身に背負って、会社に戻ったら無理難題を押し付け、そして解決をしていく。こういうことをやらなきゃ駄目です。それが出来ないなら辞めたら良い。

たとえば「消臭力」。「力があるような姿形にするんだ。ごっついやつをつくれ」ってね。「よく効くやつをつくるんだよ」と。だから「(消臭効力は当社比で)200%」と書いてある(会場笑)。とにかくそういう風に言うんです。中身は誰かが考えますから。

「社長とは何か」、「社長業とは何か」。社長業とは、要するに火消しの棟梁みたいなものです。「火事はどこだい、牛込だい」って言って、半鐘鳴らしてすっ飛んで来るでしょ?そして最終防御ラインの屋根に昇って纏(まとい)を持つ。纏で火を払う訳です。となると、その人に先見力がないと火にまかれて死んじゃう。社長も同じで、先見力を持っていないと駄目。それで火消し人足の連中が龍吐水をかける訳ですよ。ただ、昔の龍吐水なんてちょろこいからね。人足連中が「面白くねえから手抜きして棟梁蒸し焼きにしてやるか」なんて考えるようになったらたまったもんじゃない。だからリーダーシップも必要です。「オヤジのためなら火の中・水の中」と言わせる人身掌握力がいる。

度胸が必要ですな。そもそも「止める」「切る」「撤退する」というような、嫌なことを決断するのが社長の商売ですよ。良いことは誰にでも出来る。そこを勘違いする人が多いね。

先日、ある会社社長に聞いたら、「支店長たちと毎晩一緒に、朝まで酒を飲んでる」と言うんですね。だから「そりゃ駄目だ」と。「そういうことをやるから次の日によたるんだ。朝会った部下に“お前気に入らねえから、今日からお家帰って寝ててくれ”ぐらいのことが言えなきゃ社長じゃないぜ」と僕は言いました。

じゃあ、そういうことを言えるようにするにはどうするか。遠交近攻です。私は新入社員を含む下の連中と付き合うんですよ。どこかのセクションに行けば、昼飯は必ず彼らと食べる。それで上の連中は皆「油断も隙もならねえ」と思って警戒します。そのぐらいビクビクさせると良いね。

震災直後は社員も皆、「社長、どうしましょう」という状態だった。こんなときはハッタリをかまさなきゃ。危機の時代のリーダーシップはハッタリでいくんです。

それで「こういうことはいくらでもあるんだ」と言いました。よく考えたら僕は10歳から働いているんだよね。戦争で家が焼け、家で営んでいた雑貨屋も無くなった。でも親父が生命力のある人で、焼け跡から1~2畳ぶんの掘っ立て小屋をつくった。で、一番下の弟だった僕も親父を手伝って戸板で露天商をやっていたんです。ポマードや石鹸やチリ紙を焼け野原で10歳から売っていました。こんなことをいうと怒られちゃうけれども、「あのときを思えばたいしたことない」と。あのときは日本中が焼けて三百数十万亡くなったのに、それでも日本は再建したんだから。

震災直後はそんな風にぶちかました。「駄目ならまた潰してゼロからやればいいんだ。皆はそのあいだ、どこかに務めてくれ。また呼ぶから」って。社員からすればたまったもんじゃないね。「え!?」っていう感じだったけれども、だいたいなんとかなるもんだ。なんとかするんだよ。

だけど、世の中は上手くしたもので、大抵は上手くいく。思い切り飛ばしてりゃ本当に上手くいくんだ。上手くしてみせるんだ。

NHKの特番で彼が社長を脅かしているのを見て、「あいつをとろう」と思いました。ただ、彼のことを調べてみると、もうどこかの外資に決まっていた。それで彼を一度蕎麦屋に呼び出したんです。何故蕎麦屋かというと、アテっていうか、オードブル一番少ないんだよ(会場笑)。で、そこで死ぬほど酒を飲ました。それで私も次の日死ぬかと思ったけど(会場笑)。

