「中山紘太の価値観」カテゴリーアーカイブ

つくづく『経営は実行』だと思う。

『実行力』が大切だと思うこの頃。

何かのミッションを担当してもらうと、

当たり前ながら2パターンに分かれる。

しっかりとホウレンソウを重ねながら、

こちらも巻き込みながら遂行してくれるメンバーと、

何度もメールやLINEで「大丈夫か?」と質問しても「大丈夫です」と返し、

期限が近づくためにこちらの不安も増幅し、

具体的なアドバイスをしても返事だけは一人前。

直前になっていろんなメンバーに迷惑をかけて、

謝りながら帳尻を合わせようとするが当然合わない。

(たまに合ったりするから困る)

ひとたび終わってしまえば熱さを忘れ、

また同じような雑な管理を繰り返す。

世に言う、

「タスク管理」


「プロジェクト管理」


「逆算思考」


といった範疇の議論だが、

後者のようにきちんと業務を遂行できないメンバーにも

2種類あると思っている。

一つは、

「真剣じゃない、危機感を持っていないケース」

もう一つは、

「単純に思考が追いつかない、能力がないケース」

後者の場合は、

教育過程であるわけで、

任命責任含め、しっかりと育成する必要がある。

問題は前者。

無論、責任感が欠如していると見て取れる事象が確認されれば、

プロジェクトの途中であっても外すことも必要。

しかしながら、

担当責任者がそれなりの経験者の場合は難しい。

うまく行かなかった時に本人は「思考が追いつかなかった」と言い、

こっちは「ただ真剣にやっていなかった」と判断する。

こんなことはよくある。

危機感を持ち続け、真剣にやれば絶対にできるのに

保身からか、欲がないのか、易きに逃げてしまう。

これが続くとお互い不幸になるだけなので、

そもそも任せないほうがいい。

双方にとって。

結局、素直で実行力のあるメンバーに依頼が集中する。

よく業務過多に陥るが、

・ホウレンソウの何たるか

・上司の巻き込み方

・思考停止になった状態で止まらない術

等々の“型”がわかっているので、

評価が一気に下がることはほとんど無い。

経営は実行


とはセコム創業者の飯田さんの言葉だった気がするけど、

本当にそう思う。

今日も、具体的に実行する1日にする。

以上、愚痴でした。

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「なるほど、その手があったか」の心地よさ

昨日は月に一度の『詰め切り∞』

未解決の課題を中心に、

マネージャー陣が一同に介して一気に詰め切るmgr会議。

今回も、

・役職給の導入

・特定商材のお客様へのフォロー内容の見直し

・特定メンバーの異動検討

・お取引事例を増加させる策

・4月の新卒メンバーの配属方針

・特定商材の販売停止検討

などなど、

50人程度のベンチャーにとってはどれも重要な議案について、

約8時間、ぶっ通しで議論した。

事前にアジェンダを配布し、

各mgrは期限までに自分の意見を提出するルールだが、

毎回8割型、

今回も10件近い課題の内7件は自分が起案したため、

ほとんどのアジェンダに関しては自分なりの考えを持っている。

他方参加するマネージャーは、

与えられたテーマについて考える時間が約1週間。

日常の業務と向き合いながら、

隙間時間で考える程度。

そんな構図になっているため、

正直に言えば、

「なるほど、その手があったか」と唸らされることは多くない。

そして迎えた昨日の詰め切り。

いやぁ、よかった。

本当に。

久々に感じた「なるほど、その手があったか」。

自分でも無意識に笑みがこぼれ、

ほっこりと嬉しい気分になった。

経営者は孤独なんて言うけれど、

僕自身、孤独と思ったことはほとんどない。

とても前向きでとてもエネルギッシュで、

誠実で素直で感謝心と笑いのセンスに溢れ、

他社の社長が羨むほどに熱心に仕事と向き合い、

いつでも夢を語れる仲間に囲まれていて、

孤独だなんてとんでもない。

ただ、

そんなメンバーにも物足りなさを感じることがあるとすれば、

“僕が考えていない角度からの発想”が少ないことだと思う。

経営者と社員という目線で語れば、

差があるのは当然だけれど、

そんな話ではない。

何も突飛な発想や、

奇天烈なアイディアを出す出さないということではなく、

「こういう営業手法どうかな」

「誰誰、異動してもらってこういう仕事してもらったらどうだろう」

という雑談や相談に対して、

どことなく“「僕」が決めることがきっと正しいだろう”

