「中山紘太の価値観」カテゴリーアーカイブ

貪欲に渇望し、熱く、早く、成長し続けるというコミット

昨日また素敵な出逢いがあった。

関西有名私大アメフト部出身→新卒大手メーカー就職→大活躍するも自らの成長に危機感を覚えあえてのベンチャー志望→その中でもとにかく成長に飢えている組織を求めてヴァンテージに来てくれる→他社を1社も見ずにその場で意思決定。

今も大活躍してくれたいるメンバーの黄金パターン(笑)

何より目つきがいい。

 

そのIさんとやり取りの中で、僕から「他社は見なくて大丈夫なのですか?」と聞いてみた。

Iさんからは、

「ヴァンテージさんを志望させてもらったのはとにかく成長に貪欲だと感じた点で、そういうメンバーが多いと感じたからです。そういうメンバーと高めあえる環境があれば、あとは自分が変えていけばいいだけなのでそこがずれていなければ決めます。他は見なくて大丈夫です。」

との回答。

しっかり自分を持っている。

 

僕から、

「そこは約束します。そこがぶれたらヴァンテージがヴァンテージじゃなくなるので。今よりももっと、昨日よりももっと、これまでよりももっと、よりよく改善する、絶対に良くする、出来ない理由探しよりどうやってできるかを考える、知恵を出す、前進する、突破する、そういった志向、想いは、志を共にできる仲間との心の約束なので、そこはぶらしません。ぶらせないんです。そこをぶらさずに来たから今のメンバーとやれているわけですからね。信じて下さい。」

と話して握手。短い時間だったけれど、良い約束ができた気がする。

 

会社なんて300万社とかあって、経営理念もしっかり掲げているところはそれなりに似てくる。

ただ、社風や文化、根底に流れるアイディンティティのようなものは本当に千差万別。100社あれば100通りの組織がある。

そこはなかなか面接や短いやり取りでは伝えられない。ただ感じ取ってくれる人はいる。

我々ヴァンテージのスピリットは『超やる』

成長を渇望し続け、貪欲に求め続ける集団。

そこは絶対に他社には負けない。

だから今日も、求め続ける。

そうすればまた必ず、新たな出逢いが突然やってくる。

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生産性を高めることに対して、モーレツでありたい

先般の安倍首相がこんなメッセージを発信されていた。
首相「モーレツ社員否定の日本に」働き方改革に意欲

 

そして、先週の電通の社員さんの痛ましいニュースにより、

各所で様々な意見が巻き起こっている。

 

こういったニュースや出来事を目にする度に思うけれど、

自分の知るほぼ全ての企業では不毛な長時間労働を無条件に礼賛するような風潮は見られないし、

むしろ”ダサい”と見られる向きの方が強くなってきているのではないかと感じている。

 

例えば報道されているような8時間ぶっ通しの会議だとか、

深夜の会議がカッコいいとか、

何百時間残業したことを自慢するとかここ数年聞いたことが無いし、

どう考えても時代にマッチしていない。

 

経営者としてマネージャーやメンバーに伝えたい事は、

とにかく「1人あたり生産性を高めよう」ということ。

 

一般に生産性を定義づける”付加価値”は『粗利』。

この”一人あたり”の値を高めることで、

組織としてはあらゆるものを用意してあげられる。

 

この値こそが組織の強さとなり、

未来への原資となり、

報酬、成長機会、新たな投資、健康管理等の福利厚生等をもたらすのだ。

 

安倍首相のモーレツが否定される云々になぞらえるならば、

この”1人あたりの生産性を高めることに対して”モーレツでありたいと

考えている。

 

これから先、

間違いなく単なる作業がドンドンとソフトウェアに置き換えられていく。

生産性の高い高付加価値ビジネスパーソンかロボット、

なんていう時代も遠からず来るだろう。

 

それが不幸だとも思わないし、働くこと自体が贅沢な時代が必ず来る。

(これについてはまた今度)

 

組織を預かるものとしては、方向性を間違えてはならない。

 

メンバーが物心ともに豊かな日々を過ごせるように、

正しく、導いていく。

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心配しなくていい。リソースなんてずっと、ない。

「リソースがもうちょっとあれば」
「人がもっといれば」
「これくらいの仕事ができる部下が入れば」
そう嘆く人がいる。

 

そんな人はどこか誤解をしているようだ。

 

