❝君が世界で変えたいことは何か❞

購読しているForbesにあったこの一文をきっかけに、なんとなくブログを書いてみます。

創業来、❝何を変えたいのか❞❝何を成し遂げたいのか❞と問われる度に色々な答え方をしてきましたが、大半は、「こんな事業でNo.1を取りたい」というより

『世界中で優秀な人材に選ばれ続ける組織(企業グループ)を創りたい』

といった主旨の答えをしてきました。

とうに言い古されているとおり、アイディアや成功のニュースがが秒速でシェアされる今の時代に、アイディアそのものの価値は0に等しくなっています。誰でも知っていることをドヤっても意味がありません。やらないと。

実行する人、実現すること以外に本当に価値がなくなってきています。威張れる場所が増えすぎてぼやけてますが、静かに着実に実現している人は本当にかっこいいし負けたくない。

一方で別に実行しない人を一生懸命教育する必要もないんだろうなぁと最近思います。

単純労働は放って置いても機械やAIに代替されていきますので仕事の総量は減り、当然ながらそれと同時に生活に必要なコストは下がり続けるので、稼がなくても今までの生活が維持されれば人は働く動機が薄まります。

現実的にベーシック・インカムが導入される日も来るでしょうし、最近流行りのお金の価値時代も変質していきますし、生きていくために週5日も4日も働くことは当たり前ではなくなりますし、それでも経済は回りますし。

なので実行しない人はめちゃ時間が増えるのでそりゃ評論の一つくらいしたくなります。ソシャゲとデイトレとデーティングアプリだけじゃ1日が終わらないので。

 

言うまでもなく生きていくために稼ぐことは重要ですし、自分自身も家賃を支払うために、ご飯を食べるために稼いでいますが、世の大きな流れという意味で、これからはただ食べるためだけに働く行為は減り続けます。

これも言い古されてますが、個人で稼ぐ方法ももっと多様になりますしね。クラウドソーシングとか仮想通貨とかメルカリとかフリーランスとかそんなレベルじゃなく、ちょっと欲しいときに今の概念で言う3万円を稼ぐとか、もうギャグみたいに簡単になると思います。ホームレス小谷さんじゃないですが、多くの人が「3万円欲しい、助けて!」ってツイートしたら300人が「またおまえかよww、ほい」っと100円投げ銭(1クリック)してくれるようになるんでしょう。その代わりどっかでお返しすればそれがスコアリングされてまた引き出せる時代にもうなるんでしょう。異論なしっす。

なのでちょっと長期で言えば今❝仕事❞と言われていることで❝何か❞を満たしたい人だけが、これからも❝仕事❞をする時代になるし、それがある人にとっては映画だったりソーシャルゲームだったりするのと同じで、人生の壮大な暇つぶしの一種として捉えられて当然な時代になりますよね。仕事の位置づけが。

 

そうなると会社とか組織にロイヤリティが抱きにくくなるのは当然ですね。
経営者としては辛いところです(笑)

「でもやっぱり大きなことを成し遂げたいんです、1人じゃ無理なんです、だから会社創ったんです!」って思ってるので、そんな時代になっても事業がやりたい、プロダクトを生み出したい、サービスを成長させたいと思い続けるレアポケモンたちにとって、ヴァンテージに来る理由、来たくなる理由、居続ける理由を生み出さないといけません。

そしてそれは頭を下げたりお金をばらまいたり迎合するのではなく、家でゲームするよりも彼女と映画を見に行くことよりも仮想通貨でデイトレーディングすることよりも、単純に❝おもろくないと❞いけません。

まさに『War for Talent』の時代であり、その戦に勝たねばなりません。

最先端の事業領域、価値観を共有できるクレイジーな連中、傍目には異様に映るくらい自分にとっては最高の組織文化、とてつもない裁量や権限、異常に高い目標、溢れかえる大量の成長チャンス、めっちゃ感謝される事業、物質的にも超居心地がいい場所、リスクを許容してくれる懐の深さ、、、なんでもいいですが、冒頭に書いた❝優秀な人材にとって❞そんなことが感じられる組織を創らないと、これからの時代を潰さずに生き抜き、会社としての反映し続け、ビジョンを達成することが難しくなる、そんな風に捉えています。

 

「君は何を成し遂げたいのか」

この問にストレートに答えられるだけのシンプルな答えにはまだたどり着けていませんが、この人材争奪戦争に勝ち、世界中から優秀な人材を集めてみせる。そんなhubになるような、プラットフォームになるような作品(組織)を生み出してみせると、常々思っています。

 

気がつけばお前が一番評論してるだろwwとツッコミが入りそうなくらい長文になりましたので、ちょうどエンジニアチームがシェアしていたこちらの記事と本を読みながら、更に思考を深め実行に勤しみたいと思います。では(恥)

ティール組織日本語版発刊に寄せて

自己組織化する組織Tealとは何者なのか?

 

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