とにかく、「こいつをちょろまかしてやれ」と思ってね。「いいかお前、外資へ行ったら君の給料は2倍になるけど鈴木喬がいない。エステーに来たら鈴木喬はいるが給料は半分になる。どっちをとるのか」って。「もちろんエステーに行きます」ってことで(会場笑)

エステーのルールはサッカーと同じなんですよ。イエローカード2枚で退場。

「それならつくっちゃえ」と。全員に反対されましたが、私は昔から趣味で色々なものをつくっていたんです。見様見真似で鉱石ラジオから真空管ラジオから、なんでもつくっていました。ポマードも石鹸も全部、自分で作った。だからエレクトロニクス担当者を集めて、「そんなもの出来っこない」と皆が言っていましたが、「観念しろ!つくれ」ってね。

だから心意気というのはなかなか金にならないね。私は調子が良過ぎてどうも算盤玉を忘れてしまうけれども、「まあ、しょうがねえなあ」と。ただ、おかげさまで全体の売上は9%伸びました。工場がないから利益は吹っ飛んだけどね。どうやって売ったのか自分たちでもよく分からない。私は社員に「石でも木でも売れ」といつも言っているんだけど、皆、本当に石でも木でも売っちゃったんじゃないかと思って心配になる(会場笑)。

とにかく今は「空気をかえよう」ということで途方もないことをやっています。本当にマンガみたいなことをやっている。ただ、すぐ算盤玉が合わなくなるんですね。どうも、上手く行かないね。だけどしょうがない。企業は騒いでいないと、なにかこう、駄目になっちゃう。だから皆さんみたいに志を持ってやっています。

皆、俺んとこ来ない?給料は半値だけど(会場笑)。

とにかくそういうことで、日本の社会の空気まで変えたいというのが我々の志です。「淀んだ空気を全部変えてやる」ってね。まあ、今日のお話は“ほら吹き喬”のほら話ですから、皆、このあと、ちょっとは私のことを叩いてよ?以上!

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なんだろう、この爽快感。

表現できないエネルギーを頂ける感じは。

ゼロから事業をやっているんだから、

これくらい信念を持ってチャレンジしなきゃ。

近い未来必ずお会いする。

まだお会いしたこと無いけれど、

鈴木会長、(この記事を上げてくださったGLOBISの方々)、ありがとうございます!

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22時間議論、24個のアクションプランを決定~経営なんて結局、小さな意思決定と実行の積み重ね~

さぁ5月。

久々の6時台出社。

アドレナリン出まくり。

夏が近い。やばい。好き。

火曜日の夜に移動し、祝日を絡めた丸24時間、

抜擢リーダー4名を含めた13名と、合宿を張った。

毎度テーマに悩むけれど、

つまるところ

ビジョンの確認と組織の課題抽出、

その優先度付けとアクションプランの策定


これに尽きる。



4名程度のグループに分かれ、


「一人ひとりが、我々の存在意義である『組織を“エナジー”する』状態を、

どのような状態と捉えているか」


に始まり、


「存在意義と、クォーターの目標、今期来期の目標はつながって見えているか」


「存在意義達成のための課題抽出と共有」


「課題の優先度付け」


「各アクションプランの策定」


と議論を詰めていく。


誰しもが経験があるように、

意外なメンバーの意外な視点、意外な意識が嬉しく、

マネージャー陣への信頼が増していく。


誰一人手を抜くこと無く、

深夜深い時間に成るまで真剣に意見を出し合う。

慌ただしく走り回る日常に比べたら、

本当に貴重な時間だ。

出された課題は数十個に上り、

どれも大切なことばかり。

本当にまだまだ全然未熟だ。

[2日目]