という精神性で向き合っている感覚があり、

否定や目新しいアイディアで切り返されることは多くない。

そんな時は、

もっと一緒に深く悩んでほしいなと感じることはある。

以前にもブログに書いた記憶があるけれど、

金曜日も木曜日も、明日も明後日も、

同じオフィスで働くメンバーの目の前には

大量の同じ情報が流れている。

その中で、

小さな異変や小さな変化、

未来に影響を及ぼす可能性のある問題の芽を、

流れゆく川の流れの中で川魚を一瞬で鷲づかみするように、

「バシッ」と抜き出す必要がある。

その「バシッ」を自分以上にやってくれるメンバーを、

経営者はマネージャーにするのだと思うし、

前職で2年半で役員というポジションを与えられたのも、

とにかく集中して組織を俯瞰して、

経営陣に提案と情報共有をし続けたからだと思う。

うまくいったことは全てその瞬間から過去であり、

その意味で組織には「課題」しかない。

経営者にない発想で、

且つクリティカルでロジカルでラショナルな提案ができる人材こそが、

組織を前進させていく。

昨日のミーティングのような場所で、

組織の舵取りの意思決定が行われ、

こっそりと査定も同時に進んでいる。

是非唸るような提案やアイディアをたくさん出し合い、

より上質で打率の高い意思決定を行い、

全員で成功を手に入れたいものだ。

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ベンチャー企業で働く「意味」と「誤解」

先週の日報に、

昨年の秋に某超大企業グループから加入してくれたメンバーMが

こんなことを書いてくれた。

> 最近思うことが、

> 仕組み化することで問題は本当に解決するのだろうかということ

> これって、私が見てきた大企業と同じだなぁ、

> こわいなぁと思うのです。

> なぜなら、すべての人がすべての仕組みを覚え、

> 実行することは難しいことを見てきたからです。

> ディズニーのような、「SCSE(Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、

> Show(ショー)、Efficiency(効率))」という行動基準

> もしくは判断基準を徹底的に鍛えることのほうが

> 仕組みがないものに対して困ったときにどう行動すればいいかわかるし、

> 判断力が鍛えられるのではないかとか

> それが企業文化になるのかなとか思ったりします。

前後の内容含め非常にいい気付きだったので、

この感想に対して長文で考え方を返信し、

全体にも投げかけをしてみた。

論点は大きく2つ。

1つ目は、

大切なのは「仕組みと哲学がリンクしていること」であり、

『仕組みが増えること=悪=大企業化』ではない

ということ。

我々ヴァンテージは会社が出来て5年半。

webマーケティングの支援を始めて4年3カ月。

前Qから課題が色々と露呈して、

特に最近、連続的に仕組みを増やしているけど、

それがイコール悪ではない。

底流に流れる行動哲学を共有していきながら、

仕組みを(増やしつつではなく)高度化しつつ、

形骸化している不要な仕組みはなくしつつ、

買い手(顧客)良し、売り手良し(我々)、世間良しを実現していく。

過去の仕組みを捨てられない、

老廃物が沈殿するような組織にだけは、

絶対になってはいけない。

2つ目の論点は、

そこに属するメンバー自身の心もちについて。

今回の仕組み(ルール)の新設しかり、

何かしらのコミュニティに属していればルールは存在するし、

時を経ていく中で増えていくことも往々にしてある。

この事実に対して、どう向き合うかを問い続けたい。

現在も新卒にせよ、中途採用にせよ多くの面接をしているけれど、

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)スキルが付く

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)早期に昇格できる

・ベンチャー企業に入れば(入るだけで)働き甲斐が手に入る

という誤った認識を持っている方が多い。

質問すれば「そんなことはない」と否定すると思われるけど、

話していればわかる。

「大手企業では成長できない」という誤った認識を持っている方も、

実際かなり多い。

でも成長はその人次第で、

ベンチャーでも大手企業でもどこでもできるし、

ベンチャーでも成長しない人は成長しない。

繰り返しになるけど、

ベンチャー企業に入ればスキルが付く…わけではない

ベンチャー企業に入れば早期に昇格できる…わけではない

ベンチャー企業に入れば働き甲斐が手に入る…わけではない

この辺りを勘違いしてベンチャーに転職してくる方々に、

声を大にして言いたい。

「意思決定側に回る気がないなら、大手にいた方がいいぞ!」

と。

ベンチャー企業に入るメリットは、

例えば、

・年次年齢に関係なく意思決定側に回れる(回りやすい)