今の事業が軌道に乗り、会社の業績があがり、
余力が出来てきたらそれらが「解決される」と思っている。

 

そうではない。

 

成長を志す経営者という生き物は、
多少の余力ができたらまたすぐ投資をする。

 

それはもちろん人材への投資かもしれないし、
新しい事業への投資かもしれないし、
拠点の展開かもしれないし、
社内の効率化を目的としたシステム投資かもしれない。

 

ただ人材に投資されればリソース足りない問題は解決するか、
そうではない。

 

なぜならばその分だけ目標とするバーも上がるからだ。

 

つまり、
「成長、即ち満ち足りている状態を作らない経営陣が率いる組織である以上、一生何かが”足りない”状態が続く」
のだ。

 

こう書くとネガティブに捉える人もいるかもしれない。

 

ただ、真理はいつも大体逆。

 

少しでも余力ができたら「すぐまた投資」する”思考回路”だからこそ、
業績が伸び、そこに属する人々が大きな不自由なく過ごせるのだ。

 

組織も事業も下りエスカレーター。
常に下降圧力が働いている。

 

つまり、
今よりも上に上がる意志を強く持って(歩く以上の努力)して初めて
“現状維持”が出来る。

 

必要以上の余力を作らず、慢心せず、常に健全な危機感を持ち、
常に新たな何かに投資をし続け、常に上昇志向を持つ。

 

メンバーが心身ともに健やかにチャレンジできる環境整備も同じ。
全ては健全な危機感から来る上昇志向がもたらしてくれる。

 

今よりもより良くあり続ける努力を続けることは楽ではない。
リソースが足りないのは確かに大変だ。

 

しかしながらだからこそ”知恵”を出すメンバーが誕生する。
知恵を出さないとクリアできない状態が続くからこそ、
何人かに一人は急激に成長を遂げる。

 

そういった組織を”成長環境”と捉えるか、
“ただきつい職場”と捉えるかは、その人次第だ。

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前職で培わせてもらった縁に感謝し、その”縁”がどんどんと広がるような人間でいたい

今週、とっても優秀な学生S君と出逢い、その場で内定を出させてもらった。そんなS君に「どうしてウチを受けようと思ったの?」と聞いたら、前職レイスのメンバーだったM上さんから「ヴァンテージの中山に会ってこい」紹介されたからだと言う。もう、ホント嬉しい。

同じく今週出逢って意気投合し、即刻内定からの承諾に至ったT君も、前職レイスで一緒に戦っていたY浦君が起業した会社からの紹介だった。D、ナイス紹介!

そして今日、ついさっき呼ばれて会議室に行ったら、またまたレイス時代のメンバーO田君がいてびっくりショック!
聞けば3年前に起業し頑張っていて、その会社の社員さんがたまたまウチに問い合わせをしたことを社長であるO田君に報告したら僕の会社だと気付いてくれて、今日一緒に来てくれたという。起業してからは会っていないから、8年ぶりの再会かな。嬉しいことにこちらもこれから一緒に仕事をさせてもらうことになった。是非頑張りたいグッド!

先月もたまたま参加したイベントでレイス時代のメンバーI村君が声を掛けてくれた。彼も3.4年は会っていなかったけれど、超バージョンアップしていて興味深かったので、レイス時代は行ったこともなかったのに初めて食事に行ったにひひそこでも色々と教えてくれてとっても有意義な時間になった。

先々月は先々月で、レイス時代の3年目から苦楽を共にしたKがオフィスに顔を出してくれた。色々あっただけに、また再会出来てこちらも本当に嬉しかったクラッカー

2016年に入ってからこんな嬉しい縁が続いている。

前職からはまた最近幾つか会社間のお取引も頂いたけれど、その背景には一緒に戦ってきたTNさん、TRさん、Sさん、同期のN君など、多くの恩人たちのお力添えがある。これもまた本当にありがたい限り。

前職はもちろんのこと、前職を卒業して転職したり、起業したメンバーの会社とお取引をさせてもらえるのも本当に嬉しい。付き合った長さの差こそあれ、何の因果か奇縁か分からない縁で無名なベンチャー企業にお互いたどり着き、同じ釜の飯を食べた仲間だからだと思う。

