確実なものなど何も無い~週末雑感~

あっという間に月末を迎える。

先週、幾つか案件が新たに動き、

にわかに組織が活気付いてきた。

毎月決まって月初があり、月末が来る。

深く考えずにのうのうと過ごしてしまっては、

気が付けばビジネスの世界からは退場だ。

先週、DeNAの南場社長の退任のニュースが流れた。

誰しもが驚いたビッグニュース。

直接お会いしたことは無いが、

深く悩まれた結果の、

未来へ向けた大英断なのだろう。

先日も書いたが、

本当に毎日知っている会社が潰れ、

社長が変わり、

何かしらニュースが起こり、

社会が動いていることを実感する。

未だもって震災の爪あとは深く、

今なお10万人を越える方々が避難を余儀なくされている。

原発問題は収束の予測も立たず、

福島で生活をされる方はもちろんのこと、

東京にいる我々も、

日々放射能を浴びながらの日々を送る。

こんなこと、

誰が予想しただろう。

結果として、

節電の流れは企業経営に大きなインパクトを与え、

NTTドコモは土日を出勤日とし、

大企業の中では、

企業内サマータイムなどという動きも出てきた。

16時を定時に時短勤務を実行する企業もあるというから、

飲食、社会人向けの各種教室などは、

全く新しいサービスラインナップを打ち出す必要に迫られる。

再開を果たした東京ディズニーランドが、

ついに夏の子供料金の半額値引きを発表し、

銀座では、

「500店舗近くが店を閉じた」

という話がまことしやかに流れ、

そこまでではないと信じたいが、

飲食、観光(ホテル・旅館)、レジャー、アミューズメント、

いわゆる余暇産業は、

これからさらに正念場となるだろう。

企業経営という点では、

今まで湯水のように使われてきた企業内の各種経費が見直され、

夏場~年末に向け、

その影響を受ける間接業者を中心に業績が悪化し、

より一層経済が冷え込むのは確実。

無論、

日本人は強く、

気高く、

歴史を振り返っても幾度と無く立ち上がってきた。

今回もまた、

数年の内には浮上のきっかけを掴み、

世界にその存在感を示すことになるだろう。

そこについては、

一切の疑いはなく、

自分自身も一介の経営者として、

その原動力となっていかなければならないと思っている。

ただ一方で、

今回の震災、原発の問題により、

我々はある事実をくっきりを意識することになった。

それは、

『確実なものなど何も無い』

ということだ。

経済とか政治とか大きなくくりもさることながら、

我々の身近で起こることは、

全て、どこか頼り切ることの出来ない危うさを孕む。

先週のことで言えば、

あのリコーが最大で1万人のリストラを発表。

社員やその家族は、

きっと新聞でその事実を知り、

何を感じただろう。

社員の10%のリストラだ。

家族がプラス2人だとしても、

3万人の生活が一気に不確かなものになる。

転職市場に身を置いていたものとして思うが、

この時世にリコーの40歳代以上の方が1万人も働ける場所は、

今の日本には、きっとない。

同期でもトップだった方々が出世し、

超優秀な経営陣であっただろうに、

また、

誰もがうらやむ多大なストック収入がありながら、

突然の1万人の整理をするなんて、

絶対に、何かがおかしい。

絶対に、途中で気づいていたはずだ。

東電だけじゃない。

みずほ銀行だけじゃない。

世界は、

はっきりと不確実なのだ。

引き続き、

新卒採用と中途採用とで、

定期的に面談を行っているが、

こんな時代でも、

“自分の生きる目的”や、

夢、目標が定まっていない人が多いことに残念になる。

『アバウトでもいい、変えても良いんだ』と

ギャーギャー言っても、

受け身、受け身、受け身なのだ。

だから、

みんな決めない。


決められない。

偉そうなことは言えないが、

残念ながら、

社会は想像以上に冷徹だ。

頼っても良いが、

覚悟して頼らなければならない。

そして、

その間に、

個の力を高め続けなければならない。

我々もそう。

クライアントから頂戴する入金も、

協力して頂いているパートナーさんとの関係も、

今、収益を上げているサービスの未来も、

どこかで頼ってはいけないのだ。

新聞紙面を見れば、

クローズアップされる企業はいつも同じ。

google、アップル、MS、facebook、twitter、Amazon、

