嘆く暇があったら、”場”を作ればいい。

昨日の大事な気付きを忘れない内に。

「社員が勉強しない」

「社員が情報収集に貪欲じゃない」

「社員が事業の改善案を出してこない」

「社員が(自分のように)新規事業を考えない」

・・・このような不満を、

自社の社員に対して感じている経営者は多いのではないかと思う。

かく言う僕も、そうである(あった)*カオ

基本的な考え方として、

「成長角度は自分で決めなさい。誰も強制なんてしないから」

というメッセージで組織を運営して来ており、

その結果、

遅くまで貪欲に取り組んだり週末も熱心にインプットするメンバーから、

平日6時台に帰るメンバーまで様々なメンバーが共存出来るようになってきた。

これはこれで良いと思っている。

ただ、冒頭に列挙したような課題や

「メンバーの知識レベル、事業意欲、想像力はこのままでいいのか」

「自分で決めなさいというメッセージは本当の優しさなのか」

といったある種の不満、不安は、

正直に書けばかなり溜まってきていた。

そこで昨日、

月に1回のマネージャー会議『詰め切り∞』の場で、

思い切って聞いてみた。

「ねぇ、7月に新規事業コンテストやるじゃん?

それに限らず、もっと日常的に

新規事業のアイディア出しとかバンバンやりたいし、

□□さんところが、

社内のビジネスコンテストで社員60人で180案出たらしいんだけど、

ウチだとそうはならないよね?

仕組みでこの課題解決できないかな?」

その結果、、、

素直で向上心あふれるマネ陣ズの議論は盛り上がり、

「発表する場があれば半ば強制的に勉強するし、

それが当たり前位になってくれば徐々に質も上がるし、

外れてもいいからそこから実際に事業をいくつも立ち上げてみれば、

社内にも『事業作るってアリ』っていう空気みたいなものが充満するし、

その空気感じて新たに加わってくる骨太なメンバーもいるだろうし、

要は『場』じゃないですかね、『場』。」

ということになり、

まずは、月一のマネージャー会議と、

月一のマネージャー会食の『場』の合計2回、

一人1つ以上のビジネスアイディアを持ち寄る事になった。

事業計画とか競合優位性がどうみたいな面倒なことは置いておいて、

一旦は、実現可能性とマネタイズポイント位を抑えて、

他社のパクリでもなんでもいいから議論のテーブルに乗せてみようと。

メンバーからも有志で投稿出来る仕組みを整えて、

「有りだね!実行!」ってなったらプチ賞金出すくらいやってもいいよねと、

盛り上がった。

その結果、

早速今日からインプットを始めたマネージャー、

IVSのローンチパッドの記事の共有に反応するマネージャーがでるなど、

効果てきめん(笑)

内心、「おいっむっ」って言いたくなるけど、

もうそんなことはどっちでもいい。

主体的に動いてくれるならなんでもいい(笑)

今までは(今でも・・・)、

「ルールを引いて強制的にやらせても文化にならない。育たない。」

と思っていて、

極力、自主性とか主体性に任せてきたけれど、

もしかしたらそれは単なる経営者の怠慢で、


大事なのは『委任と強制のバランス』なのかもしれないと、

思い始めてきた。

場を設けることで、主体性が芽生えたり、

場を設けることで、

成長角度を上げるきっかけを提供できるかもしれない。

そんなことに気づくことができて妙に勇気が湧いて、

結果として溜まっていた不満、不安が解消されていくイメージも湧き、

未来がぐっと明るくなった。

前述の課題以外にも、

特定のメンバー個別に"伝えたいこと"、"改善してほしいこと"で、

これまでに何度も向き合って話してきたことがある。

これらもまた、

『場』を設けることで変化させられるかもしれない。

メンバーの成長について愚痴を言ったり嘆いたりする前に、

『場』を作ればいいのだ。

一人ひとりの能力をより引き出し、

メンバーが自身がまだ見えていない能力をお互いに発見するためにも、

気づく場、発見する場、晒される場をもっと作る。

いや~、大きな気付き。

やっぱり信じて口に出してみるもんだな。

変化と実行はまず口出すことからだなぁ照

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