戦う場所が変わってもこういった縁は本当に大切にしていきたいと思ってきたし、自分が気付ける範囲でそうなるように行動してきた自負もある。

起業して8年経った今でも、前職は毎四半期行われる全社総会に招待してくださる。
今だに経営陣(師匠達)とお誕生日会をさせてもらえる関係を持続できていることも、自分自身誇らしく思っている。

世の中には人との別れの際に、その人との縁が途切れてしまうようなもったいない別れ方をする人が少なくない気がする。

前職でも起業してからも、悲しいかな「どうしてそんなことしてしまったの?」と逆に驚いてしまうような行動に出てしまうメンバーは生まれてしまった。自分自身の力不足も認める一方で、これはいつの時代もいるのだと思っている。

悪意を持って途切れてしまうような別れ方をするケースは稀だとしても、多くの場合、その人達は自分がそういった不義理をしてしまっていることや、相手に「また一緒に語らおう」と思ってもらえていないことに、気づいていないのだと思う。
もちろん我が身を振り返り悔やまれることもあるけれど、これは本当にもったいないことだと思う。

いずれヴァンテージの卒業生からも起業をするメンバーが生まれたりすると思う。もちろん転職した先からの縁でもいい。何か相談事や依頼事があった時には大いに協力したいと思う。そのメンバーが“同じ釜の飯を食べた仲間”としての振る舞いをしてくれたならば。

人生は一期一会。

メンバーであれ、お客様であれ、業者様であれ、ふとした出逢いであれ、常に感謝心を忘れず、積み重なるように縁が広がる人間でいたいな。

日々、感謝。

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「人が足りない」時こそチャンス

先週FBのタイムラインにサイバーエージェントの役員の方のブログが流れてきて、
多少論点が違うものの、我が意を得た気持ちになった。

調子が悪くなると人を増やしたくなる話

先に補足するけれど、
もちろん適正なリソースというものはあるし、
こちらのブログの例で言えばサッカーは10人、9人だと機能として足りない。

僕が言いたいことは、

「まずどっちの発想からスタートするか」

ということ。

「リソースが足りないので人を増やして下さい」
という思考からスタートするのか、

「どうやったら今のリソースで回せる(より付加価値を出せる)ようになるだろう」
「いい機会だから業務の棚卸しをしてみよう。無駄があるかもしれない。」
という思考からスタートするのか、

これはマネージャーとっても、
その管掌下で働く社員にとっても重要な違いを生む。

こういう議論をすると、
なぜか、

「社員に無理をさせていて、大事にしていない」
「残業を強いていて、ひどい」

といったことを言う(感じる)人が出てくる。

(繰り返すけれど、適性なリソースというものはある前提)

これに関しては言えば、
まず、

「人を増やすことは簡単」

だ。募集すればいい。

ただ、本当にそれで良いの?と問いたい。

論点をお給料に移すと、
多くのビジネスパーソンはお給料を上げたいと思っていると思う。

多くの経営者、マネージャーもまた、
仲間のお給料を上げたいと願っていると思う。

そのお給与。
お給料というものは、
どこまでいっても“一人あたり生産性(付加価値)”からしか支払われない。
これは変えられない。

ということは、
みんなの希望を叶えるためには、
“一人あたり生産性(付加価値)を上げるしか無い”

つまり、“人を増やすこと”に解決策を求めていては、
一人あたりの生産性があがることはない。

仕事が増えているからこそ足りないと感じわけだから、
リソースが足りない時こそ「給料を上げる」チャンスなのだ。

先ほどの「社員を大事にする」という話で言えば、
一人あたりの生産性を高めること、
即ち、一人あたりの給与水準(生産性)を高めること(育てるということ)こそが、
真に社員を「大事にしている」ことだと思う。

もちろん現場のマネジメントは簡単ではない。

自分も経験があるけれど、
メンバーに上記の意図を理解してもらうことは簡単ではない。
日々の業務負担が、そういった思考、視点を奪うからだ。

それでも本質を伝えることがマネージャーの役割であり、
熱心に伝えて欲しい。
そして、成功体験を積ませて、生産性を高めて、
経営陣にこう言って欲しい。

「これだけのリソース(コスト)でこれだけの付加価値を生み出したので、
メンバーの給料を上げて下さい」

と。

それが出来れば、
メンバーのお給料も、そのマネージャーのお給料も上がるに違いない。

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中学校での歴史の授業で戦後の復興を支えた偉人伝を増やして欲しい件

きっかけはまたもやSWの深夜のyoutube(笑)