ソフトバンク、楽天、DeNA、サイバー、mixi、GREE、

トヨタ、ホンダ、サントリー、京セラ(日本航空)、

日本電産、森精機、信越化学、未来工業、

ユニクロ、ニトリ、しまむら、王将、ローソン、マクドナルド

サムスン、LG、現代、タタ、ホン・ハイ・・・

彼らは、

命がけで変わり続けているから、

だからニュースになる。

裏を返せば、

日本には250万社も活動しているというのに、

それらの話題になる会社以外に、

ニュースが無い。

本当に、

変わり続けなくてはいけないと思う。

とにかくスピードだと思う。

自分の能力の無さにいらだつことも多いが、

それでも考え、実行し、改善し、また実行するしかない。

よい出逢いを生み出し、

選択肢を増やし、

経営を加速させる。

設立3年目が終わろうとしている今、

たった20名程度の組織がすべきことは、

“深く”悩むことではない。

“いかに早くやるか”

ただ、その1点なのだ。

例によって取りとめの無い内容になってしまったが、

今月もあと2日。

危機感を統一し、

全力で走りきりたい。

まだまだ寝てなんかいられない。

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定期的にやってくるあいつ

先月末までの好調な生産活動のおかげで、

ここ最近、いろいろと一気に動いた感がある。

ちょっとだけホッとしていたら、

今月の成果がかなり鈍い。。。

無論、営業の変数は日々見ているつもりだが、

今月に関しては、

先月までの実績を元に計画した予測値を大きく下回る形で推移し、

しかも、

その主たる原因がわからないまま何日も営業日が経過している。

これまでもずっと営業の管理をしてきたが、

力不足ながら、

こういうことが不定期に訪れる。

「なぜ、この数字になるんだろう?」

「なぜ、この数値が先月よりも5ポイントも下がるの?」

ということが、起こってしまう。。

その度に、

現場で戦っている営業とコンサルと知恵を出し合い、

仮説を立てて、

テストを試みる。

その結果が出るまでに2週間のケースもあれば、

1ヶ月の場合もあり、

その間は、悶々とした日々を過ごすことになる。

結果的に仮説が外れていれば、

腐っていても何も変わらないので、

また考える。

いわゆるPDCAという奴だろうか。

試して結果を検証して、試して結果を検証して・・・。

我々に許されているのは、

とにかく考えること



アクションしてみることのみ

ダメでもとにかく動く。

やってみながら考える。

ホッとなんかしている場合ではない。

まだまだ仕組みかが出来ていない証拠なのだ。

そして、

課題を乗り越えた分だけ成長できる。

そのチャンスととらえたい。

残り8営業日。

試行錯誤して、

突破しよう。

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凡事の積み重ね

先週の日経ビジネス。

識者に聞くのコーナーに登場されていた、

暗黙知で有名なの野中郁次郎一橋大学教授のインタビューが、

考えさせられる内容だったので、

拝借し、備忘録としたい。

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「資本主義の本質を、

イノベーションによる不断の発展過程ととらえた

経済学者シュンペーターは、

その担い手を、

既存構造の破壊と新たなシステムの創造を遂行する

“アントレプレナー”と位置づけた。

しかし、

日本経済や日本の企業経営においては、

異なる特有の展開を見せてきた。

それは、

松下電器産業の創業者である松下幸之助氏が唱えた

“衆知経営”の概念に端的に表れている。

彼は、

“最高の経営は衆知による経営である”

として、その実践を社員に訴え続けてきた。

このように社員一人ひとりが実践的な知恵、

すなわち実践知を高めるにはどのような能力が必要なのか。

第1に、

現場での“即興の判断力だ”。

その出発点は、何が“善いこと”なのかという、

共通善の価値基準を持つことである。

~中略~

この即興的な判断力の妨げになるのが、

米国流の経営に強く影響を受けた、

分析至上主義と過剰なコンプライアンスだ。

分析もコンプライアンスも必要だが、

日本企業は傾倒しすぎて、

現場での実践知を弱体化させている。

実践知を高める第2の条件は、

“凡事の非凡化”