・成果を出せば大手ではありえないスピードで昇給、昇格できる

・会社の成長、発展を自分の手柄だと認識し誇りが持てる

・会社の仕組みが作られている過程に口を挟める

・会社の全体像を掴むことが出来、日々連帯感を感じながら過ごせる

・新しい事業創出など自分の道をある程度自分でコントロールできる

ことだと思っているから、

・会社の全体像を掴むことが出来、日々連帯感を感じながら過ごせる

・会社の成長、発展を自分の手柄だと認識し誇りが持てる

このあたりで満足感を得るのもいいけれど、

やっぱり「意思決定側に回ってほしい」と思っているところがある。

今回感想を書いてくれたメンバーでいえば、

> これって、私が見てきた大企業と同じだなぁ、こわいなぁと思う

で終わらせずに、

『「皆さんはどう思いますか?」と言ってみる』ことがとても重要。

「声を上げる」ことすらできないままだと、

「取締役や幹部メンバーが決めた仕組みを

ただただ「実行」するサラリーマン」

で終わってしまう。

意思決定側に回れないメンバーからは、

「じゃあどうすればいいんですか?」という声が聞こえてきそうだけど、

これもいつも話している通り、

・持ち場で成果を出す

・成果が出せなくても”片鱗”を見せる

しかない。

特に規模の小さな組織においては、

「片鱗を見せる」ことにより得られるリターンが、

大企業よりも圧倒的に大きい。

長くなるのでその理由はまたにして、

メンバーにはとにかく

「えっ、○○いつのまにそういう判断ができるようになったんだ?」

「あ、○○はこの視点が持ててるんだ」

「ほう、この前の指摘した部分は直してきているな」

などなど、

日常のやり取りの中で片鱗を見せてもらいたいと思っている。

毎日たくさんの”同じ情報”が僕とメンバーの前を通過する。

その中で「気付いた量」はみな同じなのか。

違う。

気付いた自分に自信を持って、

判断する、声を発するという行為=打席に立って、

その機会を持って、

自らの人生をプロデュースしてもらいたい。

なんだかリクルートの社訓みたいになっちゃったけど、

我々は、

「理想の組織なんてない、創るしかない」

という考え方の元に集ったメンバーしかいない。

こんな議論はもちろん、

現状に満足せず、気付く事が出来る、

上質な議論を交わせる強い組織にしていこう、みんな。

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やっぱり感謝から始めよう-2014年原点回帰から、いざ-

忌中につき新年の挨拶を控えつつ、

年が一つ変わった今、

せっかくなので感じていることを徒然なるままに書いておきたい。

年末に、

目指す先を走って下さっている先輩経営者がおっしゃっていた。

「オレは忘年はしない。どんな未来にしたいか、望年する。」と。

本当にその通りだと思った。

年を望む。

そうありたい。あるべきだと思った。

新年1日目を終え、

新年一回目のブログを書こうと思い立ちPCの前に座ったものの、

個別にメールをくれたメンバーにレスを返したり、

今期の目標を考えたりしながら、

いつもどおり芋焼酎を飲みながらボーーっと考え事。

気が付けば深夜4時半。

どこかで立派なことを書こうとしたり、

大きなことを宣言しようとしすぎるあまり、

いつもブログの手が止まる。

一体誰の為のブログで、

誰の為に“見栄”を張ろうとしているのか、よく見失う。

これも昨年上場を果たされた大好きな先輩経営者が、

ある宴席で教えてくれた。

「紘太、経営はやせ我慢だよ。


ここに居る経営者もみんな、


余裕がありそうに見えるけどみんなやせ我慢している。


ブログやFacebookで好調さをアピールしているけれど、


みんなそんなに余裕なんて無いww



役員報酬も周囲が思っているほど取っていない。


外部の資本が入れば投資も自由にできない。


ハッピーな話ばかりじゃないよね。


それでも、


目標に向かってというのもあるし、


いろんなストレスやプレッシャーに対して、


“いつかは帳尻が合うだろう”と、


“いつかは報われるだろう”と信じて、


みんな『ウチは調子がいいです』って発信する。


みんな、やせ我慢してるんだ。



とかいって、


いつまでたっても帳尻が合わないのが、


経営者の宿命なんだろうけどね(笑)」

と。

そんな言葉を思い出し少し気が楽になったので、

また偉そうなことは書こうと思いつつ(笑)、

新年くらいは原点に立ち返って感じるままに書こうと思う。

2013年は確かに悩ましいことも多かったけれど、

2014年はやっぱり感謝から始めたい。

飛躍してしまうけれど、

やっぱり僕たちは、

どこまでいっても恵まれている。

全部受け売りだけれど、

これだけ物が溢れる現代で、

今日も7億人が飢餓に苦しみ、

毎日3万人、年間で1000万人以上の子供が食料が無く命を落とし、

毎日4000人の子供が不衛生な環境が原因で亡くなっている。

年間80万人の子供が今も人身売買され、

年間30万人の子供が兵士として紛争に借りだされ、

2012年の1年間で660万人の子供たちが、

5歳を迎えることなく命を落としている。

7000万人の子供が今も教育を受けられず、

世界の成人の内5人の1人は読み書きができない現実がある。

こんなことを書きながら私利私欲にまみれた日々を送り、

何もしない、出来ていない自分の無能さに呆れるばかりだけど、

事実、

自分たちの身の回りで日常的に起こる課題や悩みの大半が、

地球全体で起こっている様々問題に比べれば

非常に小さなことであったり自己中心的なものばかり。

日々せわしなく生きていると忘れがちだけれども、

やっぱり今の自分が不自由なく暮らせているのも、

支えてくださっているお客様がいてくださること、

そのお客様の期待に応えようと努力をしくれる、

信頼のできる仲間がたくさんいてくれること、

今の日本経済を創造してくださった先人がいて下さること、

日々一緒に笑って、

喜びを倍に、悲しみを半分にしてくれる友人がいてくれること、

健康に生み育ててくれて、

教育もしつけも施してくれた家族がいてくれることなど、

しっかりと感謝しながら歩みたい。

みなさん、本当にありがとうございます!

