今月の30日の内、一体何日のことを思い出せるか~2014年5月終了~

「ウィーーーン・・・」

本日13時16分、オフィスに1通のFAXが届く。

そちらを受けて、

5月度、

フォロー率100%(クライアント様都合除く)、

粗利達成率100.1%で2ヶ月連続全社の目標を達成。

マネージャー陣とメンバーの努力と、

何よりも我々にチャンスを下さったお客様に、

この場を借りて、御礼を申し上げたい。

引き続きしっかりと頑張らせて頂きます。

4月からフォローの考え方を根本から見直し、

業務の棚卸し、分業化を徹底し、

派遣さん、アルバイトさんを中心に7~8名一気に増員し、

セールス、プロジェクト推進、オペレーション、

広告運用、サポート・管理等、

一連のwebマーケティング支援体制を、

あるべき姿にシフトさせてきた。

管理面でも、

新管理会計を導入しより実会計に近い数値管理ができるようになり、

数名の異動、増員も行ったので6月以降の進化に期待したい。

一連の改善によってチームメイキングDiv.のリソースが増えたので、

6月以降はより一層「有能な仲間が集う組織文化創り、採用強化」

力を入れていきたい。

他方、前Qに達成をしたセクションが苦戦し、

新規事業もまだまだ課題が残る。

メンバー一人ひとり、

どんなことを考えた1ヶ月だっただろうか。

ドラマを起こしたのは4月入社の5期生チーム。

研修として追いかけた目標粗利を、

最終営業日の夜19時過ぎに執念で達成にこぎつけた。

諦めずにとった最後のアポで奇跡を起こしたその引き寄せ力に、

明るい未来を感じてしょうがない。

5月は他にも、

インターン生のSが諸事情で一人で営業にお邪魔した先から、

初回営業で一人初成約というサプライズをやってのけてくれた。

1年先輩の4月入社メンバーよりも早い独り立ちデビューに、

突き上げ文化が醸成された。

(さめ、本当にナイスだったぞ。)

みんな今までの人生を振り返って、

どれだけの日のことを、

どれだけのエピソードを思い出せるだろう。

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人、

習い事、クラブ活動、委員会、部活、体育祭、文化祭、生徒会、

修学旅行、卒業、アルバイト、サークル、海外旅行、就職活動、

初成約、異動、昇給、昇格、喧嘩、仲直り、告白、

大切な人との別れ、恩人との出会い・・・

いろんなライフイベントがあるけれど、

必死に箇条書きにしても500個も1000個も無いと思う。

“楽しかったあの時期”みたいな記憶はあったとしても、

具体的なトピックスとして思い出せることなんて、

100も無いんじゃないかと思う。

つまり25年とか30年とか、


9000日とか10000日とか生きてきても、


1%くらいしか覚えていないことになる。

個人的な価値観として、

結局、人生のラストを迎える時にどれだけのエピソードを、

トピックスを、ネタを思い出せるかが、

人生の豊かさや満足度を決めるんじゃないかと思っている。

例えそれが大きな失敗や辛い記憶であっても、

思い出せるだけ幸せなんじゃないかと思う。

5期生のみんなは昨日の最終日のことはずっと忘れないだろうし、

サメは一人初成約の日を一生忘れないと思う。

いよいよ6月が始まる。

ヴァンテージ第6期の管理上の最終月。

もっと振りきれていく。

もっとフルスイングしていく。

もっと追い込んでいく。

信頼できるこのメンバーと、

エピソードで溢れかえる21日間を、過ごすのだ。

ぞす。

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嘆く暇があったら、”場”を作ればいい。

昨日の大事な気付きを忘れない内に。

「社員が勉強しない」

「社員が情報収集に貪欲じゃない」

「社員が事業の改善案を出してこない」

「社員が(自分のように)新規事業を考えない」

・・・このような不満を、

自社の社員に対して感じている経営者は多いのではないかと思う。

かく言う僕も、そうである(あった)*カオ

基本的な考え方として、

「成長角度は自分で決めなさい。誰も強制なんてしないから」

というメッセージで組織を運営して来ており、

その結果、

遅くまで貪欲に取り組んだり週末も熱心にインプットするメンバーから、

平日6時台に帰るメンバーまで様々なメンバーが共存出来るようになってきた。

これはこれで良いと思っている。

ただ、冒頭に列挙したような課題や

「メンバーの知識レベル、事業意欲、想像力はこのままでいいのか」

「自分で決めなさいというメッセージは本当の優しさなのか」

といったある種の不満、不安は、

正直に書けばかなり溜まってきていた。

そこで昨日、

月に1回のマネージャー会議『詰め切り∞』の場で、

思い切って聞いてみた。

「ねぇ、7月に新規事業コンテストやるじゃん?

