先週の金曜日から日曜日にかけて、2泊3日で合宿を行った。
その名も『Next合宿』。
主要マネージャーと候補1名の計5名を連れて、熱海に行ってきた。
我々ヴァンテージマネジメントが目指す経営目標に到達するために、
目先の課題の対応や将来の目標のすり合わせなど、
大小様々、有意義な議論ができたと思う。
強烈に記憶に刻まれたのは合宿最後のコンテンツ、
「将来の会社としての到達目標」を話し合った時のこと。
会社の存在意義を、
『世界を“エナジー”する~energize the people~』と掲げている我々だが、
実は、定量的な数値目標はこれまで置いてこなかった。
ここについては様々な意見があり、
結果的に「とは言え大枠は共有しておかないとまずいよね」という結論にいたり、
今回「それぞれが考える35カ年を計画」を持ちよることにしていた。
結果は、、、みんなバラバラ。。
それはそれはバラバラで、
大変恥ずかしながら最大で50倍もの開きがあった。。
創業丸6年の幹部6人の将来の到達目標がこんなにもかけ離れていて、
実現するはずがない。
もちろんなんでもかんでも大きな数字を書けばいいわけではなく、
そんな子どもじみたゲームをしたいわけではなかった。
ただ、差が開くことを見越した上で、
「その上限を、限界を決めているのは誰なのか」
という議論がしたかったのである。
かく言う自分も、数えれば上から3番目。。
創業者の自分よりも大きな目標を掲げてくるマネージャーを前に、
嬉しさ以上に恥ずかしい気持ちで一杯だった。
僕よりも大きな目標を掲げてきたFが言う。
「孫さんという生きる伝説が実際にいる中で、
それよりも小さな目標を掲げる理由がない」と。
これには参った。
自分も中々の自惚れ屋だと自負してきたけれど、
よくも言ったなと心から嬉しく思った。
この言葉をきっかけに、
そこに集った6名の気持ちがぐっとまとまった気がする。
「不可能とは何なのか」
「限界を決めているのは一体誰か」
そんな暑苦しい話で盛り上がり、
一人ひとりが自分の言葉で語りだし、
スナックsakuraの夜は更けていった。
ふじい、本当にありがとう。
ちょうど数日前にどなたかがシェアしてくれた一枚の写真がある。
ご存じの方も多いだろうアリババの創業期の社内写真だ。
この写真一枚からも伝わる熱気。
ここからわずか15年後にNY上場。時価総額25兆円。トヨタ超え。
不可能とは何なのか。
それはきっと心なんだと思う。
見栄や保身といった、小さく弱い、自分の心なんだと思う。
高い目標を掲げても誰も怒らない。
到達しなくても死ぬわけではない。
(もちろん上場企業となれば話は別。。)
人生は紛れも無く一度きり。
日本という可能性に溢れた環境に、健康に産み育ててもらった。
一体何を守り、何を失おうとしているのか。
世界に何を還し、何を残そうをしているのか。
何度も何度も自分で我が身を振り返り、
自分のものとすることが出来た時には、
ジャック・マーのように堂々とメンバーに発表し、
更に熱狂して歩みを進めたい。
時間が、ない。