感謝心があれば、

(身勝手なつもりはないものの)

いちいち身勝手な理由で落ちてなんかいられないし、

そんな時間があれば、

起きて、考えて、行動して、受け入れて、消化して、

打開して、改善して、前に進んだ方が100倍いい。

年末には謙虚に現実と向き合う謙虚さがあり、

年始にはある種強気になれる独特のパワーがある。

今はそのパワーを存分に受け取れている。

2014年、あんなことしたい、こんなことしようと、

プラスのエネルギーに溢れている。

時にはパフォーマンスも大切だけれども、

今年はとにかく結果で語りたい。

着実に社会に価値を提供し、

組織としても、一人の人間としても、

6年間の中で圧倒的だったと思える1年にする。

きっかけもある。

流れもある。

世界を“エナジー”する挑戦権を得るために、

ゼロから創り直す気概を持って、

手抜きナシの1年に絶対にしてみせる。

ヴァンテージのみんな、

やばい1年にしよう。

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部下を厳しく指導できないマネージャーの2つの本質

全社飲み会で2名のmgrと1名のmgr候補に話したことを、

他のメンバーにも知ってもらいたいので備忘録エントリー。

テーマは、

「部下を厳しく指導できないマネージャー」

について。

プレジデントみたいな雑誌とかでこの手の話題になる時、

そのタイプのマネージャーの多くは、

「嫌われたくないから厳しくできないんだ」という論調が多く、

やれ「普段から信頼を貯めよう」だの、

やれ「メンバーのことを本気で思うなら厳しく指導せよ」だの、

「現代の若者はこう褒めてから・・・云々」的なアプローチが多い気がする。

1つは確かに「保身」なのだが、

僕はもう1つ理由があると思っている。

例えば、

世の中のマネージャーに「厳しく指導できていますか?」と聞けば、

大半のマネージャーが、

「自分なりに厳しく指導している」

と答えるのではないかと思う。

そう感じているマネージャーに、

「君は保身の意識が強すぎる」

と伝えても何も響かない。

本人は「指導できている」と思っているのだから。

その時話をしていた現mgrも同じような反応だった。

僕が伝えたこと。

それは、

「マネージャーからの期待が低いからダメなんだよ。


期待が低いから実力とのギャップが生まれず、


指導するポイントが少ないんだ。


今抱えている目標に手が届きそうならすぐに目標を上げようよ。


本人が『えっ?』ってなるくらいの目標を掲げようよ。


120を目指しての125よりも、


150を掲げての130、200を掲げての150の方が成長している。


成長は達成率じゃない、絶対値。


もちろん無茶はダメ。


本人の意志がそこに無いのもダメ。



マネージャーの仕事は、


メンバー1人1人に対して期待をしすぎるくらい期待して、


意図的に“ギャップ”を作って、


さらにその“無茶振り目標”が出来なかったとしても、


甘やかすことなく厳しく指導して、


同時に一緒に成功体験を積むまで汗をかき責任を持って伴走し、


成功・成長という果実を共に手にすることで、


『ついて来て良かった』と感じてもらって一気に大きな信頼を勝ち得ること。



目標が手が届くレベルならメンバーもそこそこ出来ちゃうから、


そもそも指導するポイントがない。


それで声張り上げてたら単なる変な人。



保身だけで指導できないんじゃなくて、


そもそも指導する必要がある機会を作っていないだけ。


そのメカニズムに気付けていないだけ。



だと伝えた。

めちゃくちゃ偉そうだけど、

本当にそう思っているし、

メンバー自身が気付いていない能力を引き出せなくて、

何がマネージャーだと聞きたい。

と、言いながら、

「でも、僕が甘やかしてきたんだよなー」

ということに気付き補足し、

改めて目標設定とは何か、

マネージャーの役割とは何か、

成長とは何かについて考えるいいきっかけになった。

み〇ー、サンキュー。

た〇のを引き上げてくれよ。

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経営者の原体験と自分の幼少期

堀江さんの新著「ゼロ」を読んだ。

ご両親の「せからしか!」の件、

「ヒッチハイク」の件、

「東進ハイスクールの関連会社での初仕事」の件、

「東大で卓を囲んだポスドクの先輩」の件、

どれをとっても全てが繋がっていて、

スティーブジョブスの「コネクティングドッツ」を思い出しながら、

一気に読ませて頂いた。

先週、一つの動画を見た。

ソフトバンク株式会社

2014年3月期第2四半期 決算説明会(動画)

http://webcast.softbank.co.jp/ja/results/20131031/index.html

冒頭に出てくる孫社長の「虹の根っこ」の話。

これも幼少期の思い出の話であり、

孫社長の原体験なのだと思う。

孫社長の幼少期からのエピソードは何度も読んだけれど、

今回の堀江さん同様、

お二人とも特別恵まれた家庭環境にあったわけではなく、

(むしろちょっと可哀想な境遇ともいえる)

