明日から始まる最終クォーターを前に、
『目標設定の考え方』
ついて書いておこうかと思っていたら、
いつも拝読させて頂いている、
外食業界の風雲児エムグラントフードサービス井戸社長のブログに、
ちょうど同じ主旨のブログがアップされていた。
こちらにも書かれているように、
マネージャーの極めて重要な仕事の一つに、
「メンバーの目標設定」
が上げられると考えている。
前職でも、
22歳の時からメンバーをマネジメント(もどき)させてもらったが、
毎クォーター、何度も何度も数字とにらめっこをしてきた。
当時の役員からは、
「目標設定の要諦は、
簡単に届く目標ではなく、
かといって全く太刀打ちできない目標でもなく、
背伸びして、
ジャンプして、
届くか届かないかうーーーんどうだろう?
という微妙(絶妙)なところに設定すること。」
だと教わったし、
自分でもそう感じていた。
※とかかっこいいことを言いつつ、
実際は、全く届きそうも無い目標を掲げ、
メンバーのやる気を初めから削いでしまったことも多く、
当時のメンバーに対する反省は尽きません。。。
ごめんなさい。
こういった目標の設定の仕方は、
学校の教育でも、部活でも何でも、
マネジメントの基本なのかもしれない。
届くか届かないかぎりぎりのところで目標を設定することで、
現在の実力では普通にやっても目標に届かないため、
知恵を絞り、試行錯誤し、日々悩んで努力する作用が働き、
楽チンではないが、
最も成長するのではないかと考えている。
これまでの経験的に、
こういった目標設定にすると、
全体の40%~50%程度しか達成をしない。
(仕組みとマネジメントが悪いのだが・・・)
ただ不思議と、
全体では達成したりする。
6割程度のメンバーが75%~90%程度の達成率の中で、
全体の20%程度のスター(ラッキーボーイ)が現れ、
足りない分を補ってくれるのだ。
そのスター(ラッキーボーイ)が、
月替わりだったり、四半期替わりで多彩な顔ぶれになると、
その組織に“躍動感”が出る。
弊社の前四半期の目標も、
最終月の頭に目標を上方修正したが、
誰もが到達不可能と思っていた120%目標を、
最終日の18時過ぎに2%弱上回ることが出来た。
目標設定は本当に深い。
経営サイドの役割としては、
無論、属人性を排除し、
個々人のモチベーションやテンション、
偶発的な案件に左右されない仕組みを作ること。
その上で、生産性を最高レベルまでに引き上げ、
健全で最良な利益率を達成することだと思う。
メンバーには背伸びをさせつつ、
裏では保険をかけまくって帳尻を合わせること。
この両輪が噛み合っている組織が、
バランスが良いのではないかと考えている。
明日から最終四半期が始まる。
前クォーターに比べても、
かなりの目標UPではあるが、
新卒2名も加わり、
新規の投資も行うために、
我ながらなかなかチャレンジングな目標設定が出来たと思う。
泣いても笑ってもラスト56営業日。
今日もメンバーがオフィスに出勤し、
達成シミュレーションを作り直すためにリーダー陣と議論中。
いっちょ狙ったります