最終的にひねり出したアクションプランは『24個』

せっかくなので今回決めた内の幾つかを書いてみる。

・パートナーDiv.組織形態変更

・ベストチーム/ベストsec/ベストセールス表彰制度開始

・QベストBO賞策定

・マネージャーに対する360%評価の実施

・ベスト片鱗メンバーを月イチディナーに呼ぶルールを制度化

・朝丸にて「マネージャーからの話」コンテンツ追加

・TB給のネーミング改定

・降格のネーミング改定

・オペレーションsecのネーミング改定

・「事業モデル持ちこみ採用」の開始

・「いきなり社長面談」地方都市開催

・チームリーダー&メンバーの10分間面談ルール化

・過去のベストエナジストの写真撮影/飾る

・ベストエナジストのご家族へ写真とご報告

ざっとこんなところ。

タスクレベルの小さなものもあるけれど、

この24個分、確実にヴァンテージグループは進化を遂げる。

経営と言うととかく大げさに捉えられがちだけれども、

結局のところ小さな意思決定の積み重ねだと思う。

ウルトラCなんてまず存在しない。

理想とする状態をどれだけビビットに想像し、

具体的に実行し、そこにぐいっぐいっと寄せていくイメージだと思っている。

今回決めたことの中には、

手当てのネーミングの見直しなんてものもある。

ただ、こういったことも侮ってはいけない。

朝礼で誰が何について何分話すか、

トイレにどんな張り紙をするか、

お客様や業者さんをどういう表現でお呼びするか、

誰が何をすれば幾らの報酬がもらえるか、

何をしたら褒められるか、指導されるか、、、、

世の中に高い価値を提供できている先輩企業は、

こういった細かなことに手を抜いていない、サボっていない印象がある。

まだ未熟な我々が、この部分でかく汗の量と執念で負けてはいけない。

改めて、さぁ5月。

ゴールデンウィークと社員旅行がある魔の5月(笑)

徹底して実行していこう。

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内容が素晴らしすぎて全然読み終えられない1冊の本

もう何回トライしただろう。

今日もカフェ・ド・クリエで読み始め、

数行読んでは線を引き、1.2ページ読んではメモを取り、

「今のウチだったら…」

「例えはあの件に当てはめたら…」

と思案する。

その内にあれやこれやと思いつき、

関係部署のマネージャーやマネージャー全体で共有しているLINEグループに、

「どうかな?」とか迷惑な投稿をかましてみる。

そんなことを繰り返している内に脳みそがぽっぽぽっぽしてきて、

ヘトヘトになって本を閉じる。

そんなことを繰り返している一冊の本がある。

発売されてもう何ヶ月経ったのだろうか。

多くの経営者が手に取り、

本屋さんの売り方を見てもかなりの方々が購入されたと思う。

そう、それです。

How Google Works

「はいはい、それね」という声が聞こえて来そうだけれど、

自分にとっては、

バイブルにしている

ウィニング~勝利の経営~

に迫るか、

読み終えた頃には抜いているかもしれないくらいのビビビッと感。

いち早く読み終えて、

いち早く学べることは学んでGoogleを超える組織を創る糧にしたいのに、

牛歩戦術のような遅さ。。

あぁ、もっともっと賢くなりたい。

良書に出逢う度に思う。

「結局は実行力」

だと。

世界中で何万という経営者、マネージャーがこれらの本を手にとって読んでいる。

言ってしまえば本質は大体同じことを言っている(笑)

