配置の妙

『人員配置』

組織戦略において採用目標設定と並んでレベル5級の難問。

この数ヶ月の中でも、何度も考えさせられた。

配置替えを行ったことで音が聞こえるくらい『ガチっ』とはまったメンバー。

それまでのパフォーマンスを何倍も超える輝きを放ち、

見てるこちらが気恥ずかしくなるレベルで楽しそうだ。

役職に関係なくセクション全体に発信をするメンバー。

新卒入社で全社目線で改善案を出してくるメンバー。

健全な欲がむくむくと大きくなり自分を追い込みだすメンバー。

一緒にオフィスで過ごしていて、

本当に気持ちがいい。

こういう配置の妙がうまく噛み合った時、

心の中で「よしっ」とガッツポーズをしてしまうにひひ

一方で、

こういったところで書くことではないのかもしれないけれど、

久しぶりに退職するメンバーが出てしまった。

無論、離職率という数値自体は目指すゴールではなく、

大切なのはその内容。

今回はその点でちょっぴり残念な内容だった。

何度も読み返したMyバイブル「リクルートのDNA」の記述によれば、

かの松下幸之助翁はリクルート創業者江副浩正氏にこう言っている。

『人は誰でも得手なこと不得手なことがありまんがな。


誰に、どの仕事を、どこまで要望するかが大事やなぁ』

と。

沁みる。。。

かのリクルートの創業者をして、

数ある松下幸之助翁の名言の中でも前述の台詞を残している。

それだけ経営の本質を突いていると言うことだろう。

誰に、どの仕事を、どこまで要望するか・・・

今回のメンバーの退職はまさにここだったと思う。

色々やりたいことが見つかったみたいだけれど、

ちょっと期待をしすぎたのだろう。

マネージャーにはよく、

「メンバーが求める成長角度、未来の姿を、

マイクロマネジメントとディープコミュニケーションで把握して欲しい

と伝え、

メンバーには、

成長角度は自分で決めなよ。誰も強制なんてしないから。」

と伝えている。

そして、みんなに、

「一度しかない人生、欲張った方が楽しいじゃない?

と投げかけ、

「再起不能の靭帯断裂はダメだけど、

成長という名の筋肉痛は目一杯しようよ」

と焚き付けている。

一人ひとりのメンバーが最高のパフォーマンスを発揮し、

組織全体が表現できないグルーヴ感に包まれる、

そんな最強、最高の組み合わせがきっとある。

こっちが気恥ずかしくなるような黄金の組み合わせを見つけ出すべく、

毎日毎日理想を語り、仲間を誘い、

メンバーたちと飲みに行くビール

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