それに限らず、もっと日常的に

新規事業のアイディア出しとかバンバンやりたいし、

□□さんところが、

社内のビジネスコンテストで社員60人で180案出たらしいんだけど、

ウチだとそうはならないよね?

仕組みでこの課題解決できないかな?」

その結果、、、

素直で向上心あふれるマネ陣ズの議論は盛り上がり、

「発表する場があれば半ば強制的に勉強するし、

それが当たり前位になってくれば徐々に質も上がるし、

外れてもいいからそこから実際に事業をいくつも立ち上げてみれば、

社内にも『事業作るってアリ』っていう空気みたいなものが充満するし、

その空気感じて新たに加わってくる骨太なメンバーもいるだろうし、

要は『場』じゃないですかね、『場』。」

ということになり、

まずは、月一のマネージャー会議と、

月一のマネージャー会食の『場』の合計2回、

一人1つ以上のビジネスアイディアを持ち寄る事になった。

事業計画とか競合優位性がどうみたいな面倒なことは置いておいて、

一旦は、実現可能性とマネタイズポイント位を抑えて、

他社のパクリでもなんでもいいから議論のテーブルに乗せてみようと。

メンバーからも有志で投稿出来る仕組みを整えて、

「有りだね!実行!」ってなったらプチ賞金出すくらいやってもいいよねと、

盛り上がった。

その結果、

早速今日からインプットを始めたマネージャー、

IVSのローンチパッドの記事の共有に反応するマネージャーがでるなど、

効果てきめん(笑)

内心、「おいっむっ」って言いたくなるけど、

もうそんなことはどっちでもいい。

主体的に動いてくれるならなんでもいい(笑)

