母がよく言っていた
「全ては必然。そして必要なことしか起きない」
という言葉の意味が、今ならよく分かる。
先週も色々あった。
いいこともたくさん、勘弁してくれよってこともたくさん起きた。
何も起きない日などない。
でもそれでいい。
全ては経験となり、血肉になる。
週末にメンバーの1人がサイバーエージェントの藤田さんの
16年前の取材動画を共有してくれた。
藤田晋 26歳の野望 サイバーエージェント・楽天
ほうほうほう。
これ以上は語るまい。
全社のLINEグループに投稿されたこの動画を、
一体何人のメンバーが見て、何を感じただろうか。
自分自身の20代は、
大学4年生の4月に前職の内定をもらったところから始まる。
内定をもらった翌日に承諾してからはとにかく働かせて欲しいと懇願たが、
「今年から一律の初任給じゃないから、
内定者の評価を決めるコンテストがある。インターンはその後」と言われ、
そのコンテストで1位を取り、
同期の誰よりも先にインターンを始めさせてもらった。
初任給もダントツ1位の月給38万(年収456万円)となった。
2週目からは会社に泊まることを覚え、
しばらくして当時の彼女とも別れてオフィスから徒歩10分のところに引越し、
毎日必死に架電して、先輩の仕事を手伝って、引き継いで、
2ヶ月目にはひとつ上の先輩よりも早く500万円の初契約を頂いた。
社長から「時給だと計算がよくわからないから」と言われ、
バイトにもかかわらず月給20万円にすると言われ飛び上がった。
ただ、土日も含めて週に120時間くらいはオフィスにいたし、
給与なんて本当にどうでもよかった。
3ヶ月目には今もなお前職の主力事業の新規立ち上げメンバーに選ばれ、
更にテンションが上って、これまた必死に食らいついて働いた。
とにかく必死だったし、没頭していた。
年が明けた1月からも新規営業、既存事業のコンサル、
新規事業の同行、マニュアルづくり、架電、資料作りと、
思いつくことは全部やった。
3月31日の夜も会社に泊まり、
ユニクロの上下のスウェットに無精髭で自分の入社式当日を迎えた。
5分前に先輩に「入社式でないの?」と聞かれ、
正直面倒くせーと思いながら髭そってスーツに着替えて会議室に行ったっけ。
自分の管掌範囲もどんどん大きくなり、
2年目には部長、3年目には取締役を拝命。
28歳で起業する時までに4000枚の名刺を交換し、
150人を超える上場企業経営者と商談し、
週2.3で会食、
これまた週2.3でバカみたいに同世代の仲間たちと遊び歩いた。
どれだけ飲んでも会議は毎朝7時から。
異常な生活を続けていたにも関わらず、
病気一つせず、疲れ知らずで走り回った。
その間も、
現在オフィスに寄贈している600冊の本を読み、
毎日毎週日経本誌/産業/MJ/ビジネスを購読して、
このブログも6年で350記事書いていたようだ。
海外旅行もその6年だけで20回行き倒した。
気がつけばインターン時に22名だった正社員が、
わずか6年間で240名になった。
起業した後も、そのエネルギーは変わらないが、
初年度にそれまでの自分の6年を全て否定されるような大惨敗を経験し、
本当に倒産寸前、何もかもがめちゃくちゃになった。
30歳の誕生日をあのような状態で迎えることになるとは
28歳の自分は1mmも想像が出来なかったけれど、
不思議と成功に対する自信やブレることがなく、
「将来の私の履歴書のネタが増えた」くらいにしか思っていなかった。
とは言えなんとか生きながらえた20代ラスト。
ただただ目の前の業務に没頭していては天下は取れないのだと知り、
方向を転換し、今に至る。
がむしゃらに動くという意味では20代と動きが変わったけれど、
圧倒的な成功を手に入れるための欲、渇望、熱量は増えるばかりだ。
人は夢中になっている時にはとんでもないパワーを発揮する。
多くの人には理解できないゾーンに入ることがある。
それを可能にするものは「欲」しかないと思っている。
飢えにも似た欲。
負けず嫌いという思いも、
自分が一番だということを証明したい欲であり、
物であれ評価であれ、何かを手に入れたいという欲にほかならない。
欲のないメンバーとは、
少なくとも近くでは仕事ができないし、したくない。
一緒に仕事をしたところで、
間違いなくそのメンバーを苦しめてしまう。
いや、壊してしまうと思う。
また日に日に欲が増してきている。
不思議だ。
自分の内側から燃えるものを感じている。
昨日も今日もオフィスに顔を出している。
結果を出すために貪欲なメンバーがいる。
それでいい。
自分で切り拓け。
誰かに決められた人生なんてFU◯Kだ。
すべての壁を突破する。
すべての邪魔を排除する。
何があろうと成し遂げる。
全てを実行で証明してみせる。