もっとベンチャーしようぜ

金曜日。

2人の幹部社員と珍しく3人で飲んだ。

特定のテーマなく始まった時間の中で、

僕は2人にいくつか質問をした。

詳細は書けないが、

その答えに対し僕はいつしか、

2人に普段から感じている本音をぶつけるようになっていた。

2人にとっては厳しい表現もたくさん使った。

おもしろくない面もあっただろう。

昔からの悪いクセで、

勢いに任せて、

言いすぎた面もあったかもしれない。

いや、案外冷静だったかな。

ただ言える事は、

その時間は、

我々の輝かしい未来にとっては、

とても意義のある時間だったということ

僕が伝えたかったこと。

それは、

『もっとベンチャーしようぜ』

ってこと。

ただその一点だった。

僕は、

人生の目標を大学時代に立てた。

それと同時に、

その手段として自分が会社を創ることを決め、

会社としてのある程度の目標も定めた。

それは年を追うごとに改良されてきたけれど、

独立の機会を得てから3年半が経ち

僕は、

きっと今の自分(達)の努力レベルじゃ、

「今の延長線上に自分が描く理想が、きっと、ない」

ってことに実はとっくに気付いてしまっていて、

「もっともっと異常ににやらないといけない」

という焦りが日々強くなっているのを感じている。

それを変えられない自分の弱さを恥じながらも、

とはいえ何かを変えるべく、

日々寝ても覚めても自己研鑽に励み、

志のある人とのみ触れ合うようにしている。

昨日は、

こういう焦りがあるということ共有し、

2人には、

単純に、

『もっとベンチャーがしたい!』

と感じていることを伝えたかった。

互いの意見をぶつけ合い、

時には反発し合い、

「あれはこうだとか、今度こんなことしようぜ」とか、

当たり外れの前に、

ほとばしる想いとかエネルギーを、

もっとぶつけ合いたいんだと。

とても一方的だったけど、

伝えたことにはそれなりに意味があったと思う。

よく「人材がいない」と嘆く経営者がいるけれど、

それはきっと、

スキルフルな人材の枯渇を嘆くケースと、

共に夜を徹して、

熱中没頭して未来を語り合う同士が居ないことを嘆く、

両方のケースがあるではないかと思う。

経営者の多くは、

それが結局は自分の力不足によるものだと分かっていて、

同時に、

いつしか“その部分では”メンバーに対し期待をしなくなり、

「お前たちはやることしっかり頼むぞ」

と思い込むことで気持ちを整理し、

勝手に孤独を感じるのかもしれない。

この週末に、

もう一度経営目標を見直そうと思う。

全員を平等に幸せにすることはできないけれど、

組織の成長の過程の中で、

個人の人生の目標達成の機会(チャンス)は、

ある程度フェアに提供できると思っている。

それがリンクする組織ほど、

幸せな組織はない。

『フツウのことをしていても普通の結果しか得られない』

普通がダメだとは思わないけど、

フツウでは満足できないと入社を決めてくれた仲間を、

後悔させるわけにはいかない。

ヴァンテージマネジメントは、

一体どんな想いを持った仲間のための場所なのか。

何度も考え、

何度も共有しよう。

『だったらもっと、ベンチャーしようぜ』

と。

Pocket