ただ、GEやGoogleのような本物の組織はまず生まれてこない。

投資原資を生み出す安定的なプロダクトやサービスがある会社であっても、

ここまで突出して進化を続け、組織のロールモデルであり続けている企業は聞いたことがない。

つまるところ『実行力』

火曜日からは一泊で責任者合宿もある。

こんなんじゃ、全然ダメだ。

気がつけば4月ももう最終週。

ゴールデンウィークが終われば全メンバーで勝ち取った2度目のハワイ旅行。

日曜日の今日も面接をした。

今週も10名以上の面接が入っている。

5月には2名、6月にも2名の新戦力が加入してくれる。

産休明けのメンバーも復帰する。

組織創りと採用にどんどん投資する。

楽しみは自分たちの手でたぐり寄せる。

スマートクリエイティブ、ラーニングアニマル、ストリートスマート、、、

世界中の猛者が集い、不可能を次々と可能にする、

あっと驚くような最高の組織を創り上げるんだ。

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先見性とか発想力と『心の余裕』の関係

4月が近い。

花粉症だけど、1年の中で最も好きなシーズン。

最近は主要な数値が軒並み過去最高を更新し、

3月にまた新たに2名(38人をマネジメンしていた人材と、250名中2位の猛者)が加入し、

4月に迎える新卒の加入も近づき、

オフィスにはグルーヴ感が蔓延している。

2名の退職者が出てしまったけれど、

ビジョン、目標を達成するために、力強く前進したい。

現場を取り仕切るマネージャー陣、

このメンバーが確実に力をつけてきて、

自分の“余裕”を創りだしてくれている。

これには本当に感謝している。

余裕が生まれるととにかく、

『未来を想像し、先読みすることができる』

『(インプットも増え)新しいアイディアも湧く』

『視点、視座、欲のレベルが上がる』

といいことづくめ。

昔からよく偉そうに、

「タスクがたくさんあっても視点は関係ないでしょー。視点をあげなよ。」とか、

「忙しくても移動中とか寝る前とか発想湧くでしょ。それを書き留めなよ。」とか言ってきたけど、

やっぱり、、、

「余裕が無いと視点も下がるし、先見力も落ちるばいちゃん

なぁと実感。

ということで最近は、

来期に今期の2倍の売上25億に到達させるための作戦立案

 →現在進めている新サービスの成長加速

 →新メンバーの採用、スカウト、新卒採用

 →未来のマネージャーの育成

 →更に組織を強くし、個のまだ見ぬ能力を引き出す仕掛け

 →更に新たなサービスの考案

に多くの時間を割いている。

明らかに成長角度、スピードが上がった第7期の上半期。

このスピードを半年、1年、2年と続けていけば、

近いマーケットで戦っている企業さん達と比べても早い段階でもう一段、二段上のグループにお邪魔させて頂くことになる。

まだご期待にお応えしきれていないお客様もたくさんいる。

しかしながら絶対に逃げずに向き合う。

そんな変化には痛みが付きものだけれども、

大切にする価値観を伝えながら、

今のマネージャー陣、それを脅かす新たなメンバー、組織全体の結束力を持ってして、

しっかりと乗り越えたい。

かかってこい、成長痛!

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新卒セミナーでパワポをプレゼンするのをやめることにした話