今までは(今でも・・・)、

「ルールを引いて強制的にやらせても文化にならない。育たない。」

と思っていて、

極力、自主性とか主体性に任せてきたけれど、

もしかしたらそれは単なる経営者の怠慢で、


大事なのは『委任と強制のバランス』なのかもしれないと、

思い始めてきた。

場を設けることで、主体性が芽生えたり、

場を設けることで、

成長角度を上げるきっかけを提供できるかもしれない。

そんなことに気づくことができて妙に勇気が湧いて、

結果として溜まっていた不満、不安が解消されていくイメージも湧き、

未来がぐっと明るくなった。

前述の課題以外にも、

特定のメンバー個別に"伝えたいこと"、"改善してほしいこと"で、

これまでに何度も向き合って話してきたことがある。

これらもまた、

『場』を設けることで変化させられるかもしれない。

メンバーの成長について愚痴を言ったり嘆いたりする前に、

『場』を作ればいいのだ。

一人ひとりの能力をより引き出し、

メンバーが自身がまだ見えていない能力をお互いに発見するためにも、

気づく場、発見する場、晒される場をもっと作る。

いや~、大きな気付き。

やっぱり信じて口に出してみるもんだな。

変化と実行はまず口出すことからだなぁ照

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澱みを打ち消し、いい匂いを取り戻した2ヶ月間

ブログを最後に更新した3月の中旬から2ヶ月。

組織が一気にいい匂いに包まれたラブ

まさに「シフト」。

書きたいこと満載だけど、

そんなことばかり考えていたら2ヶ月経ってしまったのであせる

イベント中心に感じていたことを記録しておきたい。

まず、もう組織に馴染みすぎて、

「今更かいっグー」とツッコまれそうな入社式ww

6人の志高き同志がヴァンテージの仲間になってくれて、

チームヴァンテージがまた一段と活気を増した。

新卒入社組みだけでの記念ショットラブラブ

合計13名に。

中途おじさん組も刺激を受けてワイワイ。

その週末には恒例のお花見~桜

4月時点で従業員55名体制になり、

5月に入った今では多分58名くらい。

なかなか正社員が増やせていないのが悩みだけど、

チームヴァンテージが拡大しているのは素直に嬉しい。

そしてそして4月の3つ目のスペシャルイベント。。。

その名も、

『G2camp in 千葉』


創業して早丸6年を経過しつつある中で、

特にこの半年間は課題が一気に顕在化した。

主力商品の効果減、販売不振、

2名のメンバーの退職、

社内体制の未熟さによりお客様からのご指摘が続き、

メンバー持ち前の明るさでオフィスは常に明るいものの、

一人ひとりが「どうあるべきか」を真剣に考えた日々だったと思う。

今までも色々な種類のピンチがあったけれど、、

今回はメンバーの地力のおかげで、

今までにない強い空気で乗り越えられた気がする。

ただ、

自分たちが目指している理想からみればどうか。

一人ひとりが持てる力を最大限出しきり、

口々に理想を語り、

指摘し合い褒め合い、

普通じゃない人生を送るための基板となる組織創りに、

熱中没頭できただろうかと問われれば、

目の前のことに一杯一杯だったと言わざるをえないと思う。

そんな組織の根っこに蔓延り始めた、

『普通の中小企業』という澱みを一掃するべく、

4月の新卒メンバーが加わったら全社員合宿をやろうと決めていた。

『G2camp』とはGroove&Growthの略。

これらを実現するための合宿として名づけた。

初めて一番大きな観光バスを借りて、

アクアラインを超えて内房へ。

まずは各チームに分かれて、

『理想の組織像とは』

をテーマに

具体的な組織のあり方を話し合う。

次に、

『そうなれていない理由と課題抽出』

を話し合う。

最後に、

『理想に近づくための具体的なアクションプラン』

を決める。

結果、、、

33個のアクションプランが、

責任者と期限とともに決めることができた。

2泊3日の大激論合宿。

暑苦しさ満点の時間に、

全員がヘトヘトになった。

帰りのバスの中で、

ソニーの「プロジェクトX」を見ながら胸を熱くし、

随所に化学反応が起きた、

記憶に残る合宿にできたと思う。

去年の後半から色々な課題と向き合ってきているけど、

本当に結局は組織力と仲間だと思う。

誰一人として欠けてもらいたくない、

そんなメンバーに囲まれて幸せを感じながらも、

この輪を今の100倍、1000倍にしたいと素直に思う。

課題の大きさは実力の大きさ。

まだまだ小さな中小企業の悩みに過ぎない。

こんなレベルで大変だとかワーワー言うために、

我々は集まっているのではない。

目線はあくまで世界中で事業展開する企業グループ。

数々のお客様のおかげさまで4月も過去最高の業績。

さぁ、再進撃開始メラメラ

新たな仲間集めについては、

近々また書きたい。

みんな、仲間増やすぞーかお

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「なるほど、その手があったか」の心地よさ

昨日は月に一度の『詰め切り∞』

未解決の課題を中心に、

マネージャー陣が一同に介して一気に詰め切るmgr会議。

今回も、

・役職給の導入

・特定商材のお客様へのフォロー内容の見直し

・特定メンバーの異動検討

・お取引事例を増加させる策

・4月の新卒メンバーの配属方針

・特定商材の販売停止検討

などなど、

50人程度のベンチャーにとってはどれも重要な議案について、

約8時間、ぶっ通しで議論した。

事前にアジェンダを配布し、

各mgrは期限までに自分の意見を提出するルールだが、

毎回8割型、

今回も10件近い課題の内7件は自分が起案したため、

ほとんどのアジェンダに関しては自分なりの考えを持っている。

他方参加するマネージャーは、

与えられたテーマについて考える時間が約1週間。

日常の業務と向き合いながら、

隙間時間で考える程度。

そんな構図になっているため、

正直に言えば、

「なるほど、その手があったか」と唸らされることは多くない。

そして迎えた昨日の詰め切り。

いやぁ、よかった。

本当に。

久々に感じた「なるほど、その手があったか」。

自分でも無意識に笑みがこぼれ、

ほっこりと嬉しい気分になった。

経営者は孤独なんて言うけれど、

僕自身、孤独と思ったことはほとんどない。

とても前向きでとてもエネルギッシュで、

誠実で素直で感謝心と笑いのセンスに溢れ、

他社の社長が羨むほどに熱心に仕事と向き合い、

いつでも夢を語れる仲間に囲まれていて、

孤独だなんてとんでもない。

ただ、

そんなメンバーにも物足りなさを感じることがあるとすれば、

“僕が考えていない角度からの発想”が少ないことだと思う。

経営者と社員という目線で語れば、

差があるのは当然だけれど、

そんな話ではない。

何も突飛な発想や、

奇天烈なアイディアを出す出さないということではなく、

「こういう営業手法どうかな」

「誰誰、異動してもらってこういう仕事してもらったらどうだろう」

という雑談や相談に対して、

どことなく“「僕」が決めることがきっと正しいだろう”