ネタ元はこちら、

ゆるせない話 「爆笑 八木7連発」

これはこれで個人的に腹がよじれるくらい笑わせてもらったのだけど、

興味深かったのが「歴史の教育」のくだり。

サバンナ八木は

「いきなり卑弥呼から話されても距離感が全然掴めないから頭に入ってこない。

逆からやってほしい」

と面白おかしく話すわけだけど、

結構しっくりきた(笑)

“距離感”と言うのは多分全体像とも繋がるし、

全体が見えないところから各論を話されても理解し難い。。

これはこれで実は一考の余地はあるんじゃないかなー。

今日書きたかったのはちょっと違っていて、

同じく「日本の歴史の教育」について、

大学生の時ぐらいに感じたことを思い出したので。

それがタイトルの件。

僕の経験上、

中学校の歴史の授業は大体近現代史のちょっと手前で三学期が終わり、

戦後はものすごく端折られるし、

教科書の〆のページも何かみんな頑張りましょう的にふんわりしているイメージ。

教育実習も行ったからなんとなくわかるけど、

基本、与えられた学習指導要領通りには授業は進まず、

遅れ遅れになるから最後がカットされるハメになる。

「起業家精神が欧米に比べて低い」とか言われて久しいジャパンだけど、

僕は、

「中学校での歴史の授業で戦後の復興を支えた偉人伝を増やすべき」

だと思う。

個人的には大学時代にそういった書物に目覚め、

それこそ手当たり次第読み漁ったけど、

本当に今の豊かさを築き上げて下さった戦後の経済人たちには頭が下がる。

その姿勢や言動からは、社会科の枠を超えた学びがあると思うし、

それこそ現代と繋がることで前段の理解を促すこともできると思う。

例えば、渋沢栄一(敬称略)なんて、

50分の授業をするには十分な内容がある。

例えば、岩崎弥太郎(敬称略)。

坂本龍馬の流れから三菱グループの成り立ちまで、

1時間2時間じゃ全然足りない。

三井高利でも安田善次郎でも鮎川義介でも松下幸之助でも、

個人的には、教科書に出てくるレベルの偉人だと思う。

そうなるとやっぱりソニーの井深大&盛田昭夫、

HONDAの本田宗一郎と藤沢武夫はやってほしいな(笑)