時間ができたのでいよいよ本格的に始まった新卒採用活動についてちょこっと。

創業3ヶ月目から始めた新卒採用も、今年で早くも“7期生”の採用。

前職含めて12年間新卒採用を続けているけど、

今年は本当に学生さんの動きも全体の流れも読めない。。

どうなるんだろう。。

リクナビのエントリーはまずまず順調な感じ。

そんな中で、今年はセミナーのやり方を思いっきり変えてみることにした。

一番のポイントは、プレゼンをやめることにしたこと。

例年、代表である自分自ら新卒セミナーは行っていて、

多い年はイベント含めて50回近く説明をしていた。

無名なベンチャー企業の実態を少しでも理解して頂くために、

自分の言葉で話すことやオフィスの中で全てを見せながら話すこと、

そして、

何十枚にもわたって、あらゆる情報を盛り込んだプレゼン資料を、

文字通り“必死”に話してきた。

結果的に素晴らしい出逢いもたくさんあったけど、

振り返ればかなり一方通行な退屈なものだったとも思う。

「徹底した対話を」と思ってやってきたものの、

昨年で言えば900名もの就職活動生の皆さんにお集まり頂き、

採用させて頂いたのはわずか5名。

今日も話したけれど、

895人の学生さんとのコミュニケーションは、

未来ほとんど残らない。。

色々な理由はあれど、

結果だけを見れば採用目標人数も下回った。

そんな総括を経て、

今年は思い切って長ったらしいプレゼンをやめて、

徹底して話し合うことにしてみる。

ご応募頂いた学生さんには、

事前に学生さん用に編集した資料をお読み頂き、

僕やメンバー相手に好き放題質問して頂く。

時間は1時間1本勝負。

目指している企業像、創業の経緯、文化や制度、

働く時間から女性の活躍状況でも、なんでもいい。

全ての質問に対して、

僕自身はもちろん、

すぐ近くで仕事をしている社員もどんどん呼んで、

ありのままをお答えしていく。

質問もこれまでのやり方のように数名だけとかではなく、

途切れること無く手が上がっていい感じ。

そんな『ライブのような新卒セミナー』が、

順調に滑りだした。

7期生こそは我々の果てしなく高いビジョンを共に描いてくれる猛者を、

最低でも15名は仲間にしたい。

とは言いながらも例年通り人数は目標にしない。

小さな組織なんて1人の影響で大きく変えられる。

そんな強烈なリーダーシップを持った仲間を、

一人ひとり全力で誘い、口説き、夢を語っていくだけ。

まだまだこれからなヴァンテージマネジメントとエンターズ、

我々はいずれ必ず世界を“エナジー”する企業グループになります。

興味を持って頂ける方はドシドシご応募下さい。

ヴァンテージマネジメント採用サイト

【リクナビ2016】ヴァンテージマネジメント株式会社

【リクナビ2016】株式会社エンターズ

※中途採用も絶賛大募集中です!

素晴らしい出逢いがありますように!!

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「意志」は「実行」で示せ!

「12月末までにスマホアプリの開発チームを社内に組成して欲しい」

コードが書けてタイの路上で相撲がとれるハイブリッドエンジニアTにこう伝えて始まった2015年、

2ヶ月が経ったタイミングで、Tに呼び出された。

「紘太さん、色々な場に顔を出して話を続けていますが、

やはりエンジニアの『評価制度』がないので条件面や環境面の説明をするのに苦慮します」

内容は、「エンジニアの評価制度を創っていいか」であった。

答えはもちろん「イエス」であり、「よろしく頼むよ」だったわけだけど、

その時に思ったことは、

「エンジニアの採用をしたいとか言いながら、評価制度の一つも作っていない、

作ろうとしてない時点で、優秀なエンジニアが引き寄せられることは無いよな」という反省だった。

もちろん、超トップ層は、

そういった環境面以上に、

成し遂げたい状態に対する共感やその意志に対する共感が多くの割合を占めることが多いけれど、

建設的な意味でのミドル層はある程度そういった部分も示していく必要があると思っている。

普段から偉そうに、

「やります!頑張ります!に興味はないよ。実行してよ。」

と言っているにも関わらず、

エンジニアの採用に関してはその“実行”ができないでいた。

その意味でTからの提案は本当にありがたく、

大いに反省をさせてもらった。

T、ありがとう!