という精神性で向き合っている感覚があり、

否定や目新しいアイディアで切り返されることは多くない。

そんな時は、

もっと一緒に深く悩んでほしいなと感じることはある。

以前にもブログに書いた記憶があるけれど、

金曜日も木曜日も、明日も明後日も、

同じオフィスで働くメンバーの目の前には

大量の同じ情報が流れている。

その中で、

小さな異変や小さな変化、

未来に影響を及ぼす可能性のある問題の芽を、

流れゆく川の流れの中で川魚を一瞬で鷲づかみするように、

「バシッ」と抜き出す必要がある。

その「バシッ」を自分以上にやってくれるメンバーを、

経営者はマネージャーにするのだと思うし、

前職で2年半で役員というポジションを与えられたのも、

とにかく集中して組織を俯瞰して、

経営陣に提案と情報共有をし続けたからだと思う。

うまくいったことは全てその瞬間から過去であり、

その意味で組織には「課題」しかない。

経営者にない発想で、

且つクリティカルでロジカルでラショナルな提案ができる人材こそが、

組織を前進させていく。

昨日のミーティングのような場所で、

組織の舵取りの意思決定が行われ、

こっそりと査定も同時に進んでいる。

是非唸るような提案やアイディアをたくさん出し合い、

より上質で打率の高い意思決定を行い、

全員で成功を手に入れたいものだ。

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ベンチャー企業で働く「意味」と「誤解」

先週の日報に、

昨年の秋に某超大企業グループから加入してくれたメンバーMが

こんなことを書いてくれた。

> 最近思うことが、

> 仕組み化することで問題は本当に解決するのだろうかということ

> これって、私が見てきた大企業と同じだなぁ、

> こわいなぁと思うのです。

> なぜなら、すべての人がすべての仕組みを覚え、

> 実行することは難しいことを見てきたからです。

> ディズニーのような、「SCSE(Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、

> Show(ショー)、Efficiency(効率))」という行動基準

> もしくは判断基準を徹底的に鍛えることのほうが

> 仕組みがないものに対して困ったときにどう行動すればいいかわかるし、

> 判断力が鍛えられるのではないかとか

> それが企業文化になるのかなとか思ったりします。

前後の内容含め非常にいい気付きだったので、

この感想に対して長文で考え方を返信し、

全体にも投げかけをしてみた。

論点は大きく2つ。

1つ目は、

大切なのは「仕組みと哲学がリンクしていること」であり、

『仕組みが増えること=悪=大企業化』ではない

ということ。

我々ヴァンテージは会社が出来て5年半。

webマーケティングの支援を始めて4年3カ月。

前Qから課題が色々と露呈して、

特に最近、連続的に仕組みを増やしているけど、

それがイコール悪ではない。

底流に流れる行動哲学を共有していきながら、

仕組みを(増やしつつではなく)高度化しつつ、

形骸化している不要な仕組みはなくしつつ、

買い手(顧客)良し、売り手良し(我々)、世間良しを実現していく。

過去の仕組みを捨てられない、

老廃物が沈殿するような組織にだけは、

絶対になってはいけない。

2つ目の論点は、

そこに属するメンバー自身の心もちについて。

今回の仕組み(ルール)の新設しかり、

何かしらのコミュニティに属していればルールは存在するし、

時を経ていく中で増えていくことも往々にしてある。

この事実に対して、どう向き合うかを問い続けたい。

現在も新卒にせよ、中途採用にせよ多くの面接をしているけれど、

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)スキルが付く

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)早期に昇格できる

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)働き甲斐が手に入る

という誤った認識を持っている方が多い。

質問すれば「そんなことはない」と否定すると思われるけど、

話していればわかる。

「大手企業では成長できない」という誤った認識を持っている方も、

実際かなり多い。

でも成長はその人次第で、

ベンチャーでも大手企業でもどこでもできるし、

ベンチャーでも成長しない人は成長しない。

繰り返しになるけど、

ベンチャー企業に入ればスキルが付く…わけではない

ベンチャー企業に入れば早期に昇格できる…わけではない

ベンチャー企業に入れば働き甲斐が手に入る…わけではない

この辺りを勘違いしてベンチャーに転職してくる方々に、

声を大にして言いたい。

「意思決定側に回る気がないなら、大手にいた方がいいぞ!」

と。

ベンチャー企業に入るメリットは、

例えば、

・年次年齢に関係なく意思決定側に回れる(回りやすい)