我々と同じように田舎で幼少期を過ごし、

色んな出会いや情報や偶然が連鎖する中で、

自らの意思で人生を切り開いている。

お二人に共通しているのは、

幼い頃から純粋であったこと、

そして今もそう大きくは変わっていないこと、

目的に対して真っ直ぐなこと、

できると信じていること、

こんなところだろうか。

自分の周りを見ても、

有能な人材が周囲に集う経営者の多くは、

こんなタイプの方々が多い気がする。

こう思うと、

大人になってからの価値観の多くは、

やはり幼少期に形作られていると感じる。

勢いで、

自分自身の幼少期をを振り返ってみる。

兄が2人いて、

おじいちゃんおばあちゃんが先生で、

両親が自営業だったことは、

紛れも無く今の自分を形作っている。

教育者だった祖父には厳しくしつけられ、

何度も庭にある木に縄で縛り付けられ、

何度も裏口から出てきたおばあちゃんに助けられた。

兄は岩で囲まれた池に放り投げられたことがあると聞くから、

今思えば十分虐待の範疇だ。

炊き立てのご飯は必ずご仏前に供えられ、

一時は毎晩お経を読んでからの夕食だった。

一番上の兄がよく父と衝突し、

2番目の兄はよくいじめられていた。

そんな2人を憂うおじいちゃんとおばあちゃんに喜んでもらいたくて、

通知表の数値を気にしていたし、

学級委員や生徒会長をやったのも、

すべて、

おじいちゃんとおばあちゃんと両親を喜ばせたかったのと、

自分が頑張れば、

2番目の兄をなぜか守れると思っていたからだ。

そこで人の前に立つことに対する免疫や自信がついたわけだから、

こんなことを書くと怒られそうだけど、

2人の兄貴が自分に劣等感を植え付けるほど優秀じゃなかったことに、

感謝したい(笑)