以前にも違うエントリーで書いた気がするけれど、

経営は、つくづく『実行力』だと思う。

「あれがしたい、これがしたい」と経営者やマネージャーがワーワー叫んでも、

大体のことは実行されない。

特に、多くのメンバーが少ないリソースを奪い合いマルチで進んでいる組織であれば尚の事。

本当にそれらの実現に対する“意志”があるのであれば、

「実行される仕組みを創る」という“実行”をもってして証明しなければならない。

エンジニアの評価制度の設計一つとっても、

ネットを5分10分検索すれば、他社の事例がいくつでも見つけることが出来る。

情報の拡散スピードの爆速化によりアイディアの価値がどんどん下がっている中で、

知識がある上で勝負は行われる。

如何に組織が目指す方向に力学が働くようにカスタマイズするか、

理想から逆算された制度設計を施し、メッセージが乗った上質な制度に仕上げるか。

そこの実行力の差が、勝負どころになる。

改めて、

どこよりも圧倒的なスピードと質で“実行”できる組織を目指す!ことをメンバーに伝えたい。

でなければ、

生きている内に世界を“エナジー”することなんで、出来ない。

反省反省。

さぁ、更に集中していこう。

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プライドを超えた先にある進化

先週、嬉しい事があった。

前職から共に戦ってきた戦友Aが、ビジネスマンとして、人として、

「プライドを超える」というバージョンアップを遂げた。

かつて自分も起業直後に、

「広告代理事業はやらない。オリジナルのサービス、商品を売るんだ」というプライドを乗り越えられず、

メンバーには大変な思いをさせてしまった。

孫さんの有名なこの記事

退却できない奴はケチだと思え -ソフトバンク社長 孫 正義氏

とは主旨が少しずれるけれど、、

ある種の自己否定をできる人間は本当に強いと思う。

中途半端な意地を捨て、

その先にある進化を素直に欲する事ができる人は、

本当に強い。

確実に成長してくるから、能力に天井がない。

木曜日のマネージャー月一ディナーはそんな話題が中心となった。

「成果を出す人、トップに立つ人は本当に素直な人が多い」


「誇りは高いけれど、自分が壁にぶつかった時は安っぽいプライドなんか捨てて、すぐに意見やスタンスを変えることがある」


「一流は自分を一流と思っていないから、いいと思ったことを受け入れるスピードが早い」


「とにかく一度バカになってみたらいいんじゃないか」


「勝ち馬に乗った方が、絶対に楽しい!」

そんな意見が飛び交い、

戦友Aは、文字通り『脱皮』してみせた。

かなりのストレスがあったと思うし、

この意思決定がAの未来を保証するわけではないけれど、

今はまず、この進化を賞賛したいと思う。

結果的に変則的に幕を開けた第7期最終クォーターは、

わずか4日で体制の変更を行うことに。

小さい組織にありがちな、

「コロコロ体勢変える≒ベンチャーなんだから正しい」論に陥らぬよう、

多少の混乱を招いたことを反省し、

メンバーからの信頼回復に努めたい。

他方、

きっとこれは組織全体にとっても良い意志決定であり、

我々の成長、すなわちお客様への提供価値の拡大に繋がるものだと信じることができるので、

堂々とスピーディーにチェンジする。

Aよ、よく乗り越えた!

ここからだね!

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なぜ「他社の選考を受けてから判断したい」はNGなのか。

先日、2016年度入社の第一号内定者承諾者を出すことができた。

いつもそうだけれど、まだ何も成し遂げていないノーブランドのヴァンテージを選んでもらえることはほんとうに嬉しい。

そんなS君とのやり取りでこんなことがあった。

僕:「内定を出す意志はある。ただし、僕達が内定を出すときは承諾してもらう時だ。お互いの共鳴度がピークに達するまで対話を続けたい。どうだろう?」

S君:「ヴァンテージさんが一番志望度が高いです。8割位は意志は固まっています。ただ、他社の選考も受けてから判断したいので、今ここでと言われると、、、」

新卒採用、中途採用に関わらずよくあるシーンだ。

無名な我々である。本当にあるあるだ。

いつもならそこまでは話さないのだけど、

今回のS君の目つき、地頭のよさを勘案して、今回は“要求”してみることにした。

僕:「他社の選考も当然受けてきていいよ。ただし、それが『なぜそう思うのか』と『その考えがどういう意味を持つか』しっかり考えて欲しい。

S君:「は、はい、、、」

僕:「『他社を見てから決めたい』と言ったS君の評価は、今、下がったよ。どういう意味かわかる?」

S君:「え、、、」

僕:「他社を見てから決めたいという人のホンネはどういうことかな?」

S君:「ここよりもいい会社があるかも知れないと期待している、ということでしょうか」

僕:「そう。つまり、相対的にその時の自分にとっていい会社を探してるんだよね。これはつまり、与えてもらうことしか考えてない人の発想なんだ。じゃあ、その会社に入ってみたら思ってたのと違ったり、5年後、10年後に会社に求める条件が変わったりしたら、どうする?」

