どんな想いで受けられたのだろう。
民主党の思惑も、
国民の期待のベクトルも、
リストラの対象となる方々の立場も、
OBの方々の感情も、
仮に自身が受けなかった場合に、
代わりに受けることになる人物の負担も、
稀代の名経営者としての名声に、
傷がついてしまう可能性も、
自らの体力も、
寿命も・・・
全部、
ぜーーーんぶ飲み込んで、
受諾されたのではないだろうか。
稲盛さんの出生の地「薩摩」には、
漢の順序という教えがある。
<漢の順序>
一、何かに挑戦し、成功した者
ニ、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四、何もしなかった者
五、何もせず批判だけしている者
昨日の日経1面にはこうあった。
「そう長くない人生。
世のため人のために協力しましょうかと
ホロッときて言ってしまった。
誠心誠意、
力を振り絞っていく。」
「動機善なりや、私心なかりしか」
これも稲盛さんの教え。
報酬は“ゼロ”
本当に、どこまで行けばこうなれるのか。
齢78歳。
漢、稲盛和夫さん。
勉強させて頂きます。