身の丈に合ったスピードで

3月が終わる。

メンバーの1人が持病のメンテに出ていることで、

男4人マリオ角野卓造ガチャピン猪木でフルに走った1ヶ月。

相変わらず、

これぞ


『一喜一憂』

といった感じのドタバタな毎日。

ただ、

基礎行動に成長の跡がハッキリと表れ、

4月を楽しみにさせてくれる終わり方ができたと思う。

個人的には、

大きな案件を一つ、

逃してしまった。

メンバーに偉そうなことを言っておきながら、

「社長」から、

「予算のない」「高額な」契約をもらうときの、

絶対にはずしてはいけないポイントをはずした結果の、

惨敗。

営業力が確実に落ちている。

我ながら、

情けないううっ...

収支的にはクリアし、

チームの一体感を感じることができる幸せがある一方、

あれもやりたいこれもやりたいという、

28年位前から治らない“落ち着きのなさ”が随所に出たあせる

はやる気持ちを押さえ、

目の前の生活(営業活動)、

明日への種まき(企画・中途採用・提携先開拓・・・)、

未来への投資(新卒採用)を、

粛々と進めた一ヶ月。

本日最後のアポのために向かった場所は・・・「根津」

たくさん刺激を頂いている、

クライアントの社長に会いに行ってきた。

その待ち時間。

ふらっと入った古ーーい感じの喫茶店でのこと。

使い古されたベロア地のソファに座り、

ホットコーヒーを頼み、

PCを開き、

メールを受信し、

チャカチャカ返信し、

終わりゆく3月を振り返り、

相変わらずのダメさに落ち込み、

ずずっとコーヒーを口に入れてみる。

うまい

少し癒された気がして、

時間が来たのでおばちゃんにお会計を頼む。

少し腰が曲がったおばぁちゃんがのそのそと出てきて、

「コーヒーね、はい、400万円」

「はい、は、え、よよよ、よんひゃくまんえん!??」

(ベタ過ぎる)

ニヤリとおばぁちゃん。

「あぁぁ・・・なるほど、はははワラ

張り詰めていた糸が一瞬緩んだ。

冬が去り、

桜の季節だ。

明日から、

新社会人が世の中に飛び出してくる。

今の新社会人は、

この時代を見て、

どんな気持ちなんだろう。

思い返せば社会人になって早6年。

まだ6年という人もいるだろう。

でも、

もう6年。

異常なスピードで成長したくて選んだベンチャー。

意を決して選んだ独立という道。

人生全てめぐり合わせだと思う。

僕は、

支えられている。

感謝することだけは、

絶対に忘れないでいこう。

根津のおばぁちゃんありがとう。

コーヒー美味しかったよ。

さー、4月かお

やりきろう朝日

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“采配”というより“使命”