・成果を出せば大手ではありえないスピードで昇給、昇格できる

・会社の成長、発展を自分の手柄だと認識し誇りが持てる

・会社の仕組みが作られている過程に口を挟める

・会社の全体像を掴むことが出来、日々連帯感を感じながら過ごせる

・新しい事業創出など自分の道をある程度自分でコントロールできる

ことだと思っているから、

・会社の全体像を掴むことが出来、日々連帯感を感じながら過ごせる

・会社の成長、発展を自分の手柄だと認識し誇りが持てる

このあたりで満足感を得るのもいいけれど、

やっぱり「意思決定側に回ってほしい」と思っているところがある。

今回感想を書いてくれたメンバーでいえば、

> これって、私が見てきた大企業と同じだなぁ、こわいなぁと思う

で終わらせずに、

『「皆さんはどう思いますか?」と言ってみる』ことがとても重要。

「声を上げる」ことすらできないままだと、

「取締役や幹部メンバーが決めた仕組みを

ただただ「実行」するサラリーマン」

で終わってしまう。

意思決定側に回れないメンバーからは、

「じゃあどうすればいいんですか?」という声が聞こえてきそうだけど、

これもいつも話している通り、

・持ち場で成果を出す

・成果が出せなくても”片鱗”を見せる

しかない。

特に規模の小さな組織においては、

「片鱗を見せる」ことにより得られるリターンが、

大企業よりも圧倒的に大きい。

長くなるのでその理由はまたにして、

メンバーにはとにかく

「えっ、○○いつのまにそういう判断ができるようになったんだ?」

「あ、○○はこの視点が持ててるんだ」

「ほう、この前の指摘した部分は直してきているな」

などなど、

日常のやり取りの中で片鱗を見せてもらいたいと思っている。

毎日たくさんの”同じ情報”が僕とメンバーの前を通過する。

その中で「気付いた量」はみな同じなのか。

違う。

気付いた自分に自信を持って、

判断する、声を発するという行為=打席に立って、

その機会を持って、

自らの人生をプロデュースしてもらいたい。

なんだかリクルートの社訓みたいになっちゃったけど、

我々は、

「理想の組織なんてない、創るしかない」

という考え方の元に集ったメンバーしかいない。

こんな議論はもちろん、

現状に満足せず、気付く事が出来る、

上質な議論を交わせる強い組織にしていこう、みんな。

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“採用基準”について最近考えを改めたこと

昨日今日と、

立て続けに中途採用でゴーサインを出した。

こんなことは本当に珍しい。

残念なことがあった直後だけに嬉しいし、

やっぱり禍福は糾える縄のようニコニコ

そんな2度の面接の大半の時間を割いて、

何度も確認したことがある。

それは、

『空気を読まずに、図々しく、出来ないことも棚上げして、


主体性を発揮し続けられる方かどうか』

ということ。

面接では、

「とにかくもっと鋭角にスキルを磨きたいので、

お互いにどんどん指摘し合える御社のような・・・」

や、

「制度創りや組織風土を創る側になりたいので、

社員さんの発案でこれだけの制度が生み出されていく点に共感し、

僕自身も積極的に・・・」

と、

「おっ!なかなか頼もしいこと言ってくれちゃうね~」的な方も、

実際に組織の中に納まると途端に大人しくなってしまう。。。

これはいかん。

組織には人を“普通”にしてしまう魔の引力があるようだ。

当然といえば当然なのだけれど、

10人しかいない野球部にいたら活発に意見をするA君も、

同じスキルのまま100人の野球部に転部したらきっと、

1000人の野球部であればなおさら、

発言量や課題に気付く量は減ってしまう。

みたいな話と同じで、

規模が大きくなってくると蟻地獄が大きくなっていくかのように、

みんなドンドン引きずり込まれていく。。

僕は今の今まで、

採用基準というものはずっと変わらないと思っていた。

ただそれは間違っていたことに気付いた。

採用基準は上げ続けなければいけなかった。

組織が拡大した分だけその引力が強くなる訳だから、

面談時の合格ラインをどんどん高くしていかなければ、

引き算された後の数値が期待を下回るケースを生む。

「〇〇さんの頑張るエネルギーの源泉は何ですか?」

「苦しい時、それを乗り越える源は何ですか?」

「1度しかない人生、どうありたいと思っていますか?」

「ズバリ、空気読むほうですか?図々しい方ですか?」

「ご自身の漲る力が表現されたNo.1のエピソードを教えてください」

「成果が出ない同期同僚に対して、どう接してきましたか?」

・・・などなど、

徹底的に、

『エネルギー量』や『生きることにどれくらい真剣か』、

『欲の強さ』について様々な角度から確認をする。

「本当に引きずられない自信ありますか」

なんて偉そうに求めながら、

「この方も絶対に引きづられる。

引きずられても大丈夫な方か?