東急グループを創った五島慶太と西武グループを創った堤康次郎の戦いとか、

僕だったら夢中になって聞いたな。

海賊と呼ばれた男が日本国民の胸を打つなら出光佐三氏でもいい。

学生が身近なサントリーやグリコや味の素でも吉本興業でも、

誰でもいい。

できれば孫正義でも1時間やってほしいな。

いつかどうせ教科書に載っちゃうし。

とにかく戦後の日本の奇跡的な復興が、

今の自分たちの恵まれた環境が、

どんな方々の血の滲むような努力の上にあり、

それが如何に誇らしいことであるかを伝えてほしいな。

また上下ではなく、

そういった生き方も選択肢の一つとしてあることを、

是非中学生くらいから教えてほしい。

選ぶか選ばないかは彼らなわけで。

文部科学省の官僚の皆様、

いかがでしょうか。

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成功者は結局少ないチャンスをモノにしている

シルバーウィークで睡眠のリズムが崩れガーン

眠れなかった夜に暇つぶしでユーチューブをサーフィンしていた時のこと。

あまりに眠れなかったので昔のすべらない話や、

大好きなブラマヨの動画とかをしらみつぶしに見ていて、

ふと、

【有吉VS先輩芸人】イケイケだった頃の有吉が大御所芸能人にブチギレまくる【VS松本&浜田&石橋貴明】

ここ数年テレビに出まくりの有吉が、

今のようにMCを任される前の動画が目に入った。

内容やその知性がどうとかは置いておいて、

また「いやいやまとめ動画だろ」みたいな指摘も置いておいて、

いやぁ、これは確実にモノにしてるなと感じた。

プロデューサーや構成作家が期待している以上の盛り上がりじゃなかろうか。

こういったチャンスで彼は確実に着実に結果を出して、

スターダムをのし上がっていったんだと再確認できた。

誰であれ成功者は確実にチャンスをモノにして成り上がっている。

ちょうど同じ日にとある深夜番組で、

千原ジュニアと土田が割り当てられた5組の芸人を

「ショートコント」「一発ギャグ」「モノマネ」といったテーマに合わせて

対決させ合う番組をみた。

そこに並んでいる芸人たちのほとんどが失礼ながら無名な方々でありながら、

番組中にこんなやり取りが映る。

MCの2人が自分の自分たちの主戦場ではないジャンルを手に取ると、

「いやいやいやいや、ショートコントやったことないし、俺たち漫才だし」

と大声で言って焦って盛り上げる。

番組はそれはそれで盛り上がりを見せて終わるのだが、

個人的には、

「いやいやいやいや、ちょっと待て」と。

「準備しとけよ。数少ないチャンスちゃうんかーーーーい」と。

「次使ってもらえるか、誰かが見ていて声を掛けてくれるとかあるやろ」と。

「一度、あ、こいつらおもんない、使えない」って思われた時のダメージデカすぎだろ」と感じた。

またもやyoutubeネタだけど、

漫才一本でM-1の頂点を取ったブラマヨでさえ、

イロモネア ブラックマヨネーズ

ここまでやっている。

(一発ギャグは全く一発ギャグではないけれどw)

それなのになぜあの若手芸人達はあの番組のワンチャンスに命をかけなかったのか、、、。

どのジャンルが来ても一発充ててやろうとい準備しなかったのか、、、。

人生が変わったかもしれないのに、、、。

サッカーの本田選手がミランの10番をつける時に名言を残したけれど、

チャンスなんてそう何度もあるわけじゃない。

野球でもリリーフピッチャーは毎日ブルペンで肩を作って準備を待つ。

例えそれがワンポイントリリーフであっても、

かけがえのないワンチャンスだと理解しているからきっとみんな真剣に準備する。

それはサッカーの控え選手でも、バレーでもラグビーでも一緒。

そしてそれはスポーツだけでなく、

ビジネスもお笑いも本質は全て一緒だと思う。

明日、運命のワンチャンスがやってくるかもしれない。

それをモノにできるか、完璧な準備が出来るかは、

その人次第だ。

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“やる気スイッチ”が見つかった時にもう一つ大切なこと

最近ちょっとあることを変えてみた。

ざっくりと言えば、

『無理にやる気を引き出そうとすることを止めてみている』

どこかのどなたかが

「やる気を管理することを止めた」的なエントリーをされているのを見て考えたことだが、

たしかに、

「誰かに焚きつけられたやる気はすぐになくなる」

というのは真理だと思う。

かと言って「勝手にしろ」ではマネージャー(管理者)の怠慢というものだろう。

管理された(焚きつけられた)やる気は続かない。

自ら気づき、欲し、求めた上でのやる気じゃないと続かない。

その上で、

どうやって「気づかせ、欲させ、求めたくならせるか」について、

曲がりなりにもマネジメントをさせてもらう者として、

アプローチを変えてみている。

アプローチ中なので詳細はここでは控えるけれど、

簡単なところで言えば、

・飲み会で熱く語る的な“啓蒙的アプローチ”を行わない

・求めてるくメンバーを徹底的に愛す

・結果的に(えこひいきではなく実力の)差を意図的に作る

このあたりだろうか。

これがなかなか難しい。

極論と言われるかもしれないが、

人は基本人には変えられないし、

教育もマネジメントもその前提から入るべきだと思う。

(今まで、自分が多くの書物、先輩から学んだことを自分なりに解釈して、

そのエッセンスを多くのメンバーに話してきたつもりだ。

ただ、一体どれだけのメンバーがその行動を変えただろうか。

もうそれは悲しみをとうに通り越して(笑)、

全く皆無と言っていいと思う。

開き直りではなく、今ならそれをなんなく受け入れられる)