である。

企業が直面する多くの混乱や困難を乗り越えるには、


イノベーティブな試みが必要になる。



ただ、イノベーションは、


やろうと思い立って起こせるものではない。



日々の仕事という凡事の連続が蓄積していく中で、


ある時非連続が生まれ、


凡事が非凡化する。



それがイノベーションにほかならない。



その変化は、


日々の凡事を積み重ねているから気づくことが出来る。

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なるほどと思うと同時に、

これからの時代に求められている経営スタイルとは何だろうと、

思いを巡らせてみた。

あらゆるものがオープンになり、

ハード面やインフラ面が激変する中で、

“衆知”のあり方自体が変化している。

インターネットは暗黙知を超えないのかもしれないが、

暗黙知を形成するなかで、

インターネットが果たす役割は、

今後、もっと増えてくる。

googleをみても、

フェイスブックをみても、

ソフトバンクをみても、

スタートゥデイをみても、

サイバーエージェントをみても、

成功をしている企業の経営スタイルには共通項があると思う。

きっと、

この両側面を兼ね備えた、

ハイブリッドな経営が求められていくのだと、

思ってみたりする。

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クォーターの目標設定

明日から始まる最終クォーターを前に、

『目標設定の考え方』

ついて書いておこうかと思っていたら、

いつも拝読させて頂いている、

外食業界の風雲児エムグラントフードサービス井戸社長のブログに、

ちょうど同じ主旨のブログがアップされていた。

ロードサイドのハイエナのブログ

こちらにも書かれているように、

マネージャーの極めて重要な仕事の一つに、

「メンバーの目標設定」


が上げられると考えている。

前職でも、

22歳の時からメンバーをマネジメント(もどきあせる)させてもらったが、

毎クォーター、何度も何度も数字とにらめっこをしてきた。

当時の役員からは、

「目標設定の要諦は、


簡単に届く目標ではなく、


かといって全く太刀打ちできない目標でもなく、


背伸びして、


ジャンプして、


届くか届かないかうーーーんどうだろう?


という微妙(絶妙)なところに設定すること。」

だと教わったし、

自分でもそう感じていた。

※とかかっこいいことを言いつつ、

実際は、全く届きそうも無い目標を掲げ、

メンバーのやる気を初めから削いでしまったことも多く、

当時のメンバーに対する反省は尽きません。。。

ごめんなさい。

こういった目標の設定の仕方は、

学校の教育でも、部活でも何でも、

マネジメントの基本なのかもしれない。

届くか届かないかぎりぎりのところで目標を設定することで、

現在の実力では普通にやっても目標に届かないため、

知恵を絞り、試行錯誤し、日々悩んで努力する作用が働き、

楽チンではないが、

最も成長するのではないかと考えている。

これまでの経験的に、

こういった目標設定にすると、

全体の40%~50%程度しか達成をしない。

(仕組みとマネジメントが悪いのだが・・・)

