インフラとコンテンツ

日曜日。

愛犬ぼんの散歩をしながら、

新サービスについて考える。



サービスのアプローチは様々あるが、

勝手な解釈を書くと、

大きくは、

「モノ作り」「サービス」

に大別され、

「サービス」は、

「リアル」「ネット」

に分けられると思っている。

その中の「ネット」は、

「インフラ」「コンテンツ」

に二分されるのかなと思う。

最近のソーシャルアプリもそう。

プラットフォームというインフラの上の、

コンテンツだ。

そうなるとどこを目指すか。

もちろん、

いわゆる“立法権(ルール決定権)”のあるインフラに惹かれるわけだが、

孫さんのような志のない輩は、

すぐに「それは無理だろう」となる。。。

(自分がそうだというつもりはない)

一方でコンテンツにもよさはある。

発表の場はどこであれ、

“おもろいもの”“便利なもの”“必要とされるもの”

を生み出し続ければ、

確実に生き残ることが出来る。

古くはモノ書きでも絵描きでも、

作曲家でもデザイナーでも

お笑い芸人でもアプリの開発業者でも、

ゼロからクリエイトできる人の居場所はなくならない。

それは常に必要とされているから。

インフラが、

テレビだろうがデパートの9階だろうが、

Facebookだろうがkindleだろうが、

何でもいいのだ。

彼らはTwitterが廃れれば次に行く。

次に“いける”のだ。

ただし、

“生み出し続けなくてはならない宿命”

だ。

コンテンツについて言うと、

『コンテンツっぽいコンテンツもどき』


は最も危険だ。

中途半端に利益が上がったりすると余計に危険。

遅かれ早かれ、

それは価値を持たなくなる。

持たなくなるというか、

特にwebサービスの場合、

結果的にゼロ円になる傾向が強い。

どこがどうだと論評するつもりは無いが

スケジューラーのグループウェアも、

乗り換え案内も、

絵文字でも壁紙でも占いでも、

稼げていた期間は恐ろしいくらい短い。

むしろ大怪我する前に、

「流行らなかったね」で終わる方が幸せかもしれない。

あと、

サービスを考える上ではずしてはいけないのが、

『営業力≒マーケティング力』




「多くの事業者がよいサービスを作れば売れる、

勝てると思っているが“実際はそうではない”」

とよく耳にする。

たしかに、

「あのサービスおもしろいのにね」

とか、

「絶対“くる”と思ってたけど、泣かず飛ばずだったね」

という声はよく聞く。

自分たちの強みを生かすという点では、

「サービス」×「営業力」


になると思っていて、

それらがかけ合わさって“強い”と思われている会社は、

パッとイメージする限り10社も無い。

(残念ながら、

今の当社には「マーケティング力」は皆無だ・・・)

可能であれば、

やはり、

「インフラ」×「営業力/マーケティング力」

でいきたいと考える。

と、

わかったような生意気な文章を書いてきたが、

我々は、

未だに他に誇れるサービスの開発には至っていない。

無論、

会社を創ってからというもの、

サービスの開発について考え続けてきた。

ご飯を食べているとき、

地下鉄に乗ったとき、

トイレにこもっているとき。

仲間と朝まで飲み倒しているとき、

参加したセミナーで内容がイマイチだったとき。

まおちゃんの演技の前の別の選手の演技を見ているとき。

山崎まさよしの「One more time, One more chance」並に、

ありとあらゆるシチュエーションで、

考え続けている。

会社を創ってから、

中国、タイ、ソウルと行ったが、

どこに行っても何かないかと考え続けた。

にもかかわらず、

はずかしい。

先日も、

購入したi-phone(インフラ)の便利さに感動し、

i-Tunes(コンテンツ)にお金を払いまくり、

インフラもコンテンツも、

両方有するアップルという会社の上で踊らされていることに気づき、

その心地よさに感動する。

改めてスティーブジョブス氏のすごさに圧倒され、

i-phoneが便利で安いと喧伝した結果、

衝動的にi-phoneに機種変更をした嫁を見ながら、

スティーブジョブスと交渉し、

販売価格や通話料金、キャンペーンを決めた

ソフトバンクの孫さんの戦略に戦意を失いそうになる。

彼らの術中にはまりまくりで、

段々笑えてくる。

チャイナモバイルというインフラに出資し、

中国最大のSNSも抑える孫さん、

官の手の中にある周波数より先の、

通信インフラを取りに行く姿勢にぶれは無い。

どうすればああなれるのか。

いや、

孫さんも初めは何も無いところからのスタートだった。

声の出る電子辞書を発明したことはコンテンツであり、

パソコンソフトメーカーの商品(コンテンツ)を、

上新電機のオーナーに交渉し、

壁一面にディスプレイして売りまくったのは、

まさに「営業力≒マーケティング力」

その時点ではインフラには程遠い。

きちんと原資を生み出す仕組みを作り、

時流を捉えられなくとも向き合い続け、

少しずつ精度を上げていくしかない。

そんなこんなで、

先日決めたことがある。

4月末までにこれまで考えてきた

何十ものアイディアの中から、

2つトライをすることを。

さぁ、どうなるか。

僕にも分かりません。

ただ、無い知恵しぼって考えてやりぬくのみ。

乞うご期待下さい猪木手

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