S君:「…」

僕:「そういう人は転職する。何故ならば、会社、環境は選ぶものだと思っているから。そうじゃないんだよ。会社や環境は創るものなんだ。クリエーションするものなんだ。」

S君:「は、はい。。」

僕:「そこがズレてる。思考の出発点が違う必要以上に他社を見てから決めたいという人は与えてもらう人の発想なんだ。だから評価が下がったと言ったんだよ。

僕たちは今、まだ未完成のこのヴァンテージという組織を一緒に創ってくれる仲間を探している。タダ乗りするのではなく、創る側に回る意志がある同士を探している。

どんな組織だって自分にフィットしなくなる時がある。今のS君にとって想定的にマシな組織を探すことが就職活動じゃない。なぜならその結果選ばれた組織が5年も10年後もS君にとってマシな組織かどうかの保証なんてないからね。もしかしたら1年目からその希望は脆くも崩れ去るかもしれない。

そんな時に転職する人材か自ら切り拓こうと努力できる人材かを見ている。

発想のスタート地点が、「自責思考か他責思考か」を見ているんだ。


僕達が欲しいのは「自分で創ろうとする意志のあるメンバー」だから、相対比較する人はハッキリ言って物足りない。そんな人は多分ヴァンテージに加入しても決める側の幹部ではなく、幹部によって決められたことを粛々と守る日々になる。

であればベンチャーに入る必要なんて無いよ。全然意味ない。

自分に自信があるなら創ればいいじゃん。自分の都合のいいように組織なんて変えればいいじゃん。

結果はともかく、少なくとも初めから誰かが作った組織をただ守り続けるフォロワーなら要らないってこと。

大事なことを教えてあげる。

組織を選ぶ時に本当に見なきゃいけないこと、確認しなきゃいけないことは、その瞬間、その組織がどういう状態かではないよ。

確認すべきなのは、

自分が意見できる土壌はあるか、フェアに、ロジカルに判断される機能はあるか、そういう人間、僕のことだね、がマネジメントしているか、不条理、非合理な力学によって邪魔されないか、経営層の人材は邪魔しないか、変化をを厭わないか、変化した実績はあるか、実績を出せば抜擢されるか、、こういうところを確認しなきゃいけない。


伝わるかな?

この部分が大企業に比べて「◯」である確率が高いからベンチャーに入る意味があるんじゃない?

よくわからない力学やルールによって邪魔されないから、思いっきり暴れまわってもどんどん称賛されるから、変えられる可能性があるから、ベンチャーに入る醍醐味が有るんじゃない?

就活生も、転職希望者も、本当に自信があるならそこを確認しなきゃいけないのに大半の人は確認しない。「今どうか」の確認ばかりする。

自分に自信があって、変えられる土壌が有ることを確認できたなら、何で必要以上に他社を見る必要があるんだろう?

自分で言うのもなんだけど、ウチは変わり続ける意志、意見を言い合える土壌が有ることには自信を持っている。徹底的に是々非々文化。「正しいことが正しい」とされるように、僕も意見を変えることは有る。間違えることは当然あるしね。だから、ドンドン変えて欲しい。意見をして、一緒に創って欲しい。

1社目や2社目ならともかく、ある程度見て8割も「見つけた」と思えたなら、それはもう決めるタイミングじゃないのかな?そんなに無いよ。びびびっと来る組織なんて。

どう?自信ないの?

中途採用でもここまで話すことは少ないのに、学生にここまで要求するのは酷かなと思いながら、S君のポテンシャルを信じて求めてみた。

結果、S君は答えてくれた。

自分で言うのは憚れるけれど、それでよかったと思う。

「都合の悪いことは全部自分で変える」くらいの強い意志を持った仲間と戦いたい。

そういうモノの考え方を出来るメンバーとしか到達できないような目標を掲げているからだ。

先日発表された働きがいの有る企業ランキングで、2年連続表彰を頂いた。

働きがいのある組織として評価を頂くことはありがたいけれど、

このランキングを見て「応募」してくる人は要らない。

働きがいなんてだれも与えてなんてくれない。

自分で生み出すものだと思ってる。

久々にちょっと熱くなった面談だった。

来年また1人、頼もしい仲間がヴァンテージに加わる。

今から楽しみで仕方がない。

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