googleのPVをfacebookが抜き、
新しい検索の形が提示される可能性が具体性を帯びてきた。
「ゆくゆくはgoogleを超えるサービスがでてくるだろう」
と、
誰もがどこかで感じていたものの、
何がどうやってそうなるのか、
イメージできない中で、
みんな、わかったような口をきいていた。
僕もそうだ。
そしてみんなきっと、
「10年後とか、20年後にはね」
と、思っていた。
現実は遥かにイノベーティブで、
破壊的創造者は、
やっぱりいるようだ。
ちょっと前の記事にあるが、拝借。
Googleに衝撃か。FacebookがLikeボタンに基づく新検索アルゴリズムをテスト中
facebookのユーザーは5億人を超え、
4月21日に投入されたLikeボタンは、
7月時点で1日30億回のクリックがあったという。
1日30億回のソーシャルアクションデータ。
わずか1年で1兆回を超えるログをとることができる。
知人というフィルタを通した情報からの検索。
フィルタがなくとも、
連鎖の中で生まれるアンサーを捕える検索が実現すれば、
それは、
確実に“辞書”を超える。
たとえその辞書よりも網羅性が低くとも,
ユーザーはそちらを選ぶ。
googleは、
「facebook Questionsに投稿された内容は検索対象としない」
というリリースを出していたけど、
そんなことをしていては益々凌駕されることは明白。
ユーザーオリエンテッドではないからだ。
一時騒がれたライフログではないけれど、
個々のユーザーのアクションが瞬時に蓄積され、
マイニングされ、信憑性の高い情報として
瞬時に2次利用、3次利用されていく。
どこかで読んだ記事には、
情報の取り方が、
「ページランクからパーソンランクへ」
とあったが、
バイラルマーケティングが今後更に拡大することを考えると、
googleが提唱したページランクの発想が、
何かしらの形でリプレイスされる日は遠くないようだ。
情報は連鎖することで価値を帯び、
人と人とが繋がる中で情報が生まれる。
世界はもっともっと便利になる。
ハード面のイノベーションはいわずもがな。
テレビもパソコンも携帯も、
何もかもが劇的に安くなり、
ボーダレス経済の加速と相まって、
アフリカの奥地の先住民族までもが携帯電話を持つ時代になった。
世界は完全に繋がる。
もはやこれまでの世界ではないのだ。
ツイッターのユーザー人口が日本で1000万人を超え、
全世界で1億4500万人を超えたようだが、
ゆくゆくは世界中をつないでしまうだろう。
ややもすると、
70億人総ツイッターもない話ではない。
それが“ツイッター”かどうかはともかく、
ツイッターがもたらしてくれた概念は、
いつの日か世界をつないでしまうのだ。
日本の田舎にいる少年が、
モロッコにいる女の子のつぶやきを読んではコメントし、
フィンランドの友人が薦めたスキンケア商品を
2日後には取り寄せてしまう日が来るだろう。
言語の壁など壁ではない。
宗教の壁も、
ネガティブな意味ではなく、
個々がボーダレスに対話することで、
融和の方向に向かう可能性さえある。
話が飛躍してしまったが、
ここ1年のwebマーケットの変遷を見ているだけで、
地球規模のコミュニケーションが現実味を帯びてきて、
ワクワクしてしょうがない。
天才スティーブジョブスの伝説のスピーチを思い出す。
『コネクティング ドッツ』
すべての事象が彩りを携え繋がっていく。
すべての事象に意味があり、
価値を持つ。
人も同じ、
今はまだバラバラな存在だけど、
きっともっと繋がる。
どうやら、
生きているうちにとんでもない世界を見ることができそうだ。
もっともっと繋がろう。
中山こうた ツイッターアカウント
@kota_nakayama
です。
みんなもっと繋がろう。
世界は、
必ず一つになれる。