捨てる技術

今日は、

M-1に真央ちゃんに亀田兄と、

年末らしい番組を食い入るように見た。

葉加瀬太郎さんの情熱大陸も良かったし、

本田圭佑選手の特集も興味深かった。

久々のテレビ漬けテレビ

その番組の中で本田選手が言っていた言葉に、

共感したのでメモっておく。

「一代で大きな事を成し遂げた人の本を読む。

彼らは貧乏を知っている。

そして、

シンプルに考えるコツを知っている。

なるほどと思った。

年末に改めてまとめるが、

2010年は、

自分のダメなところがはっきりと出てしまった1年となった。

特に後半。

こんなことを続けていては、

絶対に成功できないということがはっきりと分かった半年だった。

自分に足りないことの一つ。

それをキーワードで示すなら、

『捨てる技術』


とでもいうのだろうか。

言い方を変えるなら、

そもそも、

『受けない技術』

成功するためには、

情熱や想いも大切だと思うが、

単純に、

1年間、24時間×365日しかない中で、

日々繰り返す選択・意思決定が

どれだけ成功に向かっているかが大切だと思っている。

ビル・ゲイツ氏も、スティーブジョブス氏も、

岩崎弥太郎氏も、本田宗一郎氏も、

みんなみんな、自分と同じ時間しか与えられていない。

時代を考えれば、

もっともっと短い。

人生は、

言うなれば、

長ーい時間のセンター試験を受けているようなもの。

同じ条件のもとでの共通試験。

その試験の結果、

すなわち点数が、

人生を終えるときの満足度や、

功を為すことができたどうかの判断軸なのだと思う。

(事業で事を成した事業家ばかりを例に挙げたが、

断っておくと、

成功や幸せの定義は千差万別であり、

一人ひとりの“心の持ちよう”で決まると思っている。)

その点を考えれば、

『時間』ほど価値の高い物は無く、

日々の係わり合いの中で言うと、

成功のために必要なこと以外に、


時間を割く余裕など誰もが無いはずなのだ。

もしかしたら、

それによって多くの出逢いや仲間に恵まれてきたのかもしれないけど、

本質的に優先度が高くないことにも首をつっこんでしまい、

自分を良く見せようと、

それなりにしっかりとこなそうと努力してしまうところがある。

結果、少なくない時間がそこに割かれることになる。

要は、八方美人。

中途半端なのだ。

今まで出会った成功している経営者の中には、

PCのメールを一切見ない人が少なくない。

年配だからパソコンを使わないという人も中にはいるが、

聞けば、

「本当に重要なら電話かけてくるでしょ?」

の一言。

そういう人に限って、

こちらから電話をかけまくり、

電話で要件を済ませまくる。

シンプルで、早い。

それだけの理由により会社が成功しているわけではないが、

1日一緒にいるだけで、

事業の成功に必要なこと以外、

時間を割かないことに気付かされる。

そんなことを考えることが増え、

この12月、

意を決して幾つかのことを捨てた。

今自分がやらなければいけないことは、

お客様の期待に応えることと、

その結果としての当社の事業を成功へと近づけることだ。

クライアントに成功してもらい、

我々も成功する。

小さな当社を選んでくれた仲間の人生を充実させ、

そんな体験をできる仲間を増やす。

シンプルなことだ。

なまじ利益を出せるようになってくると、

すぐにいろんなことをやりたくなる。

苦しかった時期を取り返すように、

たくさん首を突っ込みたくなる。

経済的な制約も幾ばくか解放され、

気が大きくなって、

本当は本質的ではないことにさえも、

もっともらしい理由をつけて手を出してしまう。

そうして多くの会社や経営者はダメになる。

生意気なことを言うが、

そんな例を間近でたくさん見てきたのだ。

2011年の目標を、

30日と31日を使って決めようと思っている。

具体的なアクションプランはその時考えることにするが、

ベースの目標はすでに決まっている。

「その意思決定、その時間配分は、


本当に本質的に事業の成功のために必要なことか」


と、日々、1つ1つの選択の際に自分に問い続けること。

人生、

そんなに言うほど時間が無い。

もっと焦ろう。

成功するんだ。

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