今Qから2つの新サービスに関与しており、
昨日、その内の1つについて、
ネット業界のA先輩にアドバイスを頂きに上がった。
これまでの10年で150件の事業案を精査し、
実際に10を超える事業の立上げをされてこられたA先輩の言葉は、
どれもグサッと来るものばかり。
忘れないうちにメモメモ。
【(主にネット)事業の立上げで失敗する理由あるある】
①自分たちの身の回りで起こっている現象が、
まるでマスで起こっている現象だと勘違いするケースが多いが、
多くの“そう思わないように思わないようにしている”、
自称「オレはそうならないぜ」ベンチャー経営者が、
結局やっぱり勘違いしまくりで、
狙い通りののニーズを捉えてないパターン。
→耳が痛いっす。
②自分たち的には、
色々機能を織り込んだり削ったりして、
めちゃくちゃ“尖らせている!やばいでしょこれ!”
と、思い込んでいるが、
全然差別化にも何にもなってないお寒いパターン。
→めちゃくちゃ耳が痛いっす。
③ユーザーのどんな課題に対するソリューションなのかを突き詰め、
それに対する機能をモリモリ盛り込み、
実際にユーザーインタビューを重ねてみたら、
実は、
ユーザーがその課題を感じていないという
そもそも論パターン。
→耳が痛すぎで取れそう。
④企画が秀逸そうに見えて、
実は料金形態が若干違うだけでその原資は同じだから、
誰でも真似ができて、
最後は体力勝負か執念の勝負になるパターン。
→なるほどです。
⑤大手が有料のサービスを一気に完全無料化して、
他の手法でマネタイズしたら、
業界がひっくり替えるくらいのイノベーションになるのではないかと
大盛り上がりするものの、
実際、全然そんなに甘くないパターン。
→見たことあるね。
⑥最近上場した企業のモデルを「あれはすごい成功モデル!」と定義し、
そのビジネスモデルのひとひねり系の事業モデルを考案するも、
冷静に数値化すると、
その“成功”ベンチャーは、
業界の超トップ企業の部門売上の、
1%とか2%程度の売上しかシェアを奪っていなかったというオチパターン。
→反省します。
⑦同じくその“成功”と定義した企業の認知度が、
「もう世の中の誰もが知っているモデル」と手放しに礼賛し、
現実はそのマーケットのターゲット層でさえも、
実は全然認知しておらず、
資金力のない零細企業が「もしかしてオレたちも」とのこのこと参入するパターン。
→猛省。
⑧差別化しようと躍起になり、
どんどん尖らせていき、
その結果プランの精度も上がり、
サービスとして収益化しやすくなりテンションも最高潮になるものの、
結果得られるグロスの収益が全然ワクワクしないパターン。
→あるある。
最後に、
⑨撤退基準を明確に定めずに、
想い先行で毎日毎日熱中没頭し続け、
「あれ、思ってたのと何か違う」って気付くのに、
そこから、
愛着とか、これまでに幾ら掛けたからとか、
もう少しで・・・とか、事業責任者の○○のモチベーションがとか、
ズルズルと赤字を垂れ流して結局意味なかったね~パターン。
といったところ。
いやはや勉強になりまくりで鼻血でそう。
誰かティッシュください。