ただ不思議と、

全体では達成したりする。

6割程度のメンバーが75%~90%程度の達成率の中で、

全体の20%程度のスター(ラッキーボーイ)が現れ、

足りない分を補ってくれるのだ。

そのスター(ラッキーボーイ)が、

月替わりだったり、四半期替わりで多彩な顔ぶれになると、

その組織に“躍動感”が出る。

弊社の前四半期の目標も、

最終月の頭に目標を上方修正したが、

誰もが到達不可能と思っていた120%目標を、

最終日の18時過ぎに2%弱上回ることが出来た。

目標設定は本当に深い。

経営サイドの役割としては、

無論、属人性を排除し、

個々人のモチベーションやテンション、

偶発的な案件に左右されない仕組みを作ること

その上で、生産性を最高レベルまでに引き上げ、

健全で最良な利益率を達成することだと思う。

メンバーには背伸びをさせつつ、

裏では保険をかけまくって帳尻を合わせること。

この両輪が噛み合っている組織が、

バランスが良いのではないかと考えている。

明日から最終四半期が始まる。

前クォーターに比べても、

かなりの目標UPではあるが、

新卒2名も加わり、

新規の投資も行うために、

我ながらなかなかチャレンジングな目標設定が出来たと思う。

泣いても笑ってもラスト56営業日。

今日もメンバーがオフィスに出勤し、

達成シミュレーションを作り直すためにリーダー陣と議論中。

いっちょ狙ったりますメラメラ

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絶対に世界企業になる。

4月が終わり、

暦どおり、ゴールデンウィークに入った。

4月を最終月とした第3クォーター。

新卒2期生の2名が加わり、

相変わらずのスクランブル体制ではあったが、

結果は、

過去最高の成績だった。

目標としていた粗利額を、

20%も上回ることができ、

お客様に喜んで頂くための投資も、

メンバーの待遇も、

更に改善させられる内容になった。

しかしながら、

今日は、それについて書きたいわけじゃない。

4月は同時に、

ずっと前から気付いていながら、

ずっと変えられずにいることについて、

改めて向き合うことになった。

そのことについて書き留めておきたい。

きっかけは、

採用活動。

4月、

ここ2・3ヶ月の間に出会った2名の方との出逢いが、

一旦、白紙になった。

色々な理由はあるだろうけど、

詰まるところ、

我々に、

僕自身に、

我々の未来に、

魅力が無いからだと理解している。

確かに、

おかげさまで足元の業績は何とか回っている。

メンバーのモチベーションも高く、

我々に期待を寄せて頂いたクライアントへのオペレーションも、

まだまだではあるが、

日に日に改善されている。

ただ、

どこまでも普通なのだ。

「普通のベンチャー」

いや、

普通な時点で、

ベンチャーではない。

別に、

何でもかんでも奇をてらって、

おもしろおかしくやればいいというわけではない。

これだけ不確実な経済環境の中で、

しっかりと地に足をつけて、

雇用を守り、生み出していかなければならない。

そういった話ではなく、

我々が描く世界観と言うか、

目指している目標や、

それが実現したときの世界の風景だとか、

その意義だとかが、

見せられていないし、

伝えられていない。

つまり、

自分自身でも、

まだ見えていないということの表れなのだ。

口々に語る壮大なストーリーの中に今があり、

その序章を走っていると実感を、

メンバー自身が体感している状態。

数多ある中小零細企業から一気に抜け出すには、

常にその状態になっていなければならないのに、

全くなっていない。

せっかくベンチャーを創り、

メンバーも、

前職よりも待遇が下がり、

どこまでやれば報われるのかもわからない環境に飛び込んで、

平日も終電まで、

土日もなんだかんだ家やオフィスで仕事を頑張る。

確かにそれはそれでとても楽しいことではあるけれど、

単に若いメンバーで構成された中小企業を作りたくて、

会社を始めた訳ではない。

いつまでも普通ではいけない。

そう強く危機感を抱いている。

久しぶりにgoogleについて書かれた本を読んだ。

グーグル 10の黄金律 (PHP新書)/桑原 晃弥
¥756
Amazon.co.jp

非常に刺激をもらった。

誰しもがgoogleになれるわけではないが、

googleも、アマゾンも、MSも、

松下電器も、本田技研も、日清食品も、京セラも、ソニーも、オムロンも・・・

みんな、

初めから世界を見ていた。

googleの創業者二人が、

知人のガレージを借りて事業をスタートさせたことは有名だが、

二人はそのガレージにこう掲げている。

google 世界本社

社員12名しかいないときに、

有名なロックバンドの専属シェフに声をかけてこういった。

「僕たちの会社は何万人も働くようになるよ。シェフが必要なんだ」

すぐに採用には至らなかったものの、

その後一般応募してきたそのシェフの採用でさえも厳格に行い、

何人もの不合格の後、

その彼をストックオプションつきで採用している。

社員番号は56番。

55人しかいない会社が、

専属シェフの採用だ。

無論、VCの出資に支えられていたからこそ出来たわけだが、

それによりエンジニアが開発に専念し、

VCに多額のリターンをもたらしたことを考えれば、

是非論など空虚だ。

売上ゼロ、利益を挙げる手段も思いついていない段階で、

セコイア含む2社の最強VCに対して、

自社のバリュエーションは1億ドル(80億円)だとプレゼンしている。

「売上ゼロの会社が、80億円の価値・・・」

実際、