空気なんて読まずに、主体性を発揮し続けてくださるか?」

と心の中で何度も確認をして、

それでも!と思えば採用する。

これから弊社を受けて頂く中途の候補者の方や、

新卒の学生さんには偉そうで申し訳ないけれど、

経営を続けていく以上、

主体性のない人材の比率は常に改善していかなければならない。

大事なことなのでもう一度。

主体性溢れるメンバーで構成された組織を創造しようと思えば、


採用基準は上げ続けなければならない。



空気を読まずに図々しく主張し、

その自ら主張したというプレッシャーを乗りこなせる人、

是非、一緒に最高の組織を創造しましょう。

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配置の妙

『人員配置』

組織戦略において採用目標設定と並んでレベル5級の難問。

この数ヶ月の中でも、何度も考えさせられた。

配置替えを行ったことで音が聞こえるくらい『ガチっ』とはまったメンバー。

それまでのパフォーマンスを何倍も超える輝きを放ち、

見てるこちらが気恥ずかしくなるレベルで楽しそうだ。

役職に関係なくセクション全体に発信をするメンバー。

新卒入社で全社目線で改善案を出してくるメンバー。

健全な欲がむくむくと大きくなり自分を追い込みだすメンバー。

一緒にオフィスで過ごしていて、

本当に気持ちがいい。

こういう配置の妙がうまく噛み合った時、

心の中で「よしっ」とガッツポーズをしてしまうにひひ

一方で、

こういったところで書くことではないのかもしれないけれど、

久しぶりに退職するメンバーが出てしまった。

無論、離職率という数値自体は目指すゴールではなく、

大切なのはその内容。

今回はその点でちょっぴり残念な内容だった。

何度も読み返したMyバイブル「リクルートのDNA」の記述によれば、

かの松下幸之助翁はリクルート創業者江副浩正氏にこう言っている。

『人は誰でも得手なこと不得手なことがありまんがな。


誰に、どの仕事を、どこまで要望するかが大事やなぁ』

と。

沁みる。。。

かのリクルートの創業者をして、

数ある松下幸之助翁の名言の中でも前述の台詞を残している。

それだけ経営の本質を突いていると言うことだろう。

誰に、どの仕事を、どこまで要望するか・・・

今回のメンバーの退職はまさにここだったと思う。

色々やりたいことが見つかったみたいだけれど、

ちょっと期待をしすぎたのだろう。

マネージャーにはよく、

「メンバーが求める成長角度、未来の姿を、

マイクロマネジメントとディープコミュニケーションで把握して欲しい

と伝え、

メンバーには、

成長角度は自分で決めなよ。誰も強制なんてしないから。」

と伝えている。

そして、みんなに、

「一度しかない人生、欲張った方が楽しいじゃない?