振り返ってみて自分はどうだろうか。

自分はそれなりに多くの方々の教えを素直に聞き入れて来たと思う。

両親の教えも、祖父の教えも、

小学校の時の辻先生の教えも、

中学校の時の天野先生の教えも、

高校の時の中藪先生の教えても、

大学時代の小林ママの教えも、

レイス時代の中島さん、田中さん、藤さんの教えも、

そしてこれまでに読んだ何百冊の書物からの教えも、、、

一角の人物になるために必要だと思えば、

とにかく素直に聞いて、理解し、実行に移してきた。

ただ、それは実は、

結局のところ『自分が欲していたから』に他ならない。

同じ金言の数々を浴びせられたところで、

同じ結果にはなっていない。

それは同じ環境で育った兄弟であっても育ち方が違う。

素直に実行しない人がやる気がないということではなく、

結局、

やる気スイッチは本人にしか押せないということなんだと思う。

自分でしか自分を変えられない。

マネジメントはそのきっかけを与えるところまでしかできないけれど、

それで十分やりがいをもてる。

“やる気の管理”だなんて烏滸がましい。

夢中になることを見つけるための知識の習得を勧める。

高い目標を達成する喜びを手に入れるために低い目標の成功体験を積み上げる。

自らやる気スイッチを押した人間は、強い。

(ソニーの昔の求人。やっぱりソニーはこうでなくちゃにひひ

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渇望

母がよく言っていた

「全ては必然。そして必要なことしか起きない」

という言葉の意味が、今ならよく分かる。

先週も色々あった。

いいこともたくさん、勘弁してくれよってこともたくさん起きた。

何も起きない日などない。

でもそれでいい。

全ては経験となり、血肉になる。

週末にメンバーの1人がサイバーエージェントの藤田さんの

16年前の取材動画を共有してくれた。

藤田晋 26歳の野望 サイバーエージェント・楽天

ほうほうほう。

これ以上は語るまい。

全社のLINEグループに投稿されたこの動画を、

一体何人のメンバーが見て、何を感じただろうか。

自分自身の20代は、

大学4年生の4月に前職の内定をもらったところから始まる。

内定をもらった翌日に承諾してからはとにかく働かせて欲しいと懇願たが、

「今年から一律の初任給じゃないから、

内定者の評価を決めるコンテストがある。インターンはその後」と言われ、

そのコンテストで1位を取り、

同期の誰よりも先にインターンを始めさせてもらった。

初任給もダントツ1位の月給38万(年収456万円)となった。

2週目からは会社に泊まることを覚え、

しばらくして当時の彼女とも別れてオフィスから徒歩10分のところに引越し、

毎日必死に架電して、先輩の仕事を手伝って、引き継いで、

2ヶ月目にはひとつ上の先輩よりも早く500万円の初契約を頂いた。

社長から「時給だと計算がよくわからないから」と言われ、

バイトにもかかわらず月給20万円にすると言われ飛び上がった。

ただ、土日も含めて週に120時間くらいはオフィスにいたし、

給与なんて本当にどうでもよかった。

3ヶ月目には今もなお前職の主力事業の新規立ち上げメンバーに選ばれ、

更にテンションが上って、これまた必死に食らいついて働いた。

とにかく必死だったし、没頭していた。

年が明けた1月からも新規営業、既存事業のコンサル、

新規事業の同行、マニュアルづくり、架電、資料作りと、

思いつくことは全部やった。

3月31日の夜も会社に泊まり、

ユニクロの上下のスウェットに無精髭で自分の入社式当日を迎えた。

5分前に先輩に「入社式でないの?」と聞かれ、

正直面倒くせーと思いながら髭そってスーツに着替えて会議室に行ったっけ。

自分の管掌範囲もどんどん大きくなり、

2年目には部長、3年目には取締役を拝命。

28歳で起業する時までに4000枚の名刺を交換し、

150人を超える上場企業経営者と商談し、

週2.3で会食、

これまた週2.3でバカみたいに同世代の仲間たちと遊び歩いた。

どれだけ飲んでも会議は毎朝7時から。

異常な生活を続けていたにも関わらず、

病気一つせず、疲れ知らずで走り回った。

その間も、

現在オフィスに寄贈している600冊の本を読み、

毎日毎週日経本誌/産業/MJ/ビジネスを購読して、

このブログも6年で350記事書いていたようだ。

海外旅行もその6年だけで20回行き倒した。

気がつけばインターン時に22名だった正社員が、

わずか6年間で240名になった。

起業した後も、そのエネルギーは変わらないが、

初年度にそれまでの自分の6年を全て否定されるような大惨敗を経験し、

本当に倒産寸前、何もかもがめちゃくちゃになった。

30歳の誕生日をあのような状態で迎えることになるとは

28歳の自分は1mmも想像が出来なかったけれど、

