今日、
メンバーの君が、
新聞記事を見せてくれた。
そこに書かれていたのは、
誰もが知っている某超有名企業の特集。
その冒頭、
「○○の製造で□□グループは、
世界シェアトップに立ち、
グローバル市場を席巻する。
この戦略商品は約四十年前、
たった一人の社員が研究・開発に着手、
実用化に成功した。」
こんなくだりで始まったその後に、
実名で記された一人の男というのが、
彼の義理の父、
奥さんの父上なのだという。
その記事は、
彼の義理の母が、
「お父さんの生きてきた証よ」
と、
送ってきてくれたとのこと。
新聞に実名入りで功績が語られるという経験は、
誰しもができることではない。
ただ、この記事を見せてもらって、
規模の大小ではなく、
一人ひとりにとっての“生きてきた証”を残してほしいと思ったし、
僕も残したいと、
純粋に思った。
誰に喜んで頂くサービスなのか。
社会が本当に必要としているか。
気持ちよく利益をいただけるか。
世界に飛び出せるか。
我々が夢中になれるか。
そんな青臭いことを必死に考えながら、
自分に誇れる、
生きてきた証を残そう
なぁ、ぼん。