と投げかけ、

「再起不能の靭帯断裂はダメだけど、

成長という名の筋肉痛は目一杯しようよ」

と焚き付けている。

一人ひとりのメンバーが最高のパフォーマンスを発揮し、

組織全体が表現できないグルーヴ感に包まれる、

そんな最強、最高の組み合わせがきっとある。

こっちが気恥ずかしくなるような黄金の組み合わせを見つけ出すべく、

毎日毎日理想を語り、仲間を誘い、

メンバーたちと飲みに行くビール

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企業の“DNA”、1日にしてならず

半期面談、営業会議、幹部との食事、サシ飲み・・・

最近ことあるごとに、

とあるテーマをメンバーにぶつけて議論を重ねている。

それは、

企業の“DNA”について。

きっかけはどなただったかがFBで、

ファンコミュの柳澤社長が書かれているブログをシェアされていて、

それに思いきり感化されたから。

こちらに書かれている内容を一部引用させて頂くと、

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ぼくは創業時にビジョンなんてものはいらないと思う。

取ってつけたようなものあっても仕方ない。

けれどもこの自分の作る会社のDNA だけはしっかり考えるべきだと思う。

できれば、これがなくなったら

自分の会社でなくなってしまうというようなもの、

その一点で誰になんと言われようが突き進む強さのようなものが。
=============================

とある。

本当にその通りだと思う。

お題目のビジョンよりも、

樹木の年輪のような、

年を重ねた方々の魅力に溢れた皺のような、

企業としてのDNAを磨き続けることは何よりも尊いと思う。

「うちのメンバーは外部の方々からどんなイメージを持たれているだろうか」

「逆にどういうイメージを持たれたいだろうか」

そんな質問を繰り返しぶつけながら、

少しずつ明らかにしてみる。

恥ずかしながら、

こういった問いかけに対する答えはバラバラ。

設立して5年半が経過して、

遠慮せずに書けば「一緒に働きたい」と思える方が入社を決めてくれ、

組織内の雰囲気は良い方だと思う。

ただ、こんなレベルではダメだと再認識した。

必要なのは、

=============================

もっとべっとりした濃厚なもの

あらゆるものを犠牲にしてもこれだけは外せないという

強い意志 が憑依しているようなもの

=============================

まだ答えはないけれど、

お題目のメッセージを凌駕し、内包し、

昇華させた先にある我々のDNAが必要だ。

一人でも多くの方に、

“ヴァンテージマネジメント”という組織を語って頂く際に

描いて頂きたいイメージを、個性を、圧倒的な強みを、

我々は、

掴まなければいけない。

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やっぱり感謝から始めよう-2014年原点回帰から、いざ-