今週は、

気付きも、ブログネタも多い一週間だった。

たくさん書きたいことがあるけど、

今見たら、

パソコンのバッテリーがのこりわずかショック!あせる

せめて一つだけ書いておきたい。

それは、

日本中を感動に包んでくれたWBCでのこと。

連覇がかかった大一番で、

9回ダルビッシュ投手が登板。

抑えて優勝をという場面で、

一点取られてしまい、

同点。

延長10回。

誰しもが、

「やっぱりスターだ」

と再認識したイチローの決勝打によって、

2点勝ち越し。

その裏のことだ。

テレビで流れたのは、

ダルビッシュ投手の投球練習。

「えっ、藤川じゃないの?」

こう思った国民は、

少なくないはず。

ただ、

原監督は違った。

10回裏、

マウンドに送り込まれたのはダルビッシュ投手。

その瞬間、

僕は、

一気に原監督のファンになってしまった。

9回裏で同点に追いつかれたダルビッシュを続投させ、

仮にまた同点に追いつかれたり、

ましてや、

大逆転を許してしまったら・・・、

オリンピックのときの星野監督ではないが、

原監督へのバッシングは想像を超えるものなっていただろう。

「2点差」があったからというのもあると思われるが、

あの場面で、

ダルビッシュ投手にもう一度チャンスを与えた“愛情”に、

心が震えた。

あそこで投手を交代し、

その投手が抑えていたら・・・

きっと、

同じように日本中は熱狂の渦に包まれていただろう。

ただ、

ダルビッシュ投手にとっては、

自信喪失とまではいかないまでも、

かなりのダメージを受けての帰国となったことだろう。

あの場面で原監督がダルビッシュ投手を続投させたのは、

「ダルビッシュの能力はこれからの“日本の宝”

絶対に成功体験を積ませなければいけない」

そんな想いだったのではないだろうか。

“采配”というよりも、


侍JAPANの監督としての“使命”

まさしく、

そんな想いだったのではないだろうか。

それがあたっているかはどうかは分からないが、

あの采配に、

心が震えた。

「原監督がJAPANの監督でよかった」と、

心から思えた采配だった。

マネージメントもそう。

メンバーの行く末を案じ、

一人ひとりの、

しかるべき成長スピードに併せて、

負荷を与え、

チアアップし、

ポイントポイントできちんと成功体験を積ませる。




成功体験をもった人は強い。

それに縛られ伸び悩む人も多いので注意は必要だが、

多くのメンバーは、

成功体験を積むことができずに自信を失ったままである。

マネージメントの要諦を、

原監督の懐の深さから学んだ気がする。

いやはや、

とにかく心が震えた一週間でしたねビール

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約束と理念

昨日はグループのマネージャーと遅くから飲み始め、

結局、

夜中の2時半まで飲み倒した。

出逢って6年目の先輩だが、

初めてのサシのみ。

たくさん語り、

幾つか“約束”をした。

久々に平日からテキーラをイッキしちゃったりしたもんだから、

久々にウコンの力のお世話になった。

何度も言うが、

ウコンの力を作った開発チームにノーベル賞を上げてほしい。

今日は、

大量の花粉を交わせるはずもなく、

ぐずぐずになりながら4件のアポをこなす。

移動中に読んだ、

1日18時間会社創りに没頭する28歳へっぽこ経営者の日記

の一説。

幸之助翁が、

ハンブルク松下電器を視察し、

ヨーロッパ市場で苦戦している実情を視察した時のくだり。

自社の商品力の弱さを現地の社員に詫びた翁が、

こう言った。

「3年くれ。3年後までにすばらしい商品を作って届けさせるから、

それまでに欧州各国との販売網を強化しておいて欲しい。

これは僕の“約束”や。」

それに対し現地の社員の1人が、

「会長、お言葉を返すようですが・・・」

と切り出し、

商品力がないから3年待ってほしいと言われ、

一方で、

強い販売網を作っておいてほしいと言われても、

どのようにすればいいのかと尋ねる。

沈黙が続き、

重苦しい雰囲気に包まれる会議室。

しばらくたって、

口を開く幸之助翁。

「松下電器には、


商品を売る前に君たちに売ってほしいものがある。


それは、


松下の経営理念や。


松下の経営の基本の考え方や。


商品を売る前に、


お得意様に松下の経営理念を売ってほしい。


精神を売ってほしい。


それが松下の商売の基本や。


今の商品でもこれならできる。


いや、


今の商品よりも強い商品が出てくることが分かっていれば、


なおのことこれができる。


これを徹底的にやってほしい。」

経営理念を売ってほしい。

それが先だ。

ぐっときた。

この本は、

何度も何度も読み返したくなるエピソードの宝石箱。

折り曲げまくり。

事業のサイズなんて関係ない。

かくあるべしというあり方を、

たくさん教えて頂いている気がする。

いやーー、勉強になる。

毎日、

何かしら気付きを得たい。

まだまだ日々勉強!

それにしても、

鼻水は一体いつまで生産され続けるんだろう。

いやはや全く不況知らずだぜ。

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