不思議と成功に対する自信やブレることがなく、

「将来の私の履歴書のネタが増えた」くらいにしか思っていなかった。

とは言えなんとか生きながらえた20代ラスト。

ただただ目の前の業務に没頭していては天下は取れないのだと知り、

方向を転換し、今に至る。

がむしゃらに動くという意味では20代と動きが変わったけれど、

圧倒的な成功を手に入れるための欲、渇望、熱量は増えるばかりだ。

人は夢中になっている時にはとんでもないパワーを発揮する。

多くの人には理解できないゾーンに入ることがある。

それを可能にするものは「欲」しかないと思っている。

飢えにも似た欲。

負けず嫌いという思いも、

自分が一番だということを証明したい欲であり、

物であれ評価であれ、何かを手に入れたいという欲にほかならない。

欲のないメンバーとは、

少なくとも近くでは仕事ができないし、したくない。

一緒に仕事をしたところで、

間違いなくそのメンバーを苦しめてしまう。

いや、壊してしまうと思う。

また日に日に欲が増してきている。

不思議だ。

自分の内側から燃えるものを感じている。

昨日も今日もオフィスに顔を出している。

結果を出すために貪欲なメンバーがいる。

それでいい。

自分で切り拓け。

誰かに決められた人生なんてFU◯Kだ。

すべての壁を突破する。

すべての邪魔を排除する。

何があろうと成し遂げる。

全てを実行で証明してみせる。

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仕事が出来る人は未来の話をする。出来ない人は過去の話をする。

営業でも、面接でも、社員との面談でも、

集中して相手の話を聞いているとその人のメンタリティーが如実に出る。

その一つがタイトルの通りだ。

仕事が出来る人、

そうでなくても人生を活き活きと謳歌している人は、

基本的に未来の話をする。

「今のセクションに来年までに◯名のメンバーを増員したい。そこで◯名のマネジメントがしたいと考えています。」

「いついつまでもこうなりたいけれど、正直見えていません。アドバイスがほしいです。」

「■■がこうこうこういう動きができるようになった。次は▲▲を伸ばしたい。必ず今Qは成果を残します。」

「今◆◆セクションにはこういう課題があると思いますが、どう捉えていて、行動に移しているか聞かせてほしいです。」

「来週誰々社長とお会いします。そこではこういう提案をして驚かすつもりです。楽しみです。」

「◯Q後の査定をもって、給与を◯◯万円にしたいです。つまりQごとに2万円の昇給を目指します。」

「前職では◯◯な経験を積み、伸ばしたかったけれど出来なかった。だから次を探しています。」

「来Qに長めの有給をとってヨーロッパに行きます。なので今Q成果出さないとまずいんですあせる

一事が万事こういう調子。

話していてこちらも前向きにアドバイスしたくなるし、

一緒に話していて楽しいし、盛り上がる。

表情も、スッキリだ。

一方で、

仕事に色々と課題を抱えているメンバーは、

過去の話が多い。

「今のルーティンタスクが前から非効率だと思ってまして、、、」

「前Qのあの時の判断がやっぱりちょっと引っかかってまして、、、」

「4月のことなんですが、◯◯マネージャーには話したんですが、、」

「この前の社内イベントの日程調整のやり方なんですけど、、、」

「先週のミーティングでこういうことがありまして、、、」

「いつからですか?2月から感じてました。」

「前職は◯◯なところが全然ダメだったので見切りをつけて今回転職を…」

本人が気づいていないことも多いけど、この手の流れが多い。

要は「後出し」なのだ。

しかも内容の多くが、

「じゃあ、こうすればいいんじゃない?」

「それって、一つ上の◯◯マネージャーに聞いた?」

「でもこういう視点はどうだろう?」

「それは誤解で、◯月◯日にこういうルールでいこうって流れてるよね」

「そもそも□□には直接伝えた?」

と一言二言返したら、

「たしかにそうですね」

「その考え方は無かったです」

「いえ、やっていないので、早速やってみます」

「目線が下がってますね、危なかったです」

といった風に、

考え方を改めてくれることが多い。

そうなると、抱えていた時間の分だけ疲労する。。

若くて目の前のことに一生懸命なメンバーの場合、

本人たちに“悪気”が無いケースも多い。

ただ、悪気がないから許されるほど、世の中は甘くないし、時間は容赦無い。

だからこそ、溜めずにどんどん聞いて、クリアにしていってほしい。

仕事もコミュニケーションも、「課題解決」なのだから。

ということでメンバーへ。

常に自分が、

“未来の話をしているか、過去の話をしているか強烈に意識して、

その瞬間瞬間を生きてほしい。

レッツ、未来志向!!

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