先日のエントリ の通り、
わずか1ヶ月前にお誘い頂いたフルマラソン。
昨日の結果・・・
4時間47分34秒で完走!!
目標達成!!
どやーーーーー![]()
ジムに8回(+皇居ラン1回)行っただけで、
初☆マラソン5時間切り!!
めちゃくちゃしんどかったけど、
走りきったぞー
いやーーー、奇跡。
誰よりも自分が無理だと思っていた。
直前にi-phoneで撮ったスタートラインの様子↓
雨の心配はなかったが、
とにかく寒い。
そもそも集合時間が朝の6時50分。
スタート時の気温は、0℃~1℃。
昼にかけて上がっても4℃程度との事。。
今回お誘い頂いた、
JASDAQ上場企業、
ネプロジャパンの金井社長!!
ペースメーカーである黄色いバルーン。
それぞれにゴールタイムが書かれていて、
このバルーンを追いかけていけば、
5時間以内にゴールできる算段。
前日にi-Tunesで100曲ダウンロードし、
練りに練った選曲から、
気合の1曲を聞く。
もちろん、
hitomiの「LOVE2000」だ(笑)
気分は高橋尚子。
準備万端。
スタート時間の8時を過ぎても
ソウル市長等の挨拶が続き、
いっこうにスタートしないあたりが国民性か?
そしてみんな、
叫ぶ!!
「うぉーー、うぉーー」と叫び賛同を促すお役人たち。
こっちは寒くてそれどころではない。。
実際にスタートしたのは8時半。
(5時間クリアできたので書きますが:笑)
作戦としては、
金井社長のアドバイスどおり、
始めの10キロはウォーミングアップがてらゆっくりめに走り、
10キロ~25キロまでは、
時速10キロ弱のペースに上げて貯金をつくり、
後は未知の世界だから、
気合と根性と執念とアドレナリンで
いけるところまで行く作戦。
とにかく、
周りを気にせず、
「自分のペースで、自分のペースで」
とつぶやきながら走った。
25キロあたりまでは何とかたどり着いたものの、
そこから先がしんどかった。
経験者なら分かると思うが、
フルマラソンを走ると、
体型にもよるが2500~2800キロカロリー位が消費されるため、
途中でおなかがすく。
20キロあたりから給水所にバナナやチョコパイが導入されるのだが、
これがありえないくらい、うまい![]()
ダブルで食べるとチョコバナナ。
みんな足を止めてダンボールに群がり、
むさぼるように食べる。
素人の僕も、
思わず手が伸びる。
ただここでも先輩ランナーである
金井社長のアドバイスが生きる。
「歩いてはダメ、走りながら食べる」
そう、
みんな止まって食べているのだ。
設定したタイムを守るために、
わき腹が痛くなろうと、
走りながら食べた。
(といってもこのあたりからほぼ競歩状態だったが。。。)
一番しんどかったのが
32キロ~35キロあたり。
足の指は攣りっぱなしだし、
ふくらはぎは攣りそうなのが分かるし、
なんどももうやめようと思った。
足の指にはまめができて、
それがつぶれているのがわかるし、
予想外に腕が筋肉痛で上がらないし、
しんどくてしんどくて、
これくらいでもういいだろうとも思った。
ただ、
いろんな想いが去来して、
やめたくないとも思った。
目標を5キロごとではなく、
1キロごと、
500メートルごとに設定し直して、
とにかく紙に書いたリミットだけを守った。
何とか35キロに辿りつき、
ポカリをがぶ飲みし、
時計を見る。
3時間54分ジャスト。
「後7.195キロを1時間か」
時速7キロちょっと。
かなり厳しいが、
イケなくはない。
とにかく、
次は36キロ、
その次は37キロと目標を決め、
歩いたり走ったりしながら、
ラップだけは守った。
日本もそうだったと思うが、
ソウルも風が強い。
黄砂も混じり、
目も痛い。
残り5キロあたりで、
ついに、
「4時間50分」
と書かれた黄色いバルーンに追い抜かれる。
このあたりが、
一番心が折れそうだった。
予想外に早いペースのバルーン隊。
どんどん差が付いていく。
自分の計算よりもペースが速く、
動揺した。
それから、
何度も後ろを振り返り、
「5時間」
と書かれたバルーンが来ないかを確認した。
幸いにして、
追い抜かれることはなかった。
最後はチョコバナナ効果も手伝ったのか、
残りわずかだと思うと、
走る気力がわいてきた。
スタジアムが見えて、
時計を見る。
目標クリアを確信した。
周りのランナーもいい顔をしている。
最後はソウルオリンピックのメイン会場へ。
沿道には多くの人。
スタジアムに入っていく。
ゲートをくぐるところがなかなか気分がいい。
オリンピック選手みたいだ。
気分は瀬古俊彦。
最後は自分でも信じられないくらい体が軽くなり、
ほぼダッシュでゴールイン!!
最高の出来でした。
何とかなるもんですな!
残念なことに僕を迎えてくれる人は誰一人いないので、
荷物を受け取って、
記念のメダル↓
をもらって、
みなさんのいるお店へ。
そこでは、
日本企業で唯一韓国市場にも上場されている
ネプロさんにしかセッティングできない出会いが![]()
なんと、
韓国新興市場「KOSDAQ」の、
マラソンサークルの方が、
ネプロさんとの打ち上げを開催してくださっていた。
(日本でJASDAQの社員と飲むことなどそうない・・・)
あまりにあちこちが痛くて休んでおり、
1時間近く遅れた部外者の僕を
温かく迎え入れてくださり、
めちゃくちゃ美味しいサムギョプサルを頂く。
しかも、
つい30分前まで走っていたにもかかわらず、
(彼らは、3時間~4時間ペースでゴール済み)
焼酎入りのビールやマッコリを、
イッキ
、イッキ
、イッキ![]()
本気かいなとツッコミたくなるくらい飲む。
いやーー、内臓に刺さる。
こっちの方が死ぬかと思った(笑)
金井社長いわく、
人口5000万人で、
酒の消費量世界3位の国、韓国。
恐るべし。。
最後は外で記念撮影をパシャり![]()
本当に素晴らしい方々でした。
ありがとうございます!
改めて、
何度もあきらめようと思ったけど、
やめなくてよかった。
本当に、
あきらめなくてよかった。
来る時にメンバーからのメールにもあったが、
「諦めたら、そこで試合終了ですよby安西先生」
というのは本当だ。
サムギョプサルをほおばりながら、
金井社長がこんなことをおっしゃった。
「みんなしんどいんです。
どれだけ練習しても、
そのレベルでまた苦しい。
苦しくないことなんてない。
だから、要は執念なんです。
執念のある奴が勝つんです。
ビジネスも一緒でしょ?」
20代最後の思い出作りにと思って参加を決断したが、
そんなんじゃ語れないくらいいい経験をさせて頂いた。
金井社長、金さん、呉さん、関係者の皆さん、
本当にありがとうございました。
また、勝手な行動を温かく受け入れてくれた(?)、
メンバーのみんな、ありがとう。
最後に、
「じゃあ、次のレースだけど、10月に・・・」
とおっしゃった金井社長、
じっくり考えさせてくださいませ![]()
![]()
膝、足、爪、指、腕、腰、全て痛いので、
今日はずっとホテルで休憩。
することないから新サービスのことばっかり考える。
こんな時間もとても大切。
人生は一度きり、
まだまだこれから。
ぐいぐい行くぞ。






