営業でも、面接でも、社員との面談でも、
集中して相手の話を聞いているとその人のメンタリティーが如実に出る。
その一つがタイトルの通りだ。
仕事が出来る人、
そうでなくても人生を活き活きと謳歌している人は、
基本的に未来の話をする。
「今のセクションに来年までに◯名のメンバーを増員したい。そこで◯名のマネジメントがしたいと考えています。」
「いついつまでもこうなりたいけれど、正直見えていません。アドバイスがほしいです。」
「■■がこうこうこういう動きができるようになった。次は▲▲を伸ばしたい。必ず今Qは成果を残します。」
「今◆◆セクションにはこういう課題があると思いますが、どう捉えていて、行動に移しているか聞かせてほしいです。」
「来週誰々社長とお会いします。そこではこういう提案をして驚かすつもりです。楽しみです。」
「◯Q後の査定をもって、給与を◯◯万円にしたいです。つまりQごとに2万円の昇給を目指します。」
「前職では◯◯な経験を積み、伸ばしたかったけれど出来なかった。だから次を探しています。」
「来Qに長めの有給をとってヨーロッパに行きます。なので今Q成果出さないとまずいんです」
一事が万事こういう調子。
話していてこちらも前向きにアドバイスしたくなるし、
一緒に話していて楽しいし、盛り上がる。
表情も、スッキリだ。
一方で、
仕事に色々と課題を抱えているメンバーは、
過去の話が多い。
「今のルーティンタスクが前から非効率だと思ってまして、、、」
「前Qのあの時の判断がやっぱりちょっと引っかかってまして、、、」
「4月のことなんですが、◯◯マネージャーには話したんですが、、」
「この前の社内イベントの日程調整のやり方なんですけど、、、」
「先週のミーティングでこういうことがありまして、、、」
「いつからですか?2月から感じてました。」
「前職は◯◯なところが全然ダメだったので見切りをつけて今回転職を…」
本人が気づいていないことも多いけど、この手の流れが多い。
要は「後出し」なのだ。
しかも内容の多くが、
「じゃあ、こうすればいいんじゃない?」
「それって、一つ上の◯◯マネージャーに聞いた?」
「でもこういう視点はどうだろう?」
「それは誤解で、◯月◯日にこういうルールでいこうって流れてるよね」
「そもそも□□には直接伝えた?」
と一言二言返したら、
「たしかにそうですね」
「その考え方は無かったです」
「いえ、やっていないので、早速やってみます」
「目線が下がってますね、危なかったです」
といった風に、
考え方を改めてくれることが多い。
そうなると、抱えていた時間の分だけ疲労する。。
若くて目の前のことに一生懸命なメンバーの場合、
本人たちに“悪気”が無いケースも多い。
ただ、悪気がないから許されるほど、世の中は甘くないし、時間は容赦無い。
だからこそ、溜めずにどんどん聞いて、クリアにしていってほしい。
仕事もコミュニケーションも、「課題解決」なのだから。
ということでメンバーへ。
常に自分が、
“未来の話をしているか、過去の話をしているか強烈に意識して、
その瞬間瞬間を生きてほしい。
レッツ、未来志向