両社は2人の言うとおりに2500万ドル(20億円)出資し、

サーゲイはこう言い放つ。

「いい条件に落ち着いたと思うよ。

ベンチャーキャピタル側は高すぎると思ったみたいだけど、

僕らにしてみれば安すぎたくらいだ。」

結果、

投資して5年後、

両社が投資した分の株価は、

30億ドル(2400億円)に跳ね上がっている。

20億円が、2400億円だ。

もう一度書くが、

誰しもがgoogleになれるわけではない。

むしろ、

ほぼ全ての企業が、倒産し、廃業の憂き目に遭う。

ただ、

彼らが急成長を遂げることができたエッセンスを、

googleだからと、

アメリカの、資金調達環境の恩恵がと、

簡単に片付けてはいけない。

東京通信工業や、本田技研や、立石電機が、

世界的VCから何百億円も出資を受けていただろうか。

そんなことは無いのだから。

本にも出てくるが、

彼らは本当に採用を大切にした。

最低でも6人の経営陣もしくは未来の同僚が面談し、

全員で採用を決定する。

採用倍率は、

応募資格が厳格な上に、

更にその応募者の中の1%程度の合格率だという。

採用基準の大きな柱に、

「自分よりも優秀な人物を採用する」

とある。

多くの企業が頭ではわかっていて、

なかなか、

いや、全く実践することが出来なかったことを、

彼らはなんと愚直に実践しているのだろう。

個室を用意していた時期もあり、

その弊害を実感した後は、

大部屋でのプロジェクトごとのコミュニケーションを大切にしていると言う。

福利厚生を減らせば「普通の会社になった」と叩かれ、

たくさん離職者も出し、

試行錯誤をしているではないか。

週に一度、

メールでプロジェクトの進捗状況をメンバーと共有していると言う。

やっていることの根本は、

そんなに大きくは変わらないではないか。

では、何が違うか。

結局は、

「強烈なビジョン」

なのだと思う。

我々はどこに向かうか。

何を成し遂げるために存在しているのか。

それが強烈に示され、作用し、、

逆にそれが薄れかけた時、人が去っていく。

googleはそれがはっきりしている。

今の我々は、

これを明確に伝えられていないがゆえに、

魅力的な仲間を、

逃してしまうのだ。

強烈な目標があり、

それがビジョンとなり、

ある種の異常な状況の中で組織が突き進むとき、

きっと、

引き寄せられるように人材は集まってくる。

「俺もやらせてよ」

そういって自然と仲間が集まってきた小学校や中学校の休み時間。

あの状態に、

きっとなる。

採用手法についても色々と考えた。

でも、

やり方は変えない。

変えなければならないのは、

僕自身、我々組織に内在する


強烈なビジョンの共有度、本気度

だ。

それが必ずパワーになる。

ものごとには順番がある。

焦りも強い。

ただ、目先の現象に一喜一憂するのではなく、

もう一つも二つも目線を上げていかねばならない。

今はまだ、

陳腐な言葉しか思いつかないけど、

これから出逢う仲間に伝えよう。

『絶対に世界企業になる』

と。

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文化の醸成

組織創りにおいて、

大切にしていることがある。

それは、

組織風土が、


目指している方向に正しく向かっているかどうか

甘えが蔓延し、全体的にルーズになっていないか


評価がフェアに下されているか


ここぞというときに組織に粘りがあるか


努力したメンバーが思いっきり賞賛されているか


堅くなり過ぎず、遊び心に溢れているか


お互いが気を使わずに厳しく言い合えているか


目指している方向は共有されているか


オフィスの空気は、良い気で充満しているか

パッと思いつくところで、

これくらいだろうか。

何かの出来事がある度に、

心のどこかで確認をするようにしている。

金曜日。

4月に入社したばかりの新入メンバーTが、

営業日11日目にして初成約を上げるという

快挙を成し遂げたクラッカー

18時からのアポイントメントだったために、

電話があったのが19時過ぎ。

タイミングが悪くダイレクトに電話に出られなかったが、

メンバーから、

「Tがオフィスに戻ってきたときにはクラッカー鳴らして、

ビデオにばっちり収めましたから!」

との報告。

一生に一度しかない初めての成約を祝う文化が

しっかりと根付いていることを確認。

その後、

僕「急遽、初成約祝いをやるぞ!みんないける?」

みんな「もちろん大丈夫です!」

みんながどれくらい業務を抱えているかは、

僕自身がわかっている。

大丈夫もなにも、もはや断れない(笑)

それでも、

それぞれの表情やその後の行動を見れば、

“仲間の成功を賞賛する”という思いがあるのか、

嫌々なのかはすぐにわかる。

今回も、大丈夫だ。

すぐ隣の和民でみんなでワイワイお祝いして、

そのまま久々のカラオケへGoカラオケ

バカみたいにドンチャン騒ぎをして楽しんだので、

写真を撮るのを忘れたが、

もう一つめちゃくちゃ嬉しい出来事が重なり、

最高の一夜となったニコニコ

0時ちょいで解散し、帰宅。

そして翌日。

土曜日にオフィスに行ったら、

なぜかみんながいるはてなマーク

「どしたの?」って聞くと、

「あの後みんなでオフィスに戻ってきて、

残ってる業務を片付けてました!」とのこと。

なんと、あれだけドンチャン騒ぎをした後に、

オフィスに戻ってきて仕事をするなんて・・・。

労働○準なんとか的にはNGなのだろうけどあせる

メンバーの責任感には頭が下がる。

「結局何もせずにソファーで寝てました」

ってメンバーもいたけど(笑)、

(このメンバーがこのマインドで戦ってくれるなら大丈夫)

