先週の日曜日。
今までの経営会議の派生で新たな会議を一つ増やした。
その名も、
詰め切り∞(エイト)
文字通り、
重要な事案について、
最後まで詰め切る、決定する会議である。
土日のどちらかの朝8時からやるのでエイトと付いているまでで、
決してサ○バーさんの制度を2つ足して2で割ったわけではない。
これがなかなか良いのではないかと思っている。
今回は13個の議案について“詰め切った”わけだけど、
「なんとなく」「大体」な感じで「ふんわり」していた重要な事案が、
一気に片付いた。
我々のようなベンチャー企業の場合、
業務を兼任することが当たり前で、
むしろ、
忙しくあれやこれやと首を突っ込むことが、
賞賛される向きさえある。
しかしながら、
責任の所在が曖昧になることがしばしばあり、
組織全体の成長を阻害していることも少なくない。
(ウチは、現在は極力兼任を発生させず、持ち場を明確にしている。)
ベンチャーあるある的な表現として、
「じゃあ、言いだした○○がやんなよ。いい成長機会になるよ。」
とか、
「○○、じゃあこれ、うまくやっといて。ベンチャーだからさ。」
などと言って、
結局それらを指示した側も管理しないため、
ぼんやりコミットされずに過ぎていく。
それを徹底的に防ぐことができるのだ。
この会議、
成長を期待するMgr陣の教育という観点でも効果がある。
意思決定をするTOPは、
力の及ぶ範囲と時間の許す限り必要な情報を集め、
最善と思われる意思決定をするわけだけど、
そのプロセスが見えないと批判を受けることも少なくない。
意思決定の過程を見せること、
もっと突っ込んで一緒に考えることで納得感も自然と醸成され、
「なるほど、こういう視点で物事を決めているのか」
と判断力を吸収もしてくれる。
普段と違う場所に私服で集まり、
朝イチから朝食を食べながら議論することで、
一体感も生まれる。
ベンチャー企業の経営者の皆さん、
詰めきり会議、
お勧めです