堀場製作所の堀場社長が、
「会議なんてメールにすればコストが10分の1になる」と書かれていたけど、
ヴァンテージでは、そもそも会議なんて行わない。
「LINEで情報共有してどんどん決める高速意思決定スタイル」だ。
※セキュリティの観点から別のチャットツールを開発中なので誤解なきよう。。
マネージャーがメンバーの行動を把握する朝のミーティングや、
月初の作戦会議的な集まり以外で、
会議室でダラダラ議論している風景はほとんど見たことがない。
マネージャーレイヤーでいっても、
例えばチーム編成や目標予算の確認、
例えば新規事業の広告費の増額や戦術の変更、
例えば形骸化している社内制度の見直し、
例えば中途採用のFBや採用可否のすり合わせ、、、
こんなことも全てチャットで秒殺で決めていく。
前回のブログでスピードについて書いたけれど、これも同じ。
「来週の火曜日13時に…」なんてやってられない。
そんなことをしていたら競合企業には勝てないし、いずれ滅びる。
こんなことを書くと、
「チャット(やメール)だけだと無機質になり関係が希薄になる」
「顔を合わせることで生まれる信頼関係が醸成されない」
「文字情報だけでは伝わらない微細なニュアンスや行間が伝わらない」
とご指摘を頂くだろうけれど、本当にそうだろうか。
かく言う自分は、
自他ともに認める対面のコミュニケーション重要視派だ。
正確には「重要視派だった」
ただ最近はそれは自分の若さというか勘違いだったことに気がついた。
もし対面のコミュニケーションを減らすことによって懸念すべき事象が生まれたとしても、
きっとその事象の多くはトップを目指すためには不要なものであり、
「そういった方法でしかモチベートされないレベルの人材で構成されている」ことを改善すべき。
プロフェッショナルの集まりであれば、
ビジョンや目的によって結束されるべきだと思っている。
そしてそもそも、
フェイストゥーフェイスのコミュニケーションが少ないことによって、
「具体的に懸念すべき事象が起きたかどうかで判断すべき」ということに気づいた。
一例としては幹部社員の離反やメンバーから上がってくる声の質の低下が挙げられるけれど、
自社については今のところ7年半の業歴の中でマネージャーの退職は僅か1名。
細かなハレーションももちろんゼロではないけれど、
我々の目指す組織、そこに到達するためには、
申し訳ないが不要なもの、不要なレベルのものが大半と言える。
とか偉そうに書きつつ、
メンバーとのリレーションをとるコミュニケーションはたっぷり取っている(笑)
幹部メンバーとだけは月に2度の定例会議と2回の食事、
オフィシャルなものとしては3ヶ月に一度の1対1のサシ飲み。
メンバーとは、
月初の全社キックオフと毎月のバースデーパーティーがオフィシャルで、
それ以外にもランチやら日々の食事やら飲み会もちょこちょこやっている。
チャットでの議論も、
長引きそうであったり折り合いが悪そうであれば、
逆にすぐにフェイストゥーフェイスで話し合う場を作っている。
それも即座に。
要は全てはスピードとのトレードオフ。
日々の信頼関係構築は大切にしつつ、
最大限“スピード”を取る。
グループ全体で100名、1000名、10000名になっても、
意思決定のスピードはどんどん高速化をして行くつもりだ。
あらゆるツールの進化によって、
文字通り四六時中情報を取ることが出来、判断ができるようになった。
そのスピードについてこれるメンバーのみを幹部に据える。
最後は全然チャットの話じゃなくなって来たけど
とにかく、合議を諮るだけの会議なんて、要らない。