と、

また確認をすることが出来た。

組織の文化は一朝一夕には出来上がらない。

すごく年月を要するものだと理解している。

だからこそ、

軌道修正が難しい。

定期的に確認をしないと、

気が付いたときには悪い文化が染み付いてしまって、

それを変える作用が働かなくなる。

そんな会社をいくつも見てきた。

そもそも創りたい組織なんて、

大体の経営者が近しい考えを持っているのではないだろうか。

それでも、

一般にすばらしいと賞賛されるような企業風土を持つ組織と、

そうでなくなってしまう組織が生まれるのは、

きっと、

・1にも2にもまず採用。

  価値観の合わない人をバスに乗せていないか。


・風土の確認を怠り、気が付いたときには末期症状になっている


・「あれ?」「まずい。」「なんか違う・・・」と思ったときに、

  即刻且つ大胆に不安の芽を摘んでいるかどうか


・風土を浸透させるためのエバンジェリスト的なメンバーを育てる


・徹底的に共有し、経営サイドのメッセージを乗せた仕掛けを施す

このあたりかなと思う。

採用と日々の確認。

偉そうに書いているが、

まだまだ弱小ベンチャーなのだから、

今は、

意思の疎通が出来ていてあたりまえ。

これから仲間が増えていっても、

心がほっこりするような強い組織を目指していきたい。

>Tへ

改めて本当におめでとう。

お客様に感謝し、是非先方のご期待に応えよう。

>金曜日に最後まで付き合ってくれたY君へ

待ってるぞ!

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)/江副 浩正
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事業環境の変化と現状の整理

