あっという間に8月が終わり、
第4期目の12分の1が過ぎ去った。
結果は・・・、
3つある計画の内、
minをクリア、midもクリア、maxは届かず
という内容。
ただ内容がよくない。
またもや金額の大きな案件に助けられるという結果に、
大いなる反省が残った。
嬉しかったことは、
8営業日会社を空けさせてもらったが、
特段問題も起きなかったこと。
人数が少ないため当然といえば当然だが、
責任範囲が明確になるよう作りこんできた甲斐もあり、
指揮命令系統、ホウレンソウのラインは、
かなり高速にまわせるようになってきている。
結果的に、
やろうと判断するまでの時間とその打率。
判断してから具体的に動くスイングの量は、
徐々に上がってきている。
それ以外では、
来春の新卒採用の再開を指示し、
改めて中途採用も強化を指示。
余談だが、
採用に関しては、
今期からやっと、
企業のブランディング全体の構想から入ることができるため、
9月中には、
facebookページ、mixiページでの採用ページをオープンし、
10月中にはコーポレートの採用ページを刷新したい。
月末にずれ込んだものの新サービスの営業を開始し、
本格的にメディアの営業を行っていく。
短期的に、
今のメイン事業との粗利比率を1対1にすることを目指す。
トライアルのEC事業も9月中旬にはスタートを切ることができそう。
まだまだ遅すぎるが、
今期はブンブンとバットを振っていこうと思う。
我々のような小さな組織の場合、
スピードが遅いことは組織としての終わりを意味する。
先日とある著名な社長が、
「最高か最速」
とおっしゃっていたがまさにその通りで、
どちらかというと、
『オールウェイズ“最速”』
と言ってもいいかも知れない。
それは決して、
いい加減なパフォーマンスを出すということではなく、
どれだけ考えても100点に近づくことはまずないわけだから、
最速で答えを出し、
議論し、詰めるなり、仮説を立てるなりして、
どんどんバットを振ってみることが、
従業員50名以下くらいまでのベンチャー企業には、
大切なのだと思っている。
先日も、
自分が統括するメディアチームでこんなやり取りがあった。
とある医療系の業態に特化したメディアを、
新たに作ろうかどうか議論していた時に、
あらゆる数値を出し切った後になって、
一つ根本的な疑問が沸いてきてしまった。
その疑問以外は非常に条件がよく、
その疑問に対しても、
ある程度前向き情報も探すことができたが、
大きなコストをかけてから、
「実は○○な理由により刺さりませんでした」では困るため、
即座に、
「よし、実際にヒアリングに行って聞いてみよう」
と判断をした。
すると、
すぐにリストが用意され、
トーク内容もみな経験があるからスクリプトなど必要なく、
その日の午後と翌日中に3件のアポイントメントを頂くことができ、
そのアポイントメントを回った結果、
当初懸念していた通り、
数字には表れにくい問題が横たわっていることが判明した。
結果、狙っていたメディアは作らないことになり、
多少の調査コストはかかったものの、
無駄な支出、失敗を未然に防ぐことができたことになる。
マクロ経済に左右されない中・小規模の企業の業績というのは、
特定のヒット商品が爆発的な販売を記録する場合を除き、
多くの場合は、
それらの製造⇒販売に関わる人員の判断力(打率)
と、
どれだけ具体的に動いたか(スイングの量)
に大きく連動する。
大きな資産の無いベンチャー企業の場合、
毎日毎日バットを振る中で、
小さくてもいいからヒットを飛ばし続けなくてはならない。
ただし、
スイングするのにもお金がかかるため、
あまりに打率が低いとお金が底をついてしまう。
そんな中で
営業であろうが商品企画であろうが、
マーケティングであろうが人事であろうが、
どの部門であろうとも、
ある程度以上の打率で、
ヒットを打ち続けていかなければならない。
その打率をあげることがマネージャーの腕の発揮どころであり、
いわゆるナレッジマネジメントってやつであり、
スイングとのかけ合わせの結果である絶対量が、
“中・小規模の企業の業績”
と言っても過言ではないのではないだろうか。
市場の占有率なんて語るまでも無い規模の企業には、
景気の良し悪しなど関係ない。
とにかく高い打率を証明し、
ブンブン振っていく。
それしかない。
ホームランを量産する割りに、
実はミートもうまく打率も高い、
西武ライオンズののおかわり君みたいな組織にしたい。
あ、今年の打率、.260か。。。