忌中につき新年の挨拶を控えつつ、

年が一つ変わった今、

せっかくなので感じていることを徒然なるままに書いておきたい。

年末に、

目指す先を走って下さっている先輩経営者がおっしゃっていた。

「オレは忘年はしない。どんな未来にしたいか、望年する。」と。

本当にその通りだと思った。

年を望む。

そうありたい。あるべきだと思った。

新年1日目を終え、

新年一回目のブログを書こうと思い立ちPCの前に座ったものの、

個別にメールをくれたメンバーにレスを返したり、

今期の目標を考えたりしながら、

いつもどおり芋焼酎を飲みながらボーーっと考え事。

気が付けば深夜4時半。

どこかで立派なことを書こうとしたり、

大きなことを宣言しようとしすぎるあまり、

いつもブログの手が止まる。

一体誰の為のブログで、

誰の為に“見栄”を張ろうとしているのか、よく見失う。

これも昨年上場を果たされた大好きな先輩経営者が、

ある宴席で教えてくれた。

「紘太、経営はやせ我慢だよ。


ここに居る経営者もみんな、


余裕がありそうに見えるけどみんなやせ我慢している。


ブログやFacebookで好調さをアピールしているけれど、


みんなそんなに余裕なんて無いww



役員報酬も周囲が思っているほど取っていない。


外部の資本が入れば投資も自由にできない。


ハッピーな話ばかりじゃないよね。


それでも、


目標に向かってというのもあるし、


いろんなストレスやプレッシャーに対して、


“いつかは帳尻が合うだろう”と、


“いつかは報われるだろう”と信じて、


みんな『ウチは調子がいいです』って発信する。


みんな、やせ我慢してるんだ。



とかいって、


いつまでたっても帳尻が合わないのが、


経営者の宿命なんだろうけどね(笑)」

と。

そんな言葉を思い出し少し気が楽になったので、

また偉そうなことは書こうと思いつつ(笑)、

新年くらいは原点に立ち返って感じるままに書こうと思う。

2013年は確かに悩ましいことも多かったけれど、

2014年はやっぱり感謝から始めたい。

飛躍してしまうけれど、

やっぱり僕たちは、

どこまでいっても恵まれている。

全部受け売りだけれど、

これだけ物が溢れる現代で、

今日も7億人が飢餓に苦しみ、

毎日3万人、年間で1000万人以上の子供が食料が無く命を落とし、

毎日4000人の子供が不衛生な環境が原因で亡くなっている。

年間80万人の子供が今も人身売買され、

年間30万人の子供が兵士として紛争に借りだされ、

2012年の1年間で660万人の子供たちが、

5歳を迎えることなく命を落としている。

7000万人の子供が今も教育を受けられず、

世界の成人の内5人の1人は読み書きができない現実がある。

こんなことを書きながら私利私欲にまみれた日々を送り、

何もしない、出来ていない自分の無能さに呆れるばかりだけど、

事実、

自分たちの身の回りで日常的に起こる課題や悩みの大半が、

地球全体で起こっている様々問題に比べれば

非常に小さなことであったり自己中心的なものばかり。

日々せわしなく生きていると忘れがちだけれども、

やっぱり今の自分が不自由なく暮らせているのも、

支えてくださっているお客様がいてくださること、

そのお客様の期待に応えようと努力をしくれる、

信頼のできる仲間がたくさんいてくれること、

今の日本経済を創造してくださった先人がいて下さること、

日々一緒に笑って、

喜びを倍に、悲しみを半分にしてくれる友人がいてくれること、

健康に生み育ててくれて、

教育もしつけも施してくれた家族がいてくれることなど、

しっかりと感謝しながら歩みたい。

みなさん、本当にありがとうございます!

感謝心があれば、

(身勝手なつもりはないものの)

いちいち身勝手な理由で落ちてなんかいられないし、

そんな時間があれば、

起きて、考えて、行動して、受け入れて、消化して、

打開して、改善して、前に進んだ方が100倍いい。

年末には謙虚に現実と向き合う謙虚さがあり、

年始にはある種強気になれる独特のパワーがある。

今はそのパワーを存分に受け取れている。

2014年、あんなことしたい、こんなことしようと、

プラスのエネルギーに溢れている。

時にはパフォーマンスも大切だけれども、

今年はとにかく結果で語りたい。

着実に社会に価値を提供し、

組織としても、一人の人間としても、

6年間の中で圧倒的だったと思える1年にする。

きっかけもある。

流れもある。

世界を“エナジー”する挑戦権を得るために、

ゼロから創り直す気概を持って、

手抜きナシの1年に絶対にしてみせる。

ヴァンテージのみんな、

やばい1年にしよう。

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禍福は糾える縄の如し~2013年振り返りブログ~

長文の2013年総括メールを全社に送り、

ひとまず一息ついたので久々のブログ。

(気付けば2ヶ月近くもサボっていたあせる

2013年は、

業績は1年前の同月比較で1.5倍強となり、

社内で掲げていた計画には遠く及ばなかったものの、

着実に前進が出来た1年だった。

一方で課題も相変わらず多く、

この1年に照らしてキーワードで上げるとすれば、

・リスク分散の重要性


・業務レベルの基礎部分の建て直しの必要性


・摩擦を恐れないコミュニケーションの重要性


を痛感した1年となった。

お客様のweマーケティング予算をお預かりし、

成果に結びつけることで価値をお感じ頂く以上、

お客様以上に先行した情報と正確な予測が求められる中で、

想定外の時のリスクヘッジが弱かった。

新たにスマートフォン向けの新サービスをリリースできたことは

前進だったものの、

メイン事業でこれまでの以上に深くお付き合いさせて頂くご契約が急増し、

大変ありがたい一方で非常に情けないミスも多発させてしまった。

社員教育や仕組みの見直しはもちろんのこと、

自分たちがどこまでの価値を提供し、創造していくのか、

全般的に見直す年末年始にしたいメラメラ

プライベートでもたくさん楽しいことがあった一方で、

それ以上に魂を揺さぶられることが続き、

一生忘れることのできない1年になった。

母方の祖母、

18年間一緒に住んでいた大好きだった祖父を亡くし、

親戚を含め1年でたくさんの別れを経験し、泣いた。

家族内でも多くの反省が残り、

変わらなければならない課題がたくさん浮き彫りになった。

『禍福は糾える縄の如し』とはよく言ったもので、

一ついいことがあれば一つ悪いことが起きる。

まさに縄のようにぐるぐると絡み合った1年だった。

『人間万事塞翁が馬』

2014年も何が起こるかわからない。

ただ言えることは、

起こることは全て“必然”だということ。

全ての結果には原因があるし、

起こること全てに意味やメッセージがある。

そう思ってこれまでも走ってきたし、

これからもそれは変わらない。

良いことにも悪いことにも必要以上に一喜一憂せずに、

未来に生かす、ただそれだけ。

いやぁ、長かったーー、かなショック!

こんなしっぽりとしたことを書きたくなるくらい、

2013年は学びと反省の多い一年だった。

この1年をいい糧として、

2014年を新たな気持ちで迎えたい。

よっしゃ、飲みに行こうっビール

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