30歳になった。
21歳の時に9.11が起こって、
死ぬまでにやることリストを作って、
早9年。
25歳で独立することを決め、
社員数25名のベンチャー企業に飛び込み、
己の未熟さを知り、
心の中で「もう3年」と後ろ倒しにした目標は、
縁あって実を結ぶ。
それから2年。
もう2年。
19日。
3連休の最終日にもかかわらず、
株主であり、
毎年恒例になっているけれど、
何度祝って頂いてもうれしい。
役員の退任と独立を受け入れて下さってなお、
こうした距離で磨き合える関係がうれしい。
素敵なジャケットをプレゼントしてもらい、
圧倒的な利益をもたらして恩返しすることを誓う。
そして、20日。
前日の出来事をしめっぽく書いてみたが、
ブルガリの屋上テラスでシャンパンをあけた後に、
中華料理の桃花園に移動し、
アルコール度数52度の白酒をしこたま飲まされたせいで、
食道から胃にかけて大やけど状態。。
日が変わっても全く眠れず、
ついに5時半を過ぎたあたりで限界。
「よし、30歳になったし、記念に寿司を食べに行こう」
と意を決し、
嫁をたたき起こし歩いて築地市場の場内へ。
もう6時近いし無理だろうと思っていた大和寿司 が、
なんと待ってくれていたかのように行列ゼロ。
しかも二席だけ空いているとのことで即入店。
幸先がいい。
3連休のあとの平日の朝だというのに、
記念に1杯だけビールを飲み、
気合フル回転。
週明けということもあり、
頭フル稼働で業務をこなし、
最後の面接を終える。
ミーティングスペースの扉を開けると珍しく誰もいない。
と、思ったら・・・
次の瞬間、
自分のPCから流れ出すスティービーワンダーの
「HAPPY BIRTHDAY」
そこでメンバー登場。
やられた。
僕が面接をしている間にせっせと仕込んで、
遠隔操作できるソフトまでDLして裏に隠れていたという。
いつの間に仕込んでいたのか、
役員を務めさせてもらっていた出身企業メンバーからの
うれしい色紙。
地方メンバーからはこれまたうれしいビデオレター。
みんな、本当にありがとう。
これ以外にもメンバーからもプレゼントがあり、
最高に嬉しかったのは、
メンバー一人ひとりが、
手紙を書いてきてくれていたこと。
毎日忙しいのに、
なんてハートフルなメンバーなのだろう。
涙をこらえながら、
みんなの手紙を聞き、
「こいつらを絶対に幸せにする」と心に誓う。
その後は、
結婚して2年半になるパートナーと、
代々木上原のレストランに。
カジュアルだけどハイセンスな空間で、
おいしいワインを頂く。
喧嘩は絶えないけど、
こころから感謝しています。
ありがとう。
友人や家族から届くメール。
30歳になってもなお、
覚えていてくれることに感謝感謝。
何もかもが幸せな1日が、
ゆっくりと過ぎていく。
僕はどれだけ幸せなんだろう。
一体どれだけのことをしてこれたのだろう。
これだけ温かいメンバーや家族に囲まれ、
何不自由ない生活をさせてもらって、
支えてくださっているみんなに、
とにかく感謝をしたい。
ただ、
だからこそやらなければならないことがある。
こういう表現はよくないかもしれないけど、
今は幸せだけど、
このレベルの幸せを欲しているわけじゃない。
今の何倍も何十倍も努力をして、
頑張って頑張って、
これでもかというくらい頑張って、
もっと大きな世界に行かなければならないと思っている。
みんなからのメッセージは、
そういった激励のメッセージだ。
今のまま、
中途半端に幸せを感じて甘えてしまっては、
時間は容赦なく人生を飲み込む。
僕ごときの70年、80年なんて、
無感情に通り過ぎていく。
人生は有限だ。
これは変わらない。
だからこそ、
努力する。
とことん、
努力するんだ。
どこまでいけるかわからない。
けど、
死ぬまでにやることリストには書いてある。
やりきらなくてはならないことが。
次のリセットタイムは32歳。
そこまでは突っ走る。
できる。
できる。
必ずできる。
誰もいなくなったオフィスで誓う。
今はまだ、
社員7名、20坪の雑居ビルだけど、
必ず大成功する。
そして、
僕の人生に彩を与えてくれる仲間を、
自分が心を共有して悩めるもっとも多くの人々を、
幸せにするんだ。
さぁ、やるぞ