お年玉とその年のお小遣いは、

年末の父との1対1での面談で決まる。

これが1年のメインイベントと言ってもいい。

その1年、

何をどれくらい頑張ったかをプレゼンするのだ。

「期末テストで〇番だった。」

「お風呂掃除は欠かさずやった」

「お盆のお墓掃除は・・・」

という具合にプレゼンをして、

父がそれぞれ、300円、500円、200円と根付けをしていく。

巧みにコントロールされたその単価は、

総額でも3000円程度にしかならなかったけど、

2人の兄に勝ちたくて、

自然と頑張っていた自分がいた。

今思えばフェアで競争の中で高めあうことの大切さを、

僕は父とのお年玉プレゼンから学んだ。

その時に、

「学年で20番以内に入ったら庭にバスケットゴールを買ってもらう」

と約束し、

結果24番だったのに買ってくれたことはずっと忘れない。

小さいながらお金を稼ぐことも教えてくれた。

離れにある敷地にあった古びた自動販売機を、

兄弟3人で切り盛りするように言われた。

その時の実家は市内でコンビニを経営していたので、

毎日3人で売れ筋商品を議論し、

両親に電話で発注をかけ、

深夜に台車に乗せて補充をしにいき、

小銭を握り締めてドキドキしながら帰宅した。

居間の床に小銭をひろげ、

カウントしてノートに書き溜めていく。

儲かった分からしかお小遣いはもらえない仕組みだったので、

電気代とかコストを差し引いて、

毎晩一喜一憂しながら、

自動販売機の“マーケティング”を頑張った。

とにかく楽しかった。

小学生の頃から両親のお店を手伝い、

ビールを配達し、

中学生の時にはレジに立ち、

商品の陳列方法を考えたり、

頻繁にジュースの補充をしたり、

袋への商品の入れ方渡し方を研究した。

これが大学でのバイトでの高評価に繋がる。

田舎として名高い富山県の中でも、

最後まで中学校は坊主を強制するような田舎町で、

父は何度もホームステイを受け入れた。

朝起きたら家にマレーシア人とブルネイ人がいたこともあった。

ブルネイが無税でとんでもなく裕福な国であることもその時知った。

アメリカ人のケビンとは庭で何度も1on1をやった。

日本という国に留学し、

ホームステイ先がど田舎の我が家だった彼らには申し訳ないが、

僕の人格を形成する上で、

ホストファミリーの経験は外せない。

父はことあるごとに地球儀を見せてくれた。

「陽〇はアメリカ、し〇んはフランス、

紘太はオーストラリアに行きなさい。」

未だになぜ僕がオーストラリアだったのかはなぞだけど、

中学2年にアメリカにホームステイをさせてくれて、

高校1年の時にオックスフォードに1ヶ月間短期留学させてもらった。

高校3年になる頃には、

早く東京に行きたくて、

早く世界中を飛びまわりたくて、

どこでもいいから東京の大学に行きたかった。

4月に大学に入学し、

バイトを2つ掛け持ちし、

9月にヨーロッパ一週バックパックの旅に出たことは必然で、

その後もバイトと海外旅行を繰り返した。

そこから起業を志すまでの流れも繋がっている。

自分もきっと昔からずっと変わっていないし、

父の教育方針や中山家の教育方針が無ければ、

今の自分の価値観は形成されていない。

何のために頑張り、

何のために働き、

人生を何の場ととらえるか。

そんなことだけを考えている訳ではないけれど、

目的を見失わないように、

それなりの時間を費やして考えてきた。

だからこそ、

手を抜くなんて考えられないし、

怠惰に生きることなどただのわがままだと思っている。

堀江さんの著書にもあるように、

自分自身もも能力が無いことが分かっているから組織を創る。

こんな自分に何かしらの可能性を感じてくれて、

集ってくれた仲間と共に、

大きなことを成し遂げたい。

数%は、

おじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらいたいからかもしれない。

数%は、

あの時の年末のように、

父親にアピールしたいからかもしれない。

色んな動機があると思うけど、

これからも自分に正直に、

素敵なことが起こることだけを信じて、

努力を続けていきたい。

幼い頃から夢を見ているように、

世界中の人たちと、

僕は繋がりたい。

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自信なんてないけれど、成功しか信じない。~第5期生内定式を終えて~

去る10月19日、

無事に、新卒第5期生の内定式を執り行うことができた。

前職レイス株式会社に同じく第5期生として入社させてもらい、

大学4年時の10月からインターンを始めた身としては、

ビジネスを始めて丸11年が経過したことを示すイベント。

色々反省は尽きないけれど、

まずは自分と同じ5期生を、

自分の会社で採用できることを心から感謝したい。

来春加入メンバーは7名。

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

元々は10名を目標に活動してきたけれど、

5つの組織運営方針の1つ、

“共鳴採用”に合致しない人はどんなに優秀でも採用しない

という方針に従った結果なので、

このメンバーと戦っていく。

既存メンバーも色々と感じてくれたようで、

組織全体に、

明らかに新たなエネルギーが注ぎ込まれた。

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

5期生のみんな、

改めて数々の選択肢を獲得しながら、

よくぞこんな無名なベンチャー企業を選んでくれたグッド!

共に我々の存在意義を達成し、

世界中で価値を創造し、

その過程で、

一人ひとりのハイブリッドライフも実現してもらいたい。

そして、昨日。

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

内定式からわずか1週間後にもかかわらず、

始まってしまった2015年度新卒採用

120名を超える大学3年生向けのイベントに参加し、

7分間計2回のプレゼンと、

面談やゲーム等を絡めて丸一日11時間を費やしてきた。

その中での座談会でのひとコマ。

学生から、

「中山社長のその自信はどこから来るんですか?」

という質問がはいる。

どういった場でも基本的には堂々と話すように心がけているが、

就職イベントという性質上いつも以上に気合が入るのと、

学生からすれば会社の経営者という特殊性から、

ものすごく自信に満ち満ちた人間のように見えるらしく、

よくこの手の質問を受ける。

そんな時の答えは決まっている。

「自信なんてないです。


我々が目指している組織の理想の状態は誰も見たこともないし、


ほとんどの経営者も体験もしていない。


だから不安しかないです。」

正直にこう答えている。

ただ、こうも付け加えている。

「でも、信じられるものがあるとすれば、


ヴァンテージマネジメントという組織に集ってくれている仲間です。


このメンバーとやってダメならしょうがないと思える仲間が、


こんな小さな会社に続々と集ってくれている。


不器用で下手くそで今は情熱くらいしかないけれど、


みんなで取り組んでいる方向は、


大きくは間違っていないという自信がある。


あとはスピードを上げるために何をすべきか。


この問いに向き合い続けるだけで、


僕たちは確実に存在意義の達成に向かっています。


目の黒いうちに間に合うかどうか、それだけが心配です。


我々は設立4ヶ月目の1期目から新卒採用をやっています。


志ある方を、


成長のエンジンになってもらえる方を、


我々は探し続けます。」

と。

端から壮大な目標を掲げているんだから、

出来ないことを悲観しても何も意味がない。

「どうやったら出来るか。」

「次はどう工夫するか。」

これらを考え続けて改善しつづける以外に道はない。

判断や改善の勝率が仮に5割を1厘でも超えられているなら、

成功しないはずがない。


成功しないはずがないのだから、

成功しか信じない。

あとはスピード。

新たな7名と共に、

ギアを上げていこう。

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ちょっと頑張れば手が届く夢なんてとっとと手に入れてしまえ

