“采配”というより“使命”

今週は、

気付きも、ブログネタも多い一週間だった。

たくさん書きたいことがあるけど、

今見たら、

パソコンのバッテリーがのこりわずかショック!あせる

せめて一つだけ書いておきたい。

それは、

日本中を感動に包んでくれたWBCでのこと。

連覇がかかった大一番で、

9回ダルビッシュ投手が登板。

抑えて優勝をという場面で、

一点取られてしまい、

同点。

延長10回。

誰しもが、

「やっぱりスターだ」

と再認識したイチローの決勝打によって、

2点勝ち越し。

その裏のことだ。

テレビで流れたのは、

ダルビッシュ投手の投球練習。

「えっ、藤川じゃないの?」

こう思った国民は、

少なくないはず。

ただ、

原監督は違った。

10回裏、

マウンドに送り込まれたのはダルビッシュ投手。

その瞬間、

僕は、

一気に原監督のファンになってしまった。

9回裏で同点に追いつかれたダルビッシュを続投させ、

仮にまた同点に追いつかれたり、

ましてや、

大逆転を許してしまったら・・・、

オリンピックのときの星野監督ではないが、

原監督へのバッシングは想像を超えるものなっていただろう。

「2点差」があったからというのもあると思われるが、

あの場面で、

ダルビッシュ投手にもう一度チャンスを与えた“愛情”に、

心が震えた。

あそこで投手を交代し、

その投手が抑えていたら・・・

きっと、

同じように日本中は熱狂の渦に包まれていただろう。

ただ、

ダルビッシュ投手にとっては、

自信喪失とまではいかないまでも、

かなりのダメージを受けての帰国となったことだろう。

あの場面で原監督がダルビッシュ投手を続投させたのは、

「ダルビッシュの能力はこれからの“日本の宝”

絶対に成功体験を積ませなければいけない」

そんな想いだったのではないだろうか。

“采配”というよりも、


侍JAPANの監督としての“使命”

まさしく、

そんな想いだったのではないだろうか。

それがあたっているかはどうかは分からないが、

あの采配に、

心が震えた。

「原監督がJAPANの監督でよかった」と、

心から思えた采配だった。

マネージメントもそう。

メンバーの行く末を案じ、

一人ひとりの、

しかるべき成長スピードに併せて、

負荷を与え、

チアアップし、

ポイントポイントできちんと成功体験を積ませる。




成功体験をもった人は強い。

それに縛られ伸び悩む人も多いので注意は必要だが、

多くのメンバーは、

成功体験を積むことができずに自信を失ったままである。

マネージメントの要諦を、

原監督の懐の深さから学んだ気がする。

いやはや、

とにかく心が震えた一週間でしたねビール

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