一点突破と“依存度”分散

世はクリスマスイブキラキラ

こちとら営業の追い込み真っ盛り。

残り2営業日で、

2010年が終わってしまうのだ。

今日はアポが4件だったけど、

最後のアポとアポの間の時間が短くて、

クリスマスを楽しむカップルの間をダッシュするはめにマリオ

でも、それでいい。

今はとにかく足元全力。

強い顧客基盤を作ることが、今最も大切なテーマだから。

そんな日々の中で、

最近また考えることがある。

それは、

アーリーフェーズにある企業の、

事業ドメインの適正サイズ

について。

小さな会社を運営していると、

良くも悪くもリソースのコントロールがしやすい。

当たり前ながら、

人が少ないので指示したことが直ぐに実行される。

また我々のように前職からの繋がりが強いメンバーや、

どベンチャーを能動的に選んだメンバーが中心になっている組織は、

柔軟性も変化への対応力も高いため、

その点でも変化が激しい。

ネットが普及し、

情報の流通も早いため、

「うちでもこれやってみようか」

とか、

「これ今のウチのクライアントとの親和性高いよね」

とか、

よく議論に上がる。

その度に思う。

「いろんなことに手をつけて、


結局一つも成就せずにおかしくなるのではないか」



「いやいや、単一事業に依存してはダメだ。


いつ何時今利益を出させて頂いているサービスに代わる、


新たな手法が出てくるか分からない」



「でも、メンバーはみんな毎日遅くまでパツパツだし、


コロコロやることを変えてしまうと疲弊して、


かえってパフォーマンスが落ちるのでは・・・。」



「そんなことを言っていては、


いつまでたっても新しい事業は生まれない。


逆に、いつまでも変化が無くていいのだろうか。」

この繰り返し。

小さな会社の経営者と会って事業内容を聞いたときに、

「この会社、一体何の会社だろう??」

とか、

「いろいろ手を広げているけど、何がしたいんだろう??」

と感じたことがある人は少なくないはず。

自分自身も感じたことがある。

ただ、今なら理解ができる。

みんなもがいているのだ。

一方で、撤退も早い。

撤退というか、

「やっぱりやらない」も早い。

それでいいと思っている。

リズム的には、

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まずはやってみる。

感触を見る

その間に外的な条件や環境が変わる

もうちょっとお金をかけるかどうか再考する

かけるなら、(できる範囲で)めいっぱいシフトする

常に攻め続けるべきか撤退すべきか考える

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という感じ。

「ベンチャーは一点突破じゃなきゃダメだ」

という人もいる。それも分かる。

ただ、

身を置いている業界柄もあるが、

とにかく変化が早く、

"当たり前”がコロコロ変わる。

だから、

「リスク分散」をしておく必要もあるのだ。

いや、

「リスク分散」はちょっと違うな。

単一事業に対する依存度を下げておく必要性だ。

名づけて、

「依存度分散」


これだ。

無論、健全に勝つこと、

経済活動によって社会に価値を還元することを目的にするが、

もっと大切なのは、

負けないこと。

事業をやっていると大変なことはたくさんあるけれど、

一つ一つ一生懸命ぶつかって、

一つ一つ解決していくしか手は無い。

依存度分散作戦で、

もう一度2011年の計画を練り直そう。

よし、週末やろう。

そんなことを考えてるうちに、

22時半だ。

さぁ、ちょっとだけ、

クリスマス気分を味わいに行こうかな猪木手

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