一期生M:「沖縄、行きたいんですよね・・・」

僕:「いや~、たしかに行きたいよね。じゃ、いこう!」

一期生M:「えっ」

僕:「いつにする。すぐ予約して!」

↓↓↓数日後↓↓↓

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

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1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

先週の金曜日のお昼から土日を使って、

石垣島に行かせて頂いた。

一昨日もメンバーとの食事の場で話したけれど、

僕は、

夢をどんどん叶えたり手に入れたりする人と、


いつまで経っても何にも手に入れられない人ととの決定的な差は、

ズバリ、

『予約力』


だと思っている。

夢を手に入れられない人は、

「休みが・・・」とか、

「お金が・・・」とか、

「今度○○が・・・」とか色々理由をつけて、

いつまで経っても予約しない。

ちょっと思い切ったり、何かを我慢すれば手に入る手近な夢は、

とにかく「予約」してとっとと手に入れてしまうべきだと思う。

手に入れると2つのことが起きる。

1つ目は、

「手に入れてみると案外大したことなかったな」という感想が芽生える。

2つ目は、

「もっと大きな次なる目標が生まれる」



この2つ目が大事。

手に入れて、「あ、こんなもんか」と感じて、次に行く。

そうすると次に順番待ちをしていた目標がむくむくっと顔を出し、

新しい自分の欲に自分自身が気付き、

その気付きが日常に刺激と張りを生む。

成功する人は、

そんな体験を重ねている気がする。

ちょっと変わった組織創りを標榜している我々は、

「仕事も遊びも全力」と言うよくあるスローガンを、

“ハイブリッドライフ”という表現で全力で実践しにいっている。

我々が目指すのは、

一言で言えば多くの人たちから『入りたい!』と思われる組織・風土創りであり、

そのためには、

特にこれからの時代、

不毛な拘束が少なく自由度が高い企業文化は必須だと思っている。

成果を出さないことがよくないのであって、

日中に仮眠したり、ポロシャツで提案書を作ったり、

箱根でメールの返信をしたりすることそのこと自体が良くないわけではない。

まだまだ文化の醸成には時間がかかるけれど、

そんなことをいい続けてきた結果、

平日にチームで温泉に行って決起会をやったり、

有給を取って海外旅行に出かけたりするメンバーが増えてきたことは嬉しい。

そういった企業文化の醸成に引き続き力を注ぐので、

メンバーにはどんどん手近な夢を手に入れてもらいたい。

そうやってメンバーの日常に刺激が溢れ、

組織が生き生きと躍動していく姿を、

もっともっと楽しみたい。

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オリンピック決定の報がもたらすもの

2020年、東京オリンピック開催が決定!!

これは本当にすごいことだと思うかお

安倍政権できっかけを掴んだ日本経済は、

本物の長期成長経済に化ける可能性が出てきた。

もの作りを中心に技術革新が劇的に進むだろうし、

海外からの投資も増えるだろう。

生活インフラの改善はもとより、

雇用は大幅に創出され、物が消費され、

東北復興にも、地方経済にも大いに波及効果を生むはずだ。

日本国民が失いかけている自信と誇りをを取り戻す、

またとないチャンスメラメラ

期限が決まった日本人は強いww

圧倒的な勤勉さで、

あらゆる目標を7年後に見据え、

あらゆる手段で達成してくるに違いない。

最終プレゼンの動画も1時間しっかり見たけれど、

見たことのない技術がお目見えし、

世界をあっと驚かせてくれると信じている。

いち国民として、いち東京民として、

モーレツな興奮を覚えると共に、

招致活動に際し、

血の滲むような努力をされて来られた方々に、

心からの感謝を申し上げたい。

お会いしたことはないけれど、

武田理事長、猪瀬知事、

本当にありがとうございますっ!!

今回の決定の報を受けて再認識したのは、

“空気”を創ることができるリーダーシップの重要性

フェイスブックを見ていても、

あらゆるニュースを見ていても、

今回の決定で確実に多くの国民がプラスのエネルギーを受け取り、

“何かが変わる”

“何かが動き出す”