昨日は、

日ごろから勉強させてもらっている3人の兄貴たちと

久々の会食@カシータ。

ちょっと奮発して、

消費に貢献してきました。

3人とも、

経営者もしくは役員として、

web事業領域での上場経験者。

現在もトップランナーであるがゆえに、

端っこのほうを走らせてもらっている身としては、

すべての会話が勉強である。

実際に戦っている人にしか見えていないクーポン市場の内情や、

web事業会社の各社の危機感、

これからのトレンド、facebookをどう利用するかなどなど、

ビジネスのヒントがこんもりだった。

昨日の今日なので、

自社に置き換えて頭を整理してみる。

現在取り組んでいる3つの領域の内、

売上の比率が最も高いソリューション領域は、

益々可能性があると感じた。

クライアントの業績を上げるためのwebのプロモーション支援や、

webの制作、解析、運用などのクリエイティブ面にしても、

facebookやこれから始まるmixiのビジネス利用などを考えれば、

クライアントとの“面の数”と“太さ”をいかに獲得しておくかが、

キーファクターになりそうだ。

業界の中で散々言われているfacebookのファンページも、

まだ企業のマーケティング担当者と温度差があり、

担当者の多くも、

「きっと何か対応しなければいけないタイミングは来るけれど、

よくわからないから情報収集だけはやっておこうかな」レベル。

さらに、

企業規模のピラミッドの上位に君臨する大企業のマーケ担当者が、

コカコーラさんや、ユニクロさんなどの取り組みを真似ようと、

必死になっているレベルで、

我々のクライアントのメインゾーンからは、

そういう風は起きていない。

なので、

ここに関しては引き続き、

①お取引(予算)を頂くクライアント数にこだわる

⇒現状、累計で130社を超えてきたクライアント数を、

今期末(7月)までに200社とお取引頂けるよう頑張る。

大手ネット広告企業が、

一定以下の取引額の取引先に、

一方的に「取引停止案内」を突きつけたことが判明した。

我々は最後発企業として、

そういったお客様も大切にし、共に育っていくという意志を持つ。

②成功して頂いて、予算を積み増して頂く

⇒参入してみて感じるのは、

「やはりお客様は1社に色々任せたい」

「きちんとサービスを提供し続ければ、そんなに簡単に浮気されない」

ということ。

一度お取引を頂いた企業様とのリレーション構築を大切にし、

業績の向上をご支援して、予算単価をあげて頂く。

そのために取り組んでいる、

営業とコンサルタントの分業体制を引き続き強化する。

③新商品開発、取り扱いを増やし、ラインナップを強化する

⇒どんどん登場する新たな商材をすべて聞き、

効果がある商材を瞬発力を上げて提供していく。

昨日もfacebook関連の商材の協業のお話を頂いたが、

どんどん話を聞いて、検討していく。

この3つ。

取り立てて目新しいことではないが、

メンバーの提案力の底上げをはかり、

お客様との面の数と太さを追いかけていく。

そうすれば、

スマートフォン向けのサイト制作も、

facebookのファンページの制作や運用の案件も、

次に記述するメディアとの連携も、

アップセルしやすい環境が整うはず。

2つ目に力を入れているのがメディアの企画。



そうはいっても流動性の高いソリューション領域。

SEOはgoogle先生のご機嫌を伺いながらだし、

クライアントサイドも、

お取引先のすべてが順調に経営をされている企業ではない。

時には、

「一緒に戦いましょう」と話し合っていたクライアントが、

倒産してしまうこともある。

そこで、

今最も力を入れているのが、

掲載企業にとってメリットのある新しい発想のメディアだ。

クライアントのほとんどが、

売上を上げるために必死になっている。

その一方で、

多くのwebメディアが中途半端で、

“やりきってない(やりきれなかった?)感”満載だ。

後発でこの市場に入ったからわかるが、

多くの会社が安定的に収入を得られるメディアに憧れ、

トライするものの途中で何かしらの理由で断念している。

それは早く課金したいという思いが強すぎて、

クライアントの共感を得にくいからだと見る。

結局このマーケットで元気がいいのは、

メディアとかアプリとかに浮気せずに、徹底的に新規開拓

をしている会社か、

徹底的にユーザーに受け入れられるメディアを作り上げる


会社の2種類しかない。

余談だけれども、

フリーセルさん、GENOVAさん、ウィルゲートさん、Speeeさんなんかが

前者にあたり、

古くは比較サイト大手企業や、

home’sのネクストさん、@コスメさん、ソネットエムスリーさんなんかが

後者になるのだろう。

我々のような小さな企業が2方向を追ってしまうと、

前述したような駄目になる会社になってしまう危険性がある。

いや、

むしろそうなる可能性が高いあせる

なので、ちょっとひねりが必要だと思っている。

その答えが、

なんとなーーく見えてきたので、

今クォーターから自分以外のメンバーを2名張ってみた。

まずは来期の上期の末までに、

メディア経由の粗利額を、

ソリューション領域の粗利額と同規模にする。

その目標に向け、

第一段を先日リリースできた。

『webマーケティング/SEOのプロフェッショナル100社』

http://www.k-tsushin.jp/web100/

ご存知の方も多いと思うが、

「ベンチャー通信」や「経営者通信」といったメディアを運営する、

株式会社幕末さんとの共同企画。

代理店を含めれば1000社近くあるだろうと言われている

webマーケティング業界の中で、

高い実績と志を有する企業様にご登場いただき、

ブランディングを支援させて頂く。

大手企業様の参画も無事に決まり、

幕末さんの業界内での信用力にも助けて頂いて、

サイトリリース直後ではあるが、

しっかりと収益を頂戴できている。

今年中に最低でも5つ。

収益を頂いて且つ掲載企業様にもメリットが出るモデルを、

軌道に乗せたい。

3つ目のプラットフォーム領域は苦戦している。

ただ、

