この人賢いなーと思う人とそうじゃないと感じる人の差に、
“思考の瞬発力”があると思う。
世にいうロジカルシンキング、クリティカルシンキングなのだろうけど、
こちらの記事を見てメンバーに説明しやすいいい例えだなと思った。
できる人はこういう小細工を一瞬で見抜く。
脳内で「舐めるな」と一笑に付しつつ、
それはもう一瞬で。
会話もそう。
「コレが◯%なのでこれは進めるべきで、例えば前回の、、、」
「ん?それは違うでしょ。」
なんて捕まえて引き戻すことはビジネス上よく起こる。
それもこれも何かを誇示したいわけではなく、
正しく進めるために、
論理矛盾やこじつけ、条件として不十分であったり拡大解釈に対しては、
お互いに敏感であるべきだ。
教育という観点からも、許してはならない。
若いメンバーはこういったクリティカルシンキング能力を身につけるために、
常に情報は”疑ってかかる”ことを意識するといい。
全部疑いから入る。それくらいがちょうどいい”と思っている。
リンク先のプレゼンテーションではないけれど、
世の中この程度の情報操作は溢れかえっている。
Z会の教えのように「どうせこれもなんか裏の意図があるんだろう」くらいに疑って向き合い、
「じゃあ、どこがおかしいのか」「どこが意図的にいじられているのか」を考え続けたほうが、
思考の瞬発力が身につく。
(人相や性格は悪くなるかもしれないけどw)
情報操作や印象操作をゼロにすることは出来ないけれど、
それらのおかしな点を見抜くことさえできれば、
間違った情報に踊らされない生活力くらいは身につけられる。
ビジネスにおいてはお互いに思考の瞬発力が高ければ、良いことしかない。
「この人は出し抜けないな」「都合良く誘導できないな」と相手に思わせるだけで、
まず”正しい”情報が手に入る。
(この”正しい”という点が結構重要)
相手との会話に自然と相互牽制が働き、緊張感が生まれ、
ジャッジは本質的に正しい方向に向かう。
結局、業績を伸ばす経営者はそういう人物をきちんと重用しているし、
業績が良い組織は、当たり前に高い次元でこの緊張感を組織レベルで保ち続けている。
この記事を目にし、
自分自身、そんな緊張感を与えてくれる同志をもっと周囲に増やし、
緊張感を持って日々のジャッジを続けていきたいと思った。
さ、仕事に戻ります。