気を感じた思う。

ネットの投稿なんかを見ていても、

「7年後までに○○するぞ」

「オリンピックの年は自分は○歳だから、それまでに・・・」

といった、

7年後の世界を見据えた投稿が目立っているし、

実際自分自身も、

7年後の自分の年齢、

会社の業暦を踏まえて、

「7年後の40歳までにどうありたいか」を今日一日ずっと考えていた。

このように“空気”を創ることで、

何百万人、何十万人もの人々に、

一瞬にしてポジティブな影響をもたらすことが出来るのは、

まさに「マネジメント」。

これぞ、「最高のリーダシップ」だと思う。

一人ひとりが掲げ直すその目標も、

そもそもオリンピック決定の報がなければ生まれなかっただろうし、

その目標自体の大きさも、

きっとオリンピック決定の報がない状態でつくった目標に比べれば、

大きくて野心的な目標になるはずだ。

早速、オリンピックの経済効果が

3兆円とも波及効果で100兆円超えとも言われているけど、

何せ日本は580兆円ものGDPを誇る大国。

僕は、

何百万人の国民が今日という日をきっかけに、

「オレも何か始めてみようかな」とか、

「やろうやろうと思って出来なかった○○をちょっと始めてみようかな」とか、

「7年後までに会社の売上を幾らにしてやる!」とかを考え、

企み、

明日からの経済活動に入っていくことで7年間でもたらされる影響は、

100兆どころではないのではないかと思っている。

日本が一気にパッと明るくなった気がする。

明日に期待し、

未来を楽しみに思えることほど幸せなことはない。

まだ同じ地球上で生活さえもままならない人たちが大勢いる中で、

このことにはもっともっと感謝し、

与えられた責任を果たして行かなければならないと思う。

ということで、

我々も7年後の目標を上げることにします!

スポンサー企業くらいになれるように、

やったりまっしゅクラッカー

(こちら、社内で流行らそうという動きがあるも、まだ・・・)

最後に、

『東京でもう一度オリンピックを!』と突然叫びだし、

この興奮の全てを演出したあの暴走老人様に

心からの御礼をお伝えしたい。

1日18時間会社創りに没頭する33歳経営者の日記

石原前都知事、

あなたの暴走がなければこうはなりませんでした!

みんなわかっていますよ。

ありがとうございます!

是非あと7年生きて、

開会式で暴走してください!

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スピードはクオリティだ~巧遅は拙速に如かず~

新卒でベンチャーに入り、

繰り返し言われ、

今も自社の行動規範にしている言葉がある。

それは、

『スピードはクオリティだ』

大好きな言葉だ。

今週の後半の出来事を2つ。

木曜日。

某セクションの進捗が芳しくなく、

(遅くに悪いなと思いつつ・・・)

当該セクションの2人のマネージャーに

「各KPIののQonQの比較、月次推移を調べ、

原因とギャップ理由等を本日中にリポートしてほしい」

とメール。

時間は確か19時ごろ。

オフィスを出る直前、

前職から常に一緒に仕事をしてきた別のマネージャーKに遭遇したので、

「そうだ!」と思いつき全く同じ依頼をしてみる。

結果、、、

古株Kからメールが届いたのは21時過ぎ。

別の作業中に依頼したので、

時間にして1時間半くらいだろうか。

内容は、

ギャップが大きい某項目の原因の分布が分からないものの、

知りたかったことは8割がた網羅されており、

ミスジャッジを誘発し得るを異常値には個別の説明も書き添えられている。

Kなりの分析もしっかりと書き添えられていたため、

22時過ぎにはi-Phoneで見ながら判断作業に入ることができた。

一方で、

2名の当該マネージャーがリポートを提出してきたのは翌朝。

過去の原因の部分に抜け漏れが多く、

遅くまで頑張ってくれたみたいだ。

内容は確かにKの資料以上。

非常に見やすく、

Kの資料にはなかった某項目の原因が、

詳細にパーセンテージで表現されていた。

2つの資料を見た僕は、

Kの資料をベースに一つの判断を下した。

別件で1日前の水曜日。

また別セクションの某チームのパフォーマンスが気になり、

そのセクションの3年目のマネージャーに、

「□□チームのコストパフォーマンスを日次でリポートして。

できれば○○~○○と比較してあるといいなー」

的な依頼を出す。

期限は敢えて書かない。

翌日木曜日、、、レスがない。

金曜日、、、待ちきれなかったので、

答えを待たずに自分で軽く調べ、

人員の再編成をその場で指示。

同時にそのマネージャーを呼び、

「仕事が遅すぎる。

なぜその指示を出されたのかを瞬時に考え、

6割でも5割でもいいから意見を出しなさい。

完璧でも遅ければ価値はない。

巧遅は拙速に如かずだ。

お互いストレスのない仕事をしよう。」

と指導し、

前述の2人のマネージャーと古株Kの対応の違いを説明した。

試すような指示ばかりをしている自分が嫌になる時もあるけれど、

判断力という“打率”を上げるべく、

徹底的に指導していくと決めて1年。

判断を求められる“打席”に立ち続けているマネージャーたちは、

着実にスキルを身に着けていると自負している。

もちろんお互いまだまだだが、

事象を目の前にした時に、

どの情報を抜き出し、利用し、判断すればいいか、

全てがトレードオフであることを前提に、

ジャッジするクセが付き始めている。

次はスピードだ。

5時間10時間かけても価値がないものは価値がない。

多少荒くても、多少雑でも、価値があるものは価値がある。

ビジネスはどこまでいっても結果であり、

結果=利潤とするのであれば、

結果が出せない組織は不幸になるだけ。

結果を出すにはスピードが要る。

スピードがあれば人よりも多めにやり直せる。

何度もメンバーに言い続ける。

スピードはクオリティだぜ。

ちんたらやってる余裕なんてないんだから、

拙速で行こうぜ!

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