成長に貪欲に向き合う

ここ最近、

この数ヶ月間考えてきたことが、

少しずつまとまり始めている。

正直、

甘えに甘えたこの3ヶ月。

1月から3月、

当社にとっての大きな課題を一つ超え、

なんとなく形らしきものが見え始めた。

そのせいで脳みそに少しスペースができたのか、

余裕ができたら考えようと思っていたことが、

むくむくと主張をはじめてきた。

「メンバーにとってもっといいオフィス環境で・・・」

「お給料をもっと上げたほうが幸せだろうな・・・」

「ノー残業デーを・・・・」

「評価制度をそろそろ、」

「○○手当てを導入しておもしろおかしく・・・」

昨年末までの苦しかった日々を忘れ、

“やさしさ”を履き違える、

自分の未熟なところだ。

もちろん、

会社の成長のステップに合わせ、

必要なことはある。

ただ、

メンバーが本能的に求めていることは、

「組織がもっと強く大きくなり、


1社でも一人でも多くのクライアントに対し、


期待値以上の価値を提供し、


その対価として頂いた利益を、


最大限に享受しあう事ができること。



それを目指すプロセスを、


最高の仲間と、


心を共鳴させ合いながら歩むこと。」

きっと、こういうことだと思う。

人は本能的に、

程度の差こそあれ成長願望があり、

“成長し続けるエネルギーの傍にいたい”


そういう生き物だと思っている。

潜在的な能力を徹底的に引き出し、

自信を持たせ、

成長実感のど真ん中におく。

それが、

経営者の本当の仕事であり、

本当の優しさなのだと、

何度も何度も自分に言い聞かせる。

利益が3億近く出ている知人の会社の経営者が言う。

「メンバー全員に危機感が足りません。

業績を全て開示しているから、

みんな勘違いし始めている。

このままだと潰れます。

このままだと絶対にだめなんです。

もっともっと努力し続けなくちゃいけないんです。

まずは売上100億円。

絶対にやりきります。」

1歳違いの彼は、

そう言って、

深夜でも土曜でも日曜日でも、

メンバーの誰よりも業務に没頭する。

最近お会いした27歳の経営者が言う。

「ゴールドマンサックスの友人が、

GSは1年間に4000時間働かないと

次のステップにいけないんだと教えてくれました。

土日に休むなら平日に16時間。

働き倒して、やっと次の世界がある。

東大卒とか京大卒の奴らがそんなことを平気で言う。

僕はそのとき、

今のままだと絶対に勝てないと思ったんです。

だから僕は、

自分で目標を決め、

狂ったように働ける会社に飛び込んで、

彼ら以上にやってやろうと決めたんです。

前々職でTOPを取り続けて転職を決め、

いわゆるブラック企業と呼ばれる会社を片っ端から受けました(笑)

11社中10社が即内定(笑)。

ほとんど全て1回の面接で内定をもらい、

その中で決めた前職で1年間で4700時間働きました。

たぶんその年に休んだのは4日間くらいです。

もちろんトップを取り続けました。

そして2年前に会社を作りました。

僕は、

13年後の40歳になるまでに、

社員数10000人にするんです。

本気です。

当社の全ての計画は、

そこから逆算して作っています。」

その会社は当社と同じ設立2期目、

従業員既に20名、

直近1年間で2.5億円以上の売上を目指すとのこと。

まだまだいる。

大胆な目標を掲げる野心的な武士たちが、

暑苦しいくらいに、

たくさんいるのだ。

いろんな意見があるだろう。

それもわかる。

個人的には、

それぞれに価値観があり、

誰がいいとか、

誰が悪いとか、

そんな話に興味は無い。

ただ感じるのは、

目標を定め、

成長を貪欲に欲し、

高みを目指すことを放棄しない姿を、

ここ最近の僕は、

少し引いてみるようにしてきた所がある。

「僕は僕だと」

それが、

「負け惜しみ」であることを知っていながら、

ずっと自分に言い訳をしてきた。

繰り返し思う。

「僕は、


これからどれだけの人たちを、


幸せにすることができるのだろう」

と。

小さな保身は捨てよう。

自分への言い訳はもう止めよう。

もっと高みを目指そう。

それが僕の責務であり、

きっと、

僕を選んでくれた仲間に、

僕を送り出してくれた人に、

期待されていることなのだ。

まずそこからきちんと認め、

向き合うことができたという意味では、

意義深い3ヶ月だったのかもしれない。

もう1回、

数値目標を置きなおす。

今なら作ることができる。

本来の自分のエネルギーによって到達すべき、

野心的な目標設定を。

6月が終わり、

7月になった。

20日には30歳になる。

30歳になることよりも、

20代でなくなることのほうが大きな意味を持つ。

もう、本当に、関係ない。

成長にこだわり、

成長を欲す。

高い目標を掲げ、

リスクをとり、

絶対にやりきる。

その中に失敗やトラブルもあるだろう。

それでも僕は、

自分の目標のために突き進む。

人生は一度きり。

まずは2010年7月。

変革の7月にする。

Pocket