なぜ苦戦したのかがわかったので、

同じことはやらない。

とても大きな気づきになったと思う。

とは言っても育てて伸ばして行くために、

先週やっと意思決定することができた。

こちらも粛々と進め、

新しい可能性を見出したいところだ。

もっと正直に書くと、

半年後には、

また発想を変えなくてはならない

事業環境になっている気がする。

何千、何万という単位の企業様に利用していただき、

薄く広く月額利用料を頂くモデルを考案したいと思っているが、

そのアプローチの仕方が、

今考えている延長にないかもしれないと思い始めている。

それがゆえに、

大きめの追加投資が出来ないでいる。。。

それについてはまた今度。

いずれにしても、

4月に待望の2期生が2名加わり、

アルバイトさん、派遣さんの戦力化がここに来て進み、

オフィスには毎日17・8名、

在宅で頑張ってくれているメンバーや、

業務委託のメンバーを含めると、

25名くらいの仲間たちと戦うことが出来ている。

技術を提供してくれているパートナー企業や

外注先もどんどん増えている。

1年前に比べれば、

選択肢も確実に増えている。

相変わらず変化の激しいマーケットだけど、

絶対にイノベーショナルなサービスを生み出すために、

今はしっかりとくらいついて、

軍資金を貯める。

近い内にプチ勝負をするタイミングが必ず来るはずだから、

勝負できる陣容を整えておきたい。

今日も、

土曜日だというのに4名のメンバーが出社をして、

今月の主要作戦のために頑張ってくれている。

2期生もすでにいくつもアポイントメントを取ってくれている。

第3四半期末の今月末が楽しみだ。

ふぅ、長くなった。。。

吐き出してちょっと楽になったので、

スタバ行ってきますコーヒー

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3月終了、そして春へ。

日付が変わり、3月が終わった。

未曾有の大震災に見舞われ、

経済も政治も大きく停滞し、

誰も経験をしたことのない1ヶ月となった。

繰り返しになるが、

改めて、

今だご家族や身近な方が行方不明になられていたり、

避難所での苦しい生活を余儀なくされている方々に対し、

心からお見舞いを申し上げたい。

経済の停滞を防ぐべく、

前を向いて業務にまい進した3月後半。

7月決算の当社にとっては、

期末という雰囲気があるわけではないが、

待望の2期生を迎え、

ベンチャーなりに飛躍するための大切な日々となった。

結果は、

おかげさまで年初に立てた粗利目標をクリアすることができ、

各個人の2月のショート分も、

今月の活動で計上することができた。

このような状況の中で、

ご予算を預けて下さったクライアントの皆様に、

心から感謝させて頂きたい。

また、

心理的動揺もある中で、

共に前を向いて、

クライアントへのご提案、

日々の業務をしっかりとこなしてくれたメンバーに、

「ありがとう」と伝えたい。

本当に良い終わり方ができたね。

自信を持とう。

ありがとう。

昨日から、

待ちに待った2期生の2名が加入。

明日からの正式な入社になるものの、

これまでに既にインターンをこなし、

昨日今日で、

既にいくつものMtgに参加してもらっている。

いくつもの選択肢がある中で、

設立2年、

社員数7名の我々の組織を選んでくれた猛者たちの加入が、

黙々と業務をこなしていたオフィスの中に、

春風を運んでくれた。

3月はまた、

多くの新しい出逢いがあった。

想いを共有できる中途採用メンバーが1名決まり、

新卒第3期生の最終面接も続いた。

今日も素晴らしい出逢い。

明日お会いさせて頂く学生さんは、

一体どんな生き方をされてきた方なのだろう。

時代は益々混沌とし、

誰も先が見えない時代に突入した。

夏場や秋口に向け、

まだ想定できていない事態が次々と起こるはずだ。

それに向け、

多くの企業は備えに入る。

ただ、

我々のようなベンチャーは、

こんな時こそ前向きに、

パワー全快で進んでいかねばならない。

リスクテイクこそが、

アドベンチャーなのだから。

オフィスを出るときに、

信頼する前職の後輩からのメールにあった言葉。

オモイヲカタチニ

春が来る。

やったりましょう。

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“日常”に改めて感謝

大震災から2週間が経過した。

崩壊してしまった街で、

復興に向けた活動が始まっていると見聞きする機会が増えたが、

今だ1万7000人を越える行方不明者の方々がいると聞く。

無力さを恥じるばかりだが、

心から、一人でも多くの方の生存を願いたい。

福島の原子力発電所の冷却作業、

震源地近くで続く余震、

今だ予断を許す状況ではないが、

大きな被害を受けていない我々は、

一刻も早く、今までの何倍ものエネルギーで、

前に進まなければならない。

先週の後半は自宅勤務、

並びに一部のアポイントメントのみ直行直帰としたが、

今週月曜日より通常業務に戻すことにした。

多くの経営者が、

「我々が日本を元気付けなくてはいけない」

と書く。

その通りだと思う。

事業を継続し、

お客様、クライアントの業績拡大を実現し、

間接的、直接的に復興に貢献できるように動いていく。

東京の街は、

ほぼ日常を取り戻した気がする。

物事には常に両面があるため、

日常に戻ってしまうことを否定的に捉える人もいるだろう。

ただ、前に進まなくてはならない。

これで日本の国力が更に落ちてはいけない。

震災は多くのものを飲み込み、

多くのものを奪った。

けれど、

きっともたらしてくれるものもある。

人は学び、

学習をする中で発展を遂げてきた。

学習をしたからこそ、

絶滅しなかったのだと思う。

学ぼう。

これまでにずっとできずにいたことを、

ここで一気に変えてやろう。

前を向いて、

信じて進もう。

みなさん、一緒に頑張りましょう。

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