先週、
あってはならないことをしてしまった。
大切なクライアントの制作案件にて、
クライアントの希望を大きく下回ってしまったのだ。
社内のリソースと案件の特性を考慮し、
クライアント了承の元、外注をしていたその案件が、
「納品完了」というのでクライアント先に出向いた。
そこで言われた言葉に愕然とした。
「たしかにこちらの要望どおりには作ってくれました。
ただ、能動的な提案がなく僕が言ったとおり制作しただけ。
当初期待していたものかと言われれば、
そうではないかも知れません。」
そのような状況でもこちらを気遣い、
言葉を選んで下さっているが、
明らかなクレーム。
本当に申し訳ない思いで一杯になった。
協力を仰いだ私に、全ての責任がある。
とにかく謝罪をし、
代案を提示。
併せて、パートナー企業に確認を取る。
すると、
「ご契約にある内容は、キチンと果たしたと思うのですが・・・」
と、パートナー企業。
何なのだろうこのギャップ。
方や責任を果たしていると感じ、
方や不満を感じたまましぶしぶ費用を支払って下さる。
確かに、“契約”にある業務は果たしたのかもしれない。
ただ、クライアントが求めていたものは実際に提供できていない。
途中の経過を聞く限り、
クライアントの要望にも波があったようだ。
ただ、
クライアントは途中途中できっと悲鳴を上げていたはず。
それを汲み取れなかったのだ。
クライアントのニーズをキチンと汲み取り、
成功のイメージと共に、リスクやネガティブ情報も提供し、
期待を共有しながら、伴走を開始する、
そのきっかけを創るのが営業の本筋と捉えるならば、
今回は、
私がミスを招いた。
「きっと大丈夫だろう」という慢心が、
大変なミスを招いてしまった。
『制作後にこんなプロモーションをしていきましょう♪』
と盛り上がった日から数ヶ月。
掴みかけたクライアントとの絆を、
一つ失ってしまった。
それでも私どものプロモーションの提案に
真剣に耳を傾けて下さる社長に対し、
心の中で何度もお詫びを繰り返しながら提案し、
「ちょっと検討させてください」
という言葉だけをただ受け入れるしかできなかった。
何とか挽回して、
信頼をして頂けるまで頑張